冒頭に追記
2022/02/09追記:
●教授は依然としてわいせつ行為を否定か?大学が認否明らかにせず 【NEW】
●教授は依然としてわいせつ行為を否定か?大学が認否明らかにせず
2022/02/09追記:続報がありました。
わいせつ教授を懲戒解雇 筑波大、研究室で胸触る | 共同通信(2022/2/9 12:23)によると、筑波大は2022年2月9日、<女子学生にわいせつ行為をしたとして逮捕、起訴された生命環境系教授大沢良被告(62)を懲戒解雇したと発表した>そうです。
筑波大は、大沢良教授は2021年4~9月にかけ、自身の研究室で女子学生の胸を触るなど、複数回わいせつな行為をしたとも説明。懲戒解雇処分をしたということは、大学側はこうしたわいせつ行為が実際にあったと判断しているようです。ただ、大沢良教授側は大学側と認識が異なるのではないか?と感じました。
というのも、一方で、<大学は大沢被告への聞き取り内容に関しては「捜査に影響がある」とし、事実関係の認否を明らかにしていない>との記述があったため。理由は捜査への影響とされていますが、大沢良教授側が全面的に認めていた場合は「認めている」と言っても問題なさげな感じ。なので、否定しているのではないかと思われます。
●大澤良・筑波大学教授は否定 女子学生の胸複数回触り逮捕
2021/12/08:
筑波大教授、20代女性の胸など触った疑いで逮捕 大学内で複数回か:朝日新聞デジタル(2021年12月7日)によると、大学内で20代の女子学生の胸などを触ったとして、茨城県警が、大沢良(61)筑波大学生命環境系教授を強制わいせつ容疑で逮捕。2021年4月から9月にかけて複数回、女子学生の胸などを無理やり触った疑いがあるそうです。
ただ、小見出しのタイトルにしたように、逮捕された大沢良・筑波大学教授が否定していることに注意。「強制的にわいせつな行為をしたという認識はない」と容疑を否認しているそうです。合意があったという主張でしょうかね。決めつけで有罪や無罪を言っちゃう人が多いのですけど、可能性としては両方あり得ますのでご注意ください。
なお、筑波大の副学長は「教員としての立場を利用したと思わざるを得ないと認識している」という見方。また、<女子学生から9月28日、大学のハラスメント相談センターに「胸などを触られた」と申告があり、大沢容疑者を呼び出して、女子学生と連絡を取らないように指示していたという。その後、11月18日に女子学生がつくば署に相談に訪れていた>という経緯の説明もありました。
●学部長クラスである「系長」で約300人の教員らを束ねる大物
大澤良・筑波大学教授の専門は今世界で注目のゲノム編集。他大学では「学部長」にあたる生命環境系の「系長」を2021年4月から務め、約300人の教員らを束ねる立場だったとのことでかなりの大物ですね。
大澤 良(オオサワ リヨウ; Ohsawa, Ryo) | TRIOSでは,以下のような経歴・受賞歴情報がありました。
学歴
-- 1983 東京農工大学 農学部 農学科 卒業
-- 1987 筑波大学 農学研究科 育種 修了
取得学位
1987-03 農学博士 筑波大学
職歴
1989 -- 1990 日本学術振興会 特別研究員
1990 -- 1992 科学技術庁 科学技術 特別研究員
1993 -- 1998 農林水産省 北陸農業試験場 主任研究官
1998-10 -- 2010-03 筑波大学 農林学系 助教授
2010-04 -- 2011-09 筑波大学 大学院生命環境科学研究科 教授
2011-10 -- (現在) 筑波大学 生命環境系 教授
2013-04 -- 2016-03 日本学術振興会 学術システム研究センター 農学専門調査班 専門研究員
2018-04 -- 2018-12 OECDバイオテクノロジー規制監督の調和に関する作業グループ 副座長
2020-04 -- (現在) 日本学術振興会 学術システム研究センター農学・環境専門調査班 主任研究員
2020-09 -- 2022-03 科学技術振興機構 創発的研究支援事業アドバイザー
2021-04 -- (現在) 筑波大学 生命環境 系長
受賞
2013-03 日本育種学会論文賞
2012-03 日本育種学会論文賞
2007-03 日本生態学会優秀ポスター賞
2006-03 日本生態学会最優秀ポスター賞
2005-07 北陸作物学会賞
2005-03 日本生態学会優秀ポスター賞
1995 日本育種学会奨励賞
●大沢(おおさわ)が「おおさわり」?アマゾンでは早速皮肉るコメ
単著ではなく共著ですが、
新しい植物育種技術を理解しようという書籍がありました。アマゾンでは早速皮肉る荒らしコメントみたいなのがついていますね。
<おぉさわり先生の長年の育種技術を紹介している本。植物だけでなく、人を好みに育てていくことにも熱心な先生。耕す対象は何でもありとは恐れ入った。先生にとっては人材育成のつもりなのかもしれないが、特に女性研究者の立場は理解して欲しいと思った。同年代の娘がいる親として、少し気になった>
ただ、書籍自体はもちろん真面目な内容であり、事件が起きる前までのレビューでは好評だったもの。<読みやすく、良く纏まった本だと思う。仕事のレビューをするときの確かめ等に使えるので重宝する>、<これからの新しいバイテクを用いた育種技術の概要が理解できると思います>などのレビューが載っていました。
●内閣府・首相官邸支援のプロジェクトでマネージャーとして活躍
2021/12/17追記:研究関連の話を少し補足。大澤良・筑波大学教授の名前で検索すると、
2050年、食料リスクのない農業生産技術開発の方向性探る 筑波大など呼び掛け(2021年10月28日 ニュースつくば)というページが出てきました。「作物サイバー強靭化コンソーシアム」というプロジェクトのマネージャーであったようです。やはり「大物」といった感じです。
<2050年に向け、増加する世界人口を賄う農業生産技術はどの方向に進むべきなのかー。技術開発の方向性を探るオンラインシンポジウム「2050年、食料リスクのない豊かな社会を目指して」が、筑波大学(つくば市天王台)が代表機関を務める「作物サイバー強靭化コンソーシアム」の呼び掛けで22日、開催された。
プロジェクトマネージャーを務める同大生命環境系の大澤良教授は「2050年、世界人口は97億人に達し、現在の1.7倍の食料が必要とされる(中略)」とし、「食料生産に対する研究者としての我々の責任・方向性は、科学技術によって豊かな生活を保障することだと思う」と話した>
オンラインシンポジウムは内閣府のムーンショット型農林水産研究開発事業として開催されたもの。内閣府のサイトによると、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議および首相官邸の健康・医療戦略推進本部が決定した野心的な目標(ムーンショット目標)に基づき、研究開発を推進するものだそうです。
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