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インフレで黒田東彦日銀総裁「家計が値上げを受け入れ」と正当化


2022/06/16追記:
●インフレで黒田東彦日銀総裁「家計が値上げを受け入れ」と正当化 【NEW】
●国民困窮の中、黒田日銀総裁は5年前よりも年収が増えて3530万円 【NEW】
●「スーパーで物を買ったこともある」という程度の黒田日銀総裁 【NEW】
2019/01/24:
●リフレ派は宗教?黒田東彦日銀総裁「信じなければ物価上がらない」
2019/01/24:
●リアル利根川状態…黒田日銀、物価上昇率2%目標達成時期を削除
2020/10/23:
●物価目標達成時期の削除、リフレ派急先鋒の高橋洋一教授も批判
2013/6/20:
●黒田東彦日銀総裁、政府に口出し 財政再建・健全化を促す
2013/8/5:
●黒田東彦日銀総裁「消費増税でも経済成長」と古巣の財務省を応援 
2014/9/19:
●黒田東彦日銀総裁、消費税増税で安心・支出増加発言で馬鹿にされる
2013/12/4:
●黒田東彦日銀総裁 物価目標2%は遠い、でも自信。副作用はあるかも
●物価目標2%の達成実現は順調と言ったわずか10日前には…?
●官僚出身なのにまるで政治家のような発言
●金融緩和で副作用の可能性があると今頃言い出した黒田総裁
2017/05/28:
●黒田東彦日銀総裁「中国経済は日本より良く、政府もうまくやっている」



●インフレで黒田東彦日銀総裁「家計が値上げを受け入れ」と正当化

2022/06/16追記:物価上昇対策をやろうとすると、日銀は今までと方針転換する必要があります。逆に言うと、日銀はインフレ対策をとる気がないようです。リフレ派は金融緩和で円安になり物価上昇すれば日本に良くなると言ってきたため、全くうまくいかない現実を受け入れられず、意地になっている感じです。

 リフレ派のプライドのために国を崩壊させられては国民としてはたまらないのですが、現実を見ずに自説に固執している感じは、<日銀総裁「家計が値上げを受け入れている」発言に「世間知らず」「月給20万円で生活してみろ」と非難轟々>(22/6/6(月) 19:43配信 女性自身)の件で見えました。

<都内で開催された「共同通信きさらぎ会」の講演における日本銀行・黒田東彦総裁の発言が波紋を呼んでいる。各メディアによると、黒田総裁は日本経済が新型コロナウイルス禍から回復途上にあるということを理由に挙げ、「金融引き締めを行う状況には全くない」と述べたという。
 さらに、商品やサービスの値上げが相次いでいることに関連してこうコメントしたのだ。
「家計が値上げを受け入れている間に、良好なマクロ経済環境をできるだけ維持し、賃金の本格上昇につなげていけるかが当面のポイントだ」>
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7744efa2f41ed79b30c3b14023e742cdca882a7

 日銀総裁を任命して責任がある自民党政権はこの発言に逃げ腰。松野博一官房長官は「政府としてコメントは差し控える」と述べ、「逃げ回らずに論評しろよ」と日銀総裁発言、論評せず 「家計は値上げ受け入れ」―松野官房長官:時事ドットコムのコメント欄で批判されていました。ヤフーニュースコメント欄でも以下のような感じです。

花輪陽子 6/7(火) 10:59 シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)
新型コロナウィルスの影響で強制貯蓄ができたのは一部の恵まれた家計でしょう。月収20万円で生活をし、光熱費、ガソリン代、食費のやりくりをする場合、数%の影響は非常に大きく、赤字に転落している家計もあると考えられます。

<物価上昇2%の目標をここにきて達成できそうだからこう言っていると思う。(中略)もう彼も失敗続きだから、ここにきて成果を強調したいだけだと思う>
<この様なトチ狂った発言が出てくるのは、なぜか高支持率の岸田政権あっての話である様に思う。政権というものは決して甘やかしてはいけない…>
<この方にしても議員さんと呼ばれる方たちにしても、コロナ禍でも自分の収入は全然減らないから「強制貯蓄」なんて発想になるんだろうね。多くの一般国民はコロナ禍で経済活動が停滞し収入が減っている、ということをまったく考慮していない。一部の恵まれた人の環境前提で発想するから、一般国民の感覚と乖離してくるのだと思う>


●国民困窮の中、黒田日銀総裁は5年前よりも年収が増えて3530万円

 自民党の議長は「月100万しかもらってない」とアホなこと言っていましけど、日銀総裁って確か国会議員より給与高かったはず。そう思って検索してみると、<黒田日銀総裁は年収3530万円、5年前から18万円増!「家計は値上げ受け入れ」発言に庶民激怒>(2022/6/7(火) 13:30配信 日刊ゲンダイDIGITAL)という記事がヒットしました。

<日銀が公開している役職員の報酬・給与によると、黒田総裁の役員報酬は月額201万円、半期当たりの役員手当は558万8000円。年収はナント! 3530万円だ。
 ちなみに公開されている2017年と比べると、年収で18万円もアップしている>
https://news.yahoo.co.jp/articles/506a8f0b935e1dbdae8d9a5901aa2c5c36542b35

 なお、庶民が「物価高OKと思っている」から対策しない…がまずいのは、さらなら物価上昇を招く可能性があるため。記事ではそこらへんの説明がありました。円安で日本が良くなる…という幻想を捨てられず、円安がさらに進んでインフレがどんどん進む…という構図です。

<欧米の中央銀行が金融引き締めに動く中、黒田総裁は「金融引き締めを行う状況にはまったくない」(6日の講演会)と現在の異次元緩和を継続する姿勢を強調。これを受け、市場では日米の金利差が一段と拡大するとの見方が強まり、7日午前の東京外国為替市場の円相場は、日米金利差拡大で円売り・ドル買いが加速した海外市場の流れを引き継ぎ、約20年ぶりの円安水準となる1ドル=132円台前半に急落した。
 このまま金融緩和を継続し、欧米との金利差が拡大すれば円安がさらに加速するのは避けられない。庶民の家計がますます“火の車”に陥るのは子どもでも分かるだろう>


●「スーパーで物を買ったこともある」という程度の黒田日銀総裁

 この直前には、「スーパーで物を買ったこともあるが、基本的に家内がやっている」日銀・黒田総裁が答弁。物価高めぐる国会質問で | ハフポスト NEWS(2022年06月03日 竹下由佳)という記事も出ていたので、物価上昇の肌感覚もなさげ。まあ、ここらへんはあまり本質的な話ではありませんけどね。庶民派宰相などと持ち上げられた自民党の菅首相なんか全然よくありませんでしたし…。

<「スーパーに行って物を買ったこともありますけれども、基本的には家内がやっておりますので…」
6月3日午後の参議院予算委員会で、参考人として出席した日本銀行・黒田東彦総裁がこう答弁する場面があった。やりとりがあったのは、立憲民主党・白真勲参院議員が、食料品などさまざまなものの値上げが続く中、物価高をめぐる政府の対応について質問していた場面だった。
(中略)「最近食料品を買った際、以前と比べて価格が上がったと感じるものがあったのかどうか、ご自身がショッピングしたときの感覚、実感をお聞かせください」と尋ねた。
これに対し、黒田氏は「私自身、スーパーに行ってですね、物を買ったこともありますけれども、基本的には家内がやっておりますので、包括的にですね、物価の動向を直接買うことによって、感じているというほどではありません」と答弁>

 「スーパーで物を買ったこともある」という言い方からすると、買い物をすること自体が稀なのでしょう。「~したこともある」という言葉は、よく行う行動に対しては使わず、その行動が稀であることを強調するために使う言葉のため。まるで大金持ちの家のお坊ちゃんのようですね。

 ただ、本当の問題はこの後で、「目指しているのはあくまでも経済活動や賃金が改善する中で、物価も緩やかに上昇する好循環の形成だ」とした上で、「その実現のためには、やはり金融緩和によって賃金の上昇しやすいマクロ経済環境を作り出すことが重要である」と金融緩和を正当化していたことでしょう。

 なお、国民の方にも問題があります。ひとつ前の日刊ゲンダイ記事のヤフーニュースコメントでは、以下のようなものがありました。このポンコツ日銀総裁を選び続けてきた自民党を国民が支持し続けてきた…という現実があり、まず日本国民が変わらないと日本の窮状は変わっていかないでしょう。

<日本は不思議な国だと思う。長期の経済低迷、新型コロナウイルスへの対応、お友達企業による中抜き問題などについて、政府に対して怒りを感じている人がとても多いのに、昨年の衆院選では結局、自民党が絶対安定多数を単独で獲得した>


●リフレ派は宗教?黒田東彦日銀総裁「信じなければ物価上がらない」

2019/01/24:2018年6月の記者会見で、日本銀行の黒田東彦総裁は「総裁は今も2%の物価安定目標が達成できると信じていますか」という質問に対し、「信ぜよ、さらば救われん、と言うつもりはないが、信じなければ、物価も上がらないなと思う」と回答していたそうです。
(黒田日銀総裁「信ぜよ、さらば救われん」 会見やり取り:朝日新聞デジタル 2018年6月15日21時05分より)

 はてなブックマークでは、批判的な人気コメントの方が多く人気になっていました。

mechpencil 失敗したことを認めない限り責任を取る必要も生じないというのが安倍晋三一味の流儀
kmiura ついに精神論かー。「気合い入れればどうにかなる」とあんまかわんない。そうではなくひたすら再分配を強化すべし。格差が今の調子でさらに広がったらマジョリティはますます萎縮するだけだと思うよ。
fujitaweekend アベノミクスって博打でスったからもうあとは宗教として洗脳かけないと誰も残ってくれないもんな
sivad リフレカルト化してますな

 一方でこれらに反論するコメントも一つだけ人気に。

fromdusktildawn id:kimura これが精神論だと言うなら、大学の経済学の教科書も精神論ということになる。現代の経済学では物価上昇を決める大きな要因の一つが「物価上昇期待」なのだから。みんなが物価が上がると思わないと上がらない

 ただ、リフレ派は、国民にインフレ期待を持たせるだけで簡単に物価を上昇させられる、自分たちならできる、と吹いてきました。やはり問題があると言わざるを得ません。

oka_mailer 経済は感情で動くが、感情が意のままに動くことを期待するのは精神論。
ohisashiburi これ、他人の消費行動、期待インフレ率は金融政策とインフレ目標などの市場との対話で管理できるというのが売りだったひとの言うセリフです。

 リフレ派の学者らが科学的でないと言われるのは、成功したら自分たちの理論通り、失敗したら国民や企業が悪いと責任転嫁できてしまうためじゃないかとも思います。黒田総裁も日本だけが金融緩和政策をやめられない理由について聞かれて、「企業や国民が悪い」といった発言を記者会見でしていました。

「我が国独自の特殊要因として、やはり1998年から2013年まで15年続いたデフレと低成長が、一種のデフレマインドとして企業や家計に残っていることがある。そのため、中長期の予想物価上昇率がなかなか上がってこない。これは欧米にはない要素だと言えると思う」


●リアル利根川状態…黒田日銀、物価上昇率2%目標達成時期を削除

2019/01/24:日銀は、「物価上昇率2%」の目標達成時期について、これまで6度も達成期限を先延ばしにしてきました。2018年4月5月あたりの話なのですが、ついには達成期限を削除していました。これも「政治家」って感じですね。 展望リポートでは、物価上昇率の見通しは、18年度平均は1月時点の1・4%から1・3%に引き下げ、19年度は1・8%。ただ、現実の3月の物価上昇率(生鮮食品を除く)は0・9%にとどまっているとのこと。

 これらの情報は、はてなブックマーク - 「物価上昇2%」、達成時期の文言を削除 日銀決定会合:朝日新聞デジタル( 2018年4月27日 12時56分)からでした。この記事のはてなブックマークで一番気になったのは、以下のあたりのコメントです。

muchonov 最初から大幅未達、達成時期すら未定になった実効性0のインタゲにアナウンス効果があるわけない。もう旧ソ連のNEPや中国の大躍進と同じ、政治の都合で作る「計画のための計画」に堕しちゃった。どう畳むんだマジで。
symbioticworm 物価上昇への強いコミットメントに対する市場の期待がリフレーション政策の肝だと思うので、文言削除によって影響がどこまで出るかはわからないにせよ、一歩後退という印象は否めない。
e-domon 期限のない目標など,ないのと一緒。

 確かにリフレ派は、国民に物価が上がると期待させるだけで簡単に物価は上がると主張していて、その手段としてインフレターゲットの有効性を主張していました。達成時期がなくなると、彼らの言う期待の効果が低下してしまいます。意味不明でしょう。あと、はてなブックマークには、ネタにもされていました。漫画のようにひどい現実ですね。

silentliberater リアル利根川幸雄「達成する・・・!達成するが、今回その時期については削除した・・・! つまり・・・・我々がその気になれば達成は10年20年後ということも可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・!


●物価目標達成時期の削除、リフレ派急先鋒の高橋洋一教授も批判

2020/10/23:古い話になりますが、日銀が物価上昇率2%目標達成時期を削除したことは、リフレ派の急先鋒である高橋洋一教授からも批判されていました。日銀が物価目標達成時期を「削除」したのは説明責任の放棄だ | 高橋洋一の俗論を撃つ! | ダイヤモンド・オンライン(2018.5.17 5:00)という記事では、以下のように書かれています。

<黒田総裁は会見で「削除」の理由を「市場の一部に2%を達成する時期の見通しが達成期限であるかのような誤解があり、時期の変更が金融政策の変更と結びついていると思われるおそれがあったため」と説明した。
 だがこの説明には違和感がある。インフレ目標は、目標数字と達成時期がセットになって、中央銀行のコミットメントを明示するとされている。この意味から、見通しであって達成時期でなかったという日銀の説明はおかしい。インフレ目標を達成しない場合、説明責任が発生するわけだが、説明責任の放棄にもなりかねない>

 高橋洋一さんは、インフレ率が2%ぴたりとなっている必要はないとしているものの、2%目標上下1%に収まった比率は、この5年間(2013.4-18.3)で28%のみ。同じ期間で、FRB(米国連邦準備制度理事会)は72%、イングランド銀行は62%で、日本だけがダメダメなようです。

 なお、その前の主にリフレ派政策をとっていなかった時期の5年間(2008.4-13.3)では、日銀の「打率」は20%だったので、それよりは改善しているとして、高橋教授自体はリフレ派政策を評価。ただ、他がもっと高い数字(日本が20%だった期間は、FRBは53%、イングランド銀行は75%)の中で、20%と28%ならほとんど変わっていない誤差範囲で、政策が効いていないようにも見えますけどね。確か高橋洋一さんも過去には、インフレ目標導入で簡単に目標達成できるといった主張をしていたはずです。


●黒田東彦日銀総裁、政府に口出し 財政再建・健全化を促す

2013/6/20:高橋洋一さんは以前好きで結構読んでいましたが、党派性が強く偏っていることがわかり、最近は警戒しています。高橋洋一さんは財政再建について強く批判しています。ただ、高橋さんが悪く書かない黒田東彦日銀総裁も、実は財政再建を重視しているんですよ。ここらへんが党派性と書いたところで、結局、敵味方の論理の方が優先されているんですね。

<黒田氏は、日本の財政が立ちゆかなくなるという見方が広がって国債が売られ、金利が上昇する「悪い金利上昇」が起こることへの懸念も表明。「財政の持続性に対する懸念を生じさせないためにも、政府における財政構造改革に向けた取り組みを着実に進展させていくことが重要だ」と強調した>
(朝日新聞デジタル:黒田総裁、財政再建促す 金利上昇「銀行の耐性点検」 - 経済・マネー 2013年5月26日23時38分より)

 "増税して"とは言っていませんが、"財政再建の姿勢をみせないと国債の信認が失われて金利が急騰する"というシナリオは黒田東彦さんは保持しています。本来なら高橋洋一さんと衝突しているところでしょう。

 なお、黒田東彦さんは元財務官僚です。高橋洋一さんが最も批判しているような、財政再建=消費税増税を要求する財務官僚論理を抱えている可能性もあり、要注意です。

(2013/8/5追記:なんてことを書いていたら、本当にそういう感じになりました→この下に掲載した"黒田東彦日銀総裁「消費増税でも経済成長」と古巣の財務省を応援")


 ところで、黒田東彦さんの上記の発言ですが、検索してみると過去にも似たようなものがありました。
黒田東彦日銀総裁 : YIES : 調査研究本部 : 読売新聞
2013年4月12日(金) 黒田日銀総裁 2%インフレ目標 賃金も上昇 「物価のみ」批判に反論

◆財政健全化へ道筋明確に

 【政府への注文】  日銀が大規模な国債買い入れを行うと、「日銀が財政赤字の穴埋めをするのではないか」という心配を呼び起こす。

 内外の投資家から財政赤字の穴埋めと受けとられれば、長期金利が実態から乖離(かいり)して上昇する可能性がある。これは金融政策の効果を減殺するだけでなく、金融システムや経済全体に悪影響を及ぼしかねない。

 日銀による国債買い入れが財政赤字の穴埋めではないかという議論を呼び起こさないためにも、政府が今後の財政健全化に向けた道筋を明確にし、財政構造改革を着実にすすめることが極めて重要だ。
http://info.yomiuri.co.jp/yri/yies/yi20130412.htm

 読売新聞が「政府への注文」とまとめていますけど、これは政府への口出しです。

 実は白川方明前日銀総裁のときはこれをやると、すっごい批判が出ていました。
【メディアの嘘を見抜け】誤白川法皇さん、越権行為ですよ[桜H25/1/11]
公開日: 2013/01/11

デフレ脱却に本腰を入れている安倍内閣の要請に対し、日銀側は「政府への逆注文」を持­ち出して抵抗しているという。行政機関の一部門に過ぎない日銀が、行政府の長に対して­注文を付けるなどおかしな話であるし、ではその結果に政治的責任を持つ気が在るのかと­言えばそうでもないらしい。自らの「独立性」を拡大解釈し続けてきた日銀の勘違いにつ­いて、ガノタ上念が、ガンダムネタで御説明申し上げます。


評価の高いコメント

johnnycache81

国家反逆罪で処刑してください。

Kouichi Yasuda

まず、白川を総裁にしたのは、日本人に悪意のある卑怯者嘘つき反­日在日韓国人朝鮮人支配売国民主党だ。
(引用者注:実際には白川方明さんを総裁にしたのは自民党政権です。その前に2人不同意となったためというのもありますが、別の人を推すこともできました。実際、海外では不同意の2人でも白川方明さんでもない別の人を待望する声が強かったです)

移民ですらない在日を日本から叩きださない限り、奴らに日本を滅­ぼされる。

彼らは、悪魔の心を持ったゴミ屑民族である。
http://www.youtube.com/watch?v=zgVfxM1B0yg&list=UU_39VhpzPZyOVrXUeWv04Zg

 白川さんは批判するけど黒田さんは批判しないということになっていて、ここらへんも単なる党派性による批判であり、一貫した考えというものはないですね。


●黒田東彦日銀総裁「消費増税でも経済成長」と古巣の財務省を応援 

2013/8/5:ほら見たことかという発言。

 高橋洋一嘉悦大学教授は金融緩和強硬派で安倍晋三さんも支持のため、これまで黒田東彦日銀総裁をベタ褒めしてきました。その高橋洋一さんは消費税増税に関しては否定的で、これに関しては自民党の一部にも賛同していません。

 ここで問題となるのは財務省出身の黒田東彦さん。それを言ったら、高橋洋一さんだって官僚出身なのですが、この方は元から反官僚的な官僚でした。

 黒田東彦さんに関しては私はイマイチ確信を持てず、"黒田東彦日銀総裁、政府に口出し 財政再建・健全化を促す"(前半で掲載)で、

"高橋洋一さんが最も批判しているような、財政再建=消費税増税を要求する財務官僚論理を抱えている可能性もあり、要注意です"

 と書いたのですが、案の定そうでした。
朝日新聞デジタル:黒田日銀総裁が消費増税で財務省サポート、緩和効果の確保で - ロイターニュース
2013年7月29日18時32分 (ロイターニュース 竹本 能文 編集;田巻 一彦)

 [東京 29日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁が29日都内での講演で、来年4月の消費増税を計画通り実施しても、景気への影響は軽微との認識を示した。

 増税をめぐり安倍晋三首相周辺と財務省など政府内での見解の相違が表面化しつつあるが、この日の発言は古巣の財務省の主張を結果的に支援したかたちだ。

 黒田総裁は29日に開かれた「内外情勢調査会」で講演。金融緩和の効果を高めるためにも政府による財政の信認確保が重要と強調。日銀の国債買入れが財政ファイナンス(穴埋め)と受け取られれば「長期金利が上昇し、異次元緩和の効果も失われる可能性がある」との懸念を示した。

 講演後の質疑応答では、政府が予定通り2014年4月に3%、15年10月に2%の計5%の消費増税を行っても「日本経済の潜在成長率を上回る成長を遂げる見通しだ」「成長が大きく損なわれることはない」と答えた。

 黒田日銀が4月に巨額の国債買入れを伴う異次元緩和を打ち出した際、政府が消費増税など財政再建を進めるのを前提としていた。

 また、通貨の信認を守る立場の日銀総裁が財政再建の重要性を強調するのは自然。ただ、このように細かく政府の消費増税計画に関連して言及するのは珍しい。黒田氏は財務省主税局出身で、来春の3%増税をめぐり守勢に立っているかに見える財務省の主張に理解を示す見解を表明した、とみる関係者もいる。
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR201307290112.html

 私は大雑把に官僚 VS 学者で政権内に争いがあると何度か書いていましたけど、朝日新聞でも以下のように。
 安倍首相の経済ブレーンである浜田宏一、本田悦朗両内閣官房参与は、7月に入り増税が景気に水を差す可能性がある場合は、毎年1%ずつの増税を実施するべきと提案。安倍首相も複数の増税案について、経済への影響を検証するよう指示するなど、規定路線である来春3%増税がやや流動的となる兆しが出ている。

 同じ官僚出身ですが、高橋洋一嘉悦大学教授は学者サイドでした。(本田悦朗内閣官房参与も大蔵省出身)

 そして、今回の件で黒田東彦総裁ははっきりと官僚サイドに立っていることがわかりました。


 高橋洋一さんは以下のような反応。
高橋洋一(嘉悦大)認証済みアカウント ‏@YoichiTakahashi
???←時事ドットコム:量的緩和は順調=消費増税、成長損なわず-内外情勢調査会で講演-黒田日銀総裁 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201307/2013072900361&g=eco …
2013年7月29日 - 9:21
https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/361884104318398464

高橋洋一(嘉悦大)認証済みアカウント ‏@YoichiTakahashi
消費増税しないと、日本の信認ガーは理解しにくい。 消費増税なしで経済成長させたほうが、日本の信認が高まる。消費増税すると経済成長が落ちるか、落ち込みを防ごうと無茶な財政支出で財政悪化したら、そのときこそ日本の信認が落ちると思うが
2013年7月29日 - 9:36
https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/361887859965296642

 「信認」について話しているものの、それは時事ドットコムには書かれていません。直接黒田日銀総裁を批判してはいない中途半端な態度です。

 同じリフレ派なので悪く言いたくないってのがあるんでしょうが、いい加減目を覚ました方が良いです。


(2013/9/6追記:どんどん発言が露骨に。

黒田総裁:消費増税の先送りけん制 集中点検会合で 毎日新聞 2013年09月05日 07時26分
 日銀の黒田東彦総裁が8月30日に開かれた政府の消費増税を巡る「集中点検会合」で、「財政への信認が失われれば、政府も日銀も対応が困難になる」などとし、来年4月に予定通り消費税率を8%に引き上げることを支持する考えを示していたことが4日、分かった。黒田総裁は最近の記者会見や毎日新聞のインタビューでも同様の発言をしているが、政府の集中点検会合の場で消費増税支持を鮮明にすることで、増税先送り論を強くけん制したとみられる。
 政府関係者によると黒田総裁は、首相官邸で開かれた30日の会合で、消費増税によって消費が減退し景気が腰折れした場合、財政出動や日銀の追加緩和で対応する余地があると説明した。その上で消費増税を先送りした場合、市場で財政不信が高まり、国債価格が急落するリスクを指摘。その場合「財政の信認が失われ、政府の財政支出が困難となり、日銀も対応しにくくなる可能性がある」と主張した。【工藤昭久】
http://mainichi.jp/select/news/20130905k0000e020185000c.html)


●黒田東彦日銀総裁、消費税増税で安心・支出増加発言で馬鹿にされる

2014/9/19:今になって始まった話ではなく、黒田東彦日銀総裁はもともと変なこと言っていた気がしますけどね。黒田総裁が消費増税は新たな下振れ要因でない、必要なら政策調整=日銀総裁 | Reuters(2014年 09月 16日 16:03)で取り上げられていた発言のせいで、馬鹿にされていました。問題の部分は以下です。
消費増税と物価上昇に伴う実質所得の減少が、個人消費に与える影響に関し「消費税率引き上げに伴う影響と本来の物価上昇とを区別して考えることが重要」と強調。このうち消費増税については「以前から予定されていたものであり、新たな下振れ要因が生じているわけではない」とし、むしろ消費増税が財政や社会保障制度の持続性に対する信認を高め、「家計の支出行動に対するマイナスの影響をある程度減殺する力も働く」と述べた。

 「むしろ消費増税が財政や社会保障制度の持続性に対する信認を高め」の部分はわかりやすいですね。消費税増税によって財政健全化が進められて、将来も安心ですよというもの。財務省のこれまでの主張に沿ったものです。

 黒田総裁はリフレ派の意向に従ったやり方を認め、リフレ派に手放しで褒められていました。しかし、そのリフレ派も消費税増税の問題で梯子を外されました。黒田総裁の本質は、元財務官僚という部分にあるためです。

 「むしろ消費増税が~」の部分はこの理解で良いと思うのですが、ちょっと難しいのは後半部分の「家計の支出行動に対するマイナスの影響をある程度減殺する力も働く」です。こちらは元官僚らしい持って回った言い方をして、伝わりづらいです。

 黒田東彦総裁を「馬鹿だ、こいつ」と判断していた方たちは、この部分を「消費税増税は家計の支出にむしろプラスに動く」という風に解釈していました。私は?と言うと、違う受け取り方もできないかな?と悩んだものの、やはりそちらの解釈で良い気がします。

 「マイナスの影響をある程度減殺」なので、「物価上昇による家計の支出への影響はマイナスが大きいが、消費税増税による安心効果である程度プラスになる」ってことですものね。


 では、この記事に対する皆さんのツッコミをはてなブックマークから。
netcraft
消費増税で「先行き大丈夫なんだろうか…」と不安マインドを持った人々が世に溢れているんですけど…。 2014/09/17

akawi
“むしろ消費増税が財政や社会保障制度の持続性に対する信認を高め、「家計の支出行動に対するマイナスの影響をある程度減殺する力も働く”ねーよ 2014/09/16

mizukemuri
『むしろ消費増税が財政や社会保障制度の持続性に対する信認を高め、「家計の支出行動に対するマイナスの影響をある程度減殺する力も働く」』▼HAHAHAHA誰だ黒田ならマトモだといったやつ 2014/09/17

arrack
「むしろ消費増税が財政や社会保障制度の持続性に対する信認を高め、「家計の支出行動に対するマイナスの影響をある程度減殺する力も働く」」その風が吹けば的な財務省理論言のか。所詮黒田も財務省OBということか 2014/09/17

 上は全部人気コメント。不人気コメントも見ましたが、特に擁護も見当たらないので紹介せず。

 次にはてなブックマーク - 痛いニュース(ノ∀`) : 日銀・黒田総裁「消費税を増税すれば、国民は将来の社会福祉に安心し、むしろお金を使うようになる」 - ライブドアブログも見ます。私が最初別の解釈もできないか?と警戒したのは、こうやってまとめサイトが取り上げていたネタのためです。
zmoi
「法人税を増税すれば、企業は将来の成長戦略に安心し、むしろ人件費を増やすようになる」はよ 2014/09/17

rig
年金も70から支給検討とか言ってるのにどう安心しろと 2014/09/1

Yoshitada
この国では、これまでに消費増税を何度かやってるんだが、この国のどこにそんな消費者がいたんだ? 2014/09/16

amateur2010
この人が言うレベルで社会保障に安心を見出すためには今後ますます消費税が上げねばならず、国民は増税を意識してさらに貯金に励み、経済規模はどんどん縮小しそうにしか思えないんだが。 2014/09/17

kotobukitaisha
これまで、増税前と増税後で将来に対する安心感がX%増えたというアンケートがあります、みたいなデータを持ってきてから言えよ。会社だったら「はあ?」って言われて即却下なんだが。 2014/09/17

 こっちの不人気コメントは毛色の違うものもありました。私が冒頭で書いた解釈の問題ですね。

"これ、どこに書いてあるの? タイトルはまとめサイトが勝手につけたものだし。 「消費税を増税すれば、国民は将来の社会福祉に安心し、むしろお金を使うようになる」"

"だいたいこんな意味の事を言ってはいるが、このタイトルの通りに発言したわけじゃないんだよね。"

 あと、ここであった"増税すると景気が良くなるって民主党もいってた、同じところが言わせてるんだろ"を見て、あっ!と思いました。そういや何かそんな話がありましたね。

 検索すると、菅直人首相のときかな? 今回の増税も批判している高橋洋一さんの菅直人首相「第三の道」政策では経済成長も円安もムリ 「増税すると景気がよくなる」を検証する | 現代ビジネス [講談社](2010年06月07日)にそれらしき話があります。大体、以下の様な話。

"菅氏のいう「増税しても使い方を間違わなければ景気は良くなる」という話は、ケインズ・タイプの「均衡乗数」(増税して公共投資をしても経済効果がある)が背景"であり、理論上は可能。しかし、「おカネの使い方を間違わなければ」という条件は、官僚を御しきる必要があるので難しく、結局不可能。

 今回の黒田総裁の発言とはだいぶ違う感じですけど、同じようなレベルなんですかね?


●黒田東彦日銀総裁 物価目標2%は遠い、でも自信。副作用はあるかも

2013/12/4:「黒田東彦日銀総裁 物価目標2%は遠い、でも自信。副作用はあるかも」というタイトルには3つの話を入れています。

1.物価目標2%への道は遠いこと。
2.物価目標2%の達成に自信があること。
3.金融緩和で副作用の可能性があること。

 「2.物価目標2%の達成に自信があること」は、黒田東彦日銀総裁の言葉であることに違和感はないでしょう。

 では、1と3は黒田東彦総裁に敵対する勢力の言葉なのか?と言うと、そうではありません。実はこの2つも黒田東彦総裁自身の言葉です。いわゆる二重人格か何かか?と思われるかもしれませんけど、実際そういう発言が報道されていますので、1つ1つ見て行きましょう。

 まずは一番問題ない「2.物価目標2%の達成に自信があること」から。これが最新です。
2%物価目標「修正のつもりない」 黒田日銀総裁 2013/12/2 20:42 日経新聞

 日銀の黒田東彦総裁は2日、名古屋市内で記者会見し、「2年程度で2%」の達成を目指す物価目標について「修正する必要もないし、そのつもりもない」と強調した。日銀の政策委員の一部から目標を緩める必要性に言及する声が上がっているものの、目標達成へ改めて自信を示した。(中略)

 黒田総裁は2%目標は中央銀行の国際標準となっており、2年程度で目指すのは「合理的で適切な目標だ」と説明。記者会見に先立つ講演でも、シナリオ実現へ「道筋を順調にたどっている」と強調した。

 黒田総裁は講演で物価上昇率が2%程度で安定するのに必要な時点まで、積極緩和を続ける姿勢も改めて強調した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS02027_S3A201C1PP8000/

●物価目標2%の達成実現は順調と言ったわずか10日前には…?

 誰が見たって物価目標2%は困難なのですが、上記のように黒田東彦総裁は強気です。順調だと言い切っています。ところが、この発言のわずか10日前に黒田総裁自身がこう言っていました。
物価目標2%達成までの道遠い、必要なら躊躇なく調整=日銀総裁 | Reuters
2013年 11月 22日 13:36

[東京 22日 ロイター] -日銀の黒田東彦総裁は22日の衆議院財務金融委員会で、2%の物価安定目標達成への道はまだ遠いと指摘、現時点で追加的政策をとる考えはないが、今後見通しに変化が生じて2%達成に必要なら、ちゅうちょなく調整を行うとの方針を示した。(中略)

2%の物価安定目標までにはまだ道は遠いとし、「上下双方向のリスクが潜在的にあり得る。特に海外経済は現時点で今後緩やか回復するとみているが、状況を十分注視していきたい」と述べた。(竹本能文、石田仁志 編集:山川薫)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9AL03R20131122

 これが「1.物価目標2%への道は遠いこと」です。なぜこれで10日後に順調と言えてしまうのか?という話です。

 ただ、それでも一応整合性をとれていると強弁できなくもないのは、このときも「2%達成は可能」と強気だったことです。
黒田総裁は現時点の経済状況に関して「実質金利が低下する下で民間需要が刺激され、生産・所得・支出の前向きの循環メカニズムが働き、経済は緩やかに回復している」と指摘。物価もエネルギーだけでなく、景気回復の下で上昇品目の広がりを伴いながらプラス幅を拡大するなど、「量的・質的緩和を導入した際に考えていた日本経済の経路をたどっている」と明言した。その上で「内需が堅調ななか、外需も緩やかに増加し、2015年度までに物価目標の2%を達成する可能性が高い」と指摘した。(中略)

物価上昇については「一本調子ではなく、振れを伴いながら上昇する」との見通しを示し、期待物価上昇率について「全体として徐々に高まっているが、2%に達しているわけではない」と述べた。

●官僚出身なのにまるで政治家のような発言

 黒田東彦総裁は官僚出身者であり、日銀総裁というのも政治家ではないのですが、政治家的ですね。中央銀行総裁は市場に対してメッセージを発せねばならないですし、インフレターゲット論的にもこういう手法を取らざるを得ないというのもわかるものの、どうも政治的に引くに引けないから言っているという印象を受けてしまいます。

 物価目標2%をより困難にしているだろうと思うのは、来年の消費税増税です。増税分の3%は除いて計算しますので、実質的には5%上げなくてはいけないということです。

 消費税増税というだけで財布の紐は固くなるので、小売やメーカーは値上げに消極的になると予想されますが、総裁は「消費増税でも経済成長」と古巣の財務省を応援していましたからね。

 まあ、私なんかより総裁の言っていることの方が確からしいに決まっている…んですけど、正直理解できません。(ちなみにリフレ派の多くは消費税増税延期を求めていたました。私はこちらの意見の方に一貫性を感じます)


●金融緩和で副作用の可能性があると今頃言い出した黒田総裁

 最後。一番気になるのが「3.金融緩和で副作用の可能性があること」の話。発言時期は前述の2つの発言の間の時期です。
大金融緩和で副作用起こす可能性 日銀総裁、「想定外の現象」も
(2013年11月25日午後6時14分) 福井新聞

日銀の黒田東彦総裁は25日、東京都内でフランス銀行(中央銀行)のノワイエ総裁と対談し、4月に導入した前例のない大規模な金融緩和の影響について「副作用や、これまでには考えなかったような不確実な現象を起こす可能性がある」との認識を示した。

 副作用の中身は「量的緩和が行われた国の間でも、まだ議論の最中」として明言を避けたが、「どのようなものであっても克服しなければいけない」と強調した。
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/economics/776825.html

 副作用の危険性は昔から言われていて、だから反対されていたのです。それを今頃になって言われても…。

 副作用の中身も実質的に「わからない」と言っているだけですし、「考えなかったような不確実な現象」の方はそのまま文字通り「わからない」ってことです。

 この発言だと、とりあえず「副作用」や「考えなかったような不確実な現象」が起きてから考えるといった感じですね。そんなこと言われたら不安になりますわ…。


●黒田東彦日銀総裁「中国経済は日本より良く、政府もうまくやっている」

2017/05/28:米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版の記事を引用した、2017年5月26日の参考消息では、日本と中国の経済を比較をしています。「中国経済がかつての日本のバブル崩壊と同じ道をたどるのでは」との懸念があることについて、「日本の状況は中国よりもはるかに深刻だ」という内容です。

 アメリカの経済学者なのか中国の経済学者なのかわからなかったのですが、"一部の経済学者から「中国は日本と同じ運命をたどり、債務による経済の繁栄は数年に及ぶ低迷と停滞という代価を生む」との見方が出ていることを伝える一方、「いくつかの指標から見ると、日本の状況は中国よりもひどい」と分析した"そうです。

 ただ、予測されていた中国・韓国経済の崩壊 日本の未来も人口動態でわかるでやっているように、国の経済成長は人口動態の影響が強いです。停滞し始めたばかりの中国が、だいぶ前から停滞している日本より良いのは当然だと感じました。

 それよりおもしろいと思ったのが、日銀の黒田東彦総裁が今の中国政府は過去の日本よりうまくやっていると褒めていたことでした。

「80年代後期、日本はすでに高度に発展した経済国になっていたが、経済成長率は6.5%に遠く及ばず、人口もほぼ停滞状態だった。今の中国では人口がなおも増えており、都市化も進み続けている。中国政府は今、高い経済成長の維持を求める一方で、ハードランディングを避けるという絶妙なバランス術を実行していて、今のところそれがとてもうまくいっている」

 この反日野郎!ってな発言。ただ、考えてみると、リフレ派は「当時の日銀の対応が日本を悪くした。俺たちならもっとうまくやった」という考え方なので、不思議ない発言かもしれません。

 まあ、今の日本を見てわかるように、実際にはリフレ派も全くうまくやれていないんですが…。


【本文中でリンクした投稿】
  ■予測されていた中国・韓国経済の崩壊 日本の未来も人口動態でわかる

【その他関連投稿】
  ■リフレ派もアベノミクス失敗認める 黒田東彦日銀総裁・高橋洋一嘉悦大学教授が言及
  ■経歴詐称疑惑の櫻井眞(桜井真)日銀審議委員、無名で謎の人物とされていた
  ■岩田規久男氏は辞任すべきだった?リフレ派の山形浩生氏が批判
  ■ビジネス・仕事・就活・経済についての投稿まとめ

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