2014/10/12:
●おんせん県名乗る大分県に温泉抱える他県が批判、特許庁も却下
●おんせん県はどこ?正真正銘の温泉県は大分県でなく中国にあった!
●日本の中国の有名な温泉地 中国・四国人気ランキング1位は?
2019/11/20:
●おんせん県アピールは逆効果だった?大分県が魅力低下で反省の弁
●おんせん県名乗る大分県に温泉抱える他県が批判、特許庁も却下
2014/10/12:
地域ブランド・魅力のある都道府県ランキング2014年 連続最下位の県とは?では、大分県が「おんせん県」と名乗って宣伝して、他の温泉地のある県から不興を買ったという話をしました。
でも、大分県は
おんせん県って世界に言っちゃいましたけん!|日本一のおんせん県おおいた♨味力も満載といったページを作っており、全く懲りていない感じですね。探してみると、おんせん県のロゴを扱った商品も見つかります。
経緯をよく覚えていませんでしたが、
「おんせん県おおいた」商標登録へ 観光キャッチフレーズ :日本経済新聞(2013/10/7 21:42)によると、2012年10月に「おんせん県」の商標登録を出願したところ、温泉を抱える他県が反発。さらに特許庁は「『おんせん県』はすでに広く利用されている」として却下しています。
ただ、「おんせん県おおいた」として湯おけのロゴマークとともに出願し直し、今度は特許庁から登録を認められたということのようです。行儀の良い悪いは別として、テクニカル的なところでは既にクリアしていました。
●おんせん県はどこ?正真正銘の温泉県は大分県でなく中国にあった!
ところで、この問題についてWikipediaで検索したときに、正真正銘で問題のない温泉県が大分県の前に既に存在していたことを初めて知りました。この温泉県は中国にあります。中国って言っても中国地方じゃないですよ、中華人民共和国の方の中国です。
Wikipediaによると、温泉県(おんせんけん)は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区ボルタラ・モンゴル自治州に位置する県。他に情報はありませんが、
ボルタラ・モンゴル自治州にはもう少し記載があります。
こちらによれば、昔はスキタイ人の遊牧地だったものの、その後何度も遊牧民が変わっています。現在は35の民族が居住し、モンゴル族が自治民族です。ただ、総人口42.43万人の中で少数民族人口は約33%を占めるとありますので、漢民族の方がかなり多いのかもしれません。
●日本の中国の有名な温泉地 中国・四国人気ランキング1位は?
いわゆる見切り発車で書き始めたので書くことがありません。じゃあ…ということで、日本の中国地方の温泉地について。ただ、ここは有名な温泉地が少ないかもしれません。
中国・四国_人気温泉地ランキング-じゃらんnetというのを見てみると、1位は四国にとられてしまっています。というか、私は1位の道後温泉しか聞いたことがありませんでした。
1位 道後温泉(愛媛)
2位 玉造温泉(島根)
3位 三朝温泉(鳥取)
4位 皆生温泉(鳥取)
5位 大歩危・祖谷周辺の温泉(徳島)
6位 湯原温泉郷(岡山)
7位 湯田温泉(山口)
8位 こんぴら温泉郷(香川)
9位 長門湯本温泉(山口)
10位 湯郷温泉(岡山)
1位の道後温泉は有名ですよね。温泉の素も売っています。
上記の温泉の素は何気なく検索して見つけたものですが、"道後温泉は、日本書紀にも登場する日本最古の温泉です"という売り文句が見えました。そんな歴史ある温泉だとは!
Wikipediaによると、"古名を「にきたつ」(煮える湯の津の意)といい、万葉集巻一に見える"とのこと。また、"この周辺が温泉郡(湯郡)と呼ばれていた"のも、"この温泉にちなむ地名"だったそうです。他に、"夏目漱石の小説『坊つちやん』(1905年)にも描かれ、愛媛県の代表的な観光地となっている"という売りもありました。
話があちこちに飛んだ挙句、最後はなぜかどうこじつけても「おんせん県」の話題と全く繋がらない、愛媛県道後温泉の宣伝になってしまいました。
●おんせん県アピールは逆効果だった?大分県が魅力低下で反省の弁
2019/11/20:「おんせん県」で何か追加しようと思ったのですけど、検索して出てくるのは宣伝色の強い話ばかりでした。そんな中で唯一違う感じだったのは、
大分)「おんせん県」の魅力低迷? 順位落とし23位に:朝日新聞デジタル(平塚学 2018年11月22日03時00分)という記事です。
ブランド総合研究所が全国の自治体の魅力度を評価する「地域ブランド調査2018」。大分県は47都道府県のうち23位で、前年の21位から順位を下げ、過去最高だった16年の15位から大幅に後退しています。良かった時期もあるんですね。
大分は14年が22位、15年32位と低迷した後、16年は過去最高の15位まで上げたのですが、17年は21位、今年は23位と伸び悩んでいる状態。県はこれについて、「温泉以外の多様な魅力を発信することが肝心」としていたとのことでした。
有料部分を読んでいないので細かいところはわからないのですが、温泉を強調しすぎたせいで結果的に他の魅力が低下したという分析なんですかね。他県に配慮しない強引な手法はともかく、絞り込んだ上で一番の強みをアピールしたこと自体は良いやり方だったと思ったのですけど…。
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