●「人の役に立ちたかったから生まれてきた」と話す子供たち…
2014/10/3:
胎内記憶と「天使のほほえみ」と有村治子大臣 胎児は母親を選ぶは、叩かれるんじゃないかなぁ…と思いつつ書いた話でした。でも、今回はもっと怒られそうな「胎内記憶を子供が話す理由」を推測する話をやります。
この話は前回も使った
生まれる前に雲の上でどのママにするか選んでた記憶持つ子も- NEWSポストセブン(2014年8月24日07時00分)で出ていたもの。胎内記憶を子供が話す理由、"覚えている"理由というのは、この記事からだけでも何となく想像できたんですよ。ヒントになるのは、以下のような部分です。
「“生まれる前は雲の上にいて、どのママにするか、お友達と眺めていた。やさしそうなママだったから選んできた”といったもので、ほかにも、“神様や天使のような存在に守られていた”、“きょうだいと出会った”などがあげられます。いずれの場合も、必ず語られるのは、子供が母親を選んで生まれてきているということです」(産婦人科医の池川明 この話は正確には「胎内記憶」ではなく「中間生記憶」とのこと)
(「なぜ生まれてきたの?」という問いに)「ほとんどの子が、“人の役に立ちたかったから”と言うのです。人の役に立ちたいというのも、この場合、まずは母親を指すことが多いようです。それは、“ママが悲しそうだったからママに笑ってもらいたかった”という言葉で表されることもあります」
●胎内記憶を子供が話す理由は母親の期待に応えたいからではないか
これらを見ると、胎内記憶を子供が話す理由は、母親の期待に応えたいからではないかと感じました。これは母親の役に立ちたいから生まれてきた…という池川先生のお言葉そのままの意味じゃないですよ。「母親の役に立ちたいから」と答えると母親が喜ぶだろうなと空気を読んだ…という意味で、母親の期待に応えて喜びそうな話をしたという意味です。
こう考えたのは別の子供の胎内記憶に関する話を読んだせいでもあります。この子の場合は結果的には、母親の期待に沿うような回答はなりせんでした。この子が最初に答えたのは「暗かった」とか「気持よかった」とか、母親の体の中を想像したまんまの回答。さっきのものでも“神様や天使のような存在に守られていた”なんかはこの系統ですね。
しかし、もう少し詳しくと繰り返し聞いてみると、子供はふざけたことばっかり言ってまともに答えてくれません。これは母親の期待に沿っていない回答ということになるのですが、実はこの子は普段こういうふざけた対応で母親を喜ばしている子でした。このケースは普段と違うことを母親が求めていたので期待はずれだったものの、普段だったら理想的な回答だったんです。
●子供たちは自分の感情と他人の感情とをきちんと区別できない?
これに加えて幼児の頃は自分と他人の区別がまだ曖昧な状態であり、自分の感情と他人の感情とをきちんと区別できないという説を聞いたことがあったというのもあります。
一見他人の感情を自分の感情として捉えられると言ってしまうと何だか美しいようですが、この時期に自他の区別がつけられるようにならないと、大きくなってから困ることになるとされていました。子供を無理やり親の理想通りに行動するようにしつけると、将来弊害が出てくる…という話です。
ただ、これは本当にちゃんとした裏付けがある話なのか不明。前々から調べようと思っていて、まだやっていません。今ざっと検索するとそれっぽい話はたくさん出てくるのですが、きちんと研究されて証明されたものかどうかは確証持てませんでした。また今度時間作って調べますね。
(
イヤイヤ期(第一次反抗期)の重要性 接し方を間違うと将来障害にも?で書きました)
ということで、最後の話ははっきりしませんし、何だか脱線気味になりましたが、無理やり話を戻すと、胎内記憶というのは子供が母親を喜ばせようとしてした話…とするだけでもある程度説明できるのでは?というのが今回の趣旨でした。
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