2018/05/23:
まるで日本?アリは監視社会 裏切り者はリンチの上、卵を破壊
働きアリの仕事がより重要で雄が不要なとき
人間でも小さな集団の方が同調圧力強い?
●まるで日本?アリは監視社会 裏切り者はリンチの上、卵を破壊
2018/05/23:普段保守派っぽい意見を書いている人が「日本のようだ」という感想を漏らしていたのですけど、互いに協力しあって仲良く暮らしているイメージが強いアリ社会というのは、実際は相互に監視しあい、役割に反する行動を取った裏切り者を厳しく罰する監視社会なのだそうです。
よく知られているように、産卵を担当するのは女王アリだけ。ところが、産卵してしまう働きアリもいるんだそうな。この時点で全然知らなかった話で驚きです。
そして、ここで「監視」という話が出てきます。産卵する働きアリは、アリ社会のルールを破る裏切り者です。働きアリ同士は互いに行動を監視していて、こうしたおきて破りの裏切り者を見つけると、集団で襲いかかって産卵を妨害したり、卵を奪って食べ破壊したりしてしまうというのです。
(
【びっくりサイエンス】実は恐ろしいアリ社会 裏切り者の卵は破壊 働きアリが相互監視 - 産経ニュース 2018.4.28 11:00(科学部 伊藤壽一郎)より)
●働きアリの仕事がより重要で雄が不要なとき
ただ、アリ社会でのこうした働きは、種の存続の上で重要だったと考えられます。関西学院大などの研究チームの実験では、個体数が少ない未成熟な集団ほどこうした「取り締まり」が厳しいことを確認。集団が小さいほど、勝手な行動が全体に与える影響が大きくなるためだと考えられます。
初期段階の集団では、働きアリを増やすことによって女王アリが産む幼虫を育てる能力を充実させたり、餌の供給力を向上させたりすることが一番大切です。働きアリがその大事な仕事をせずに産卵してしまうと、そこから生まれる幼虫を育てることに労力を奪われ、餌を捕る力が低下してしまいます。
また、働きアリが産む雄は女王アリと交尾して幼虫を増やすことはできるものの、餌を捕るなどの労働力にはならないため、この段階の集団には不利益な存在になるとみられます。一方で、数が増えて成熟した集団ならこの雄も、女王アリと交尾して子孫を増やす際に重要になってきます。なので、あまり殺されなくなるようです。
●人間でも小さな集団の方が同調圧力強い?
はてなブックマークでは、「人間でも小さな集団の方が同調圧力強いしなー 」(wrss)というコメントなどが人気になっていました。
でも、どうなんでしょうね? 思い込みかもしれませんので、調査研究で比較したものをみたいです。
あとは「うまい!」と思ったコメントを紹介して終わりにします。
cj3029412 壁に耳アリ・障子に目アリ・裏切り者には死アリのみ
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