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安倍首相の日本版DARPA革新的研究開発推進プログラムに批判、ニセ科学に大量税金投入のため


2018/05/22:
●安倍首相が作った日本版DARPA「ImPACT」がすごいらしい…
2010/8/27:
●平賀源内記念研究所は日本版DARPA?ユニークな研究の支援構想
●平賀源内記念研究所への反応は批判だらけだった…
●平賀源内記念研究所はもっと良い形にできる
2019/12/03:
●安倍首相の日本版DARPA革新的研究開発推進プログラムに批判


●安倍首相が作った日本版DARPA「ImPACT」がすごいらしい…

2018/05/22:アメリカのDARPAはおもしろい研究が多く、アメリカでトンデモ研究連発のDARPA 神話の武器みたいな兵器開発プロジェクトで紹介しています。このDARPAのことを、「デュアルユースを目的とした研究を担っている」と説明する世界を一変させる技術も?安倍首相が目指す日本版「DARPA」 | Smart FLASH[光文社週刊誌]スマフラ/スマートフラッシュ(2017.01.09)という記事がありました。

 デュアルユースというのは、軍事用にも民生用にも使える技術のこと。安倍政権は、このデュアルユースに力を入れており、防衛省の「安全保障技術研究推進制度」に対し、総額110億円規模の助成を予算案に盛り込んだそうです。前年が6億円だからおよそ18倍という入れ込みようです。

 記事では、安倍首相は日本版DARPAともいえる「革新的研究開発推進プログラム」(ImPACT)も始動させたとも書いていました。ただ、タイトルになっていた「世界を一変させる技術も?」に該当する部分を探してもうまく見つからず。アメリカのDRAPAのことを言っているのかもしれません。だとすれば、誤解しちゃうようなタイトルですね。日本版のすごさは説明がなく、何一つわかりませんでした。

 また、記事では触れていないものの、私がDARPAをおもしろいと評価している理由は、一見空想的と思えるような変わった研究に投資していることであり、みんなが普通に必要だよね!と思ってる研究への投資ではありません。記事ではそこらへんの話も強調されていませんでした。

 …といった感じでこの話を紹介したのは、過去に民主党政権時代に検討されて立ち消えになった平賀源内記念研究所の投稿を、処理しておきたかったため。この構想はたいへん不評だったのですけど、日本版のDARPAとしておもしろいと思ったんですよ。


●平賀源内記念研究所は日本版DARPA?ユニークな研究の支援構想

2010/8/27:[民主党]「平賀源内研究所」構想 国がタイムマシン助成? 2010年08月19日 毎日新聞によると、民主党の文部科学部会が、タイムマシンなど実現不可能とされる研究や常識にとらわれない研究に投じる「平賀源内記念研究所(仮称)」という科学研究拠点の創設を提言したそうです。

 国内外から50人程度の「異才、奇人」を集め、自由に研究してもらうとのこと。この原資は、受け取り手が現れないまま有効期限を迎えた宝くじの「時効当せん金」の一部を活用するほか、新たに「科学宝くじ」を創設して年間10億円程度を調達するというのも変わっています。

 これを読んでパッと思いついたのは、アメリカの「DARPA(ダーパ)」です。このDARPAは以前アメリカでトンデモ研究連発のDARPA 神話の武器みたいな兵器開発プロジェクトで紹介しています。「空を飛ぶ車」、テレパシー技術「サイレント・トーク」、幼虫を偵察に使う「虫のサイボーグ」、「稲妻の制御」など、固定観念に囚われない自由度の高い研究への投資を重視しており、似ているところがあります。

 一方で、「平賀源内記念研究所」と「DARPA」は異なる点もあり、「DARPA」は軍関係の研究であったり、拠点を持たずに企業や大学の研究施設で研究してもらったりしています。

 
●平賀源内記念研究所への反応は批判だらけだった…

 この毎日新聞の記事について書かれた反主流の研究大歓迎な平賀源内記念研究所 (仮称) 、提言される 2010年08月23日というスラッシュドットの記事があり、ここの読者は科学技術に強い印象なのでDARPAを連想した人いないかな?と思い探しましたが皆無。

 そして、このスラッシュドットの記事自体がそうなのですが、コメントは全般に批判的なものでした。ただ変な方向での批判もあって、「平賀源内って反主流だったの?」なんかはそういうもの。平賀源内が反主流であるから研究所の名前に採用したとは毎日新聞には全く書かれていません。

 それから、スラッシュドットでは「(毎日新聞の)記事によると、欧米では著名な偉人の名を冠した研究所等が多い (ドイツのマックス・プランク研とか ?) とされているが、国外での源内の著名度については不明」とツッコミを入れていますが、元記事は「欧米では研究機関に偉人の名を付けることが多い」のみで「国外で有名な」といった話もありません。

 しかし、それ以外にもツッコミどころはあるようで、平賀源内はエレキテルを発明したのではなく欧米からの輸入物の修理復元をしたものだそうで、これはチーム主査の首藤信彦衆院議員 (元東海大教授) が勘違いしているようです。

 そういうわけでこのスラッシュドットの作者が批判的だったせいか、コメントは総じて批判的でした。しかし、以前見たDARPAへの反応はそうでもなかったのです。この違いはいったい何なのでしょう? DARPAへの反応はスラッシュドットとは違いますから単純に比較するのは無茶なのですが、この反応の違いは興味深く思いました。


●平賀源内記念研究所はもっと良い形にできる

 なお、DARPAは拠点を持たないという点が平賀源内記念研究所と異なっています。拠点を持たないというのは支出を抑えることができる良い方法なのではないかと思います。いわゆる箱物を作って終わりという形にならないので、DARPAのやり方の方が良いと思います。

 また、平賀源内記念研究所では具体的な話がわかりませんが、DARPAが軍や議会の干渉を受けずに意思決定できる点も、良いところだと感じています。これもアメリカがどういうやり方をしているのか学んで、参考にした方が良いでしょう。

 平賀源内記念研究所が実現するかというのは、まだまだわかりません(2018/05/22追記:結局実現せず)。しかし、こういったお金の使い道が一度決まってしまうと、わざわざ事業仕分けをしなくちゃいけないことでもわかるようになかなか廃止されないものです。ですから、将来民主党が下野した後もこの組織は残っていくのではないかと思います。

 今の民主党はなかなか信用できなくてこの組織自体期待できないと皆さん思うかもしれませんが、そのときは非民主党政権が忘れずにこれを有意義なものに変えて行けばそれで良いんじゃないかと思いました。発想自体は良さそうです。

 いずれにしろ非主流的で投資されにくい隙間分野への応援も必要だと思いますし、DARPAが「インターネット」のような歴史的な発明に関わっているのも事実です。日本でもなんかすごい技術が生まれないかなとワクワクしつつ、今日はここで終わりにします。


●安倍首相の日本版DARPA革新的研究開発推進プログラムに批判

2019/12/03:以上のように書いていましたが、自民党の方がよっぽどダメだったのかも。冒頭に書いた、安倍首相が力を入れたという内閣府の大型研究プロジェクト「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」が、ニセ科学をやっていたことが判明して、批判を浴びています。科学的ではない手法の研究をしていたのです。

 研究費不足の中、日本政府と明治のニセ科学研究に多額の税金投入で書いているように、日本中の研究室が研究費不足に陥っている中での、わけのわからん研究に大量の資金投入という形になりました。余計悪いです。

 また、これは私がDARPAに最も魅力を感じていたユニークな研究というわけでもありません。チョコレートを食べると頭が良くなる…ということで、ある意味ユニークではあるものの、資金を集めづらい研究ではないため。別にわざわざ政府がお金を出さなくても、普通に食品会社がお金を出してやるようなものでしょう。

 なぜ企業自身でお金を出せるのか?と言うと、宣伝にできるため。実際、明治は以前もそういう宣伝研究でニセ科学をやっていました。こうした宣伝になるという理由から、この研究は、政府による一部企業の優遇問題とも見れます。右派、特に安倍政権では、こういう癒着的な問題が多いですね。

 なお、平賀源内記念研究所のときにも、永久機関のような非科学的なトンデモ研究にお金が費やされてしまうのでは?という批判が出ていました。この批判については、空想的研究を支援するがために起こりがちなことだと私も同意します。なので、アメリカではどうやっているか?がやはり気になるところでした。

 ただ、日本版DARPAはそれ以前の問題で、トンデモなだけでなく、ユニークでもなくて、さらに特定企業への優遇という最低な税金の使い方になってしまいました。どうして日本だとこうなってしまうのでしょう…。


【本文中でリンクした投稿】
  ■研究費不足の中、日本政府と明治のニセ科学研究に多額の税金投入
  ■アメリカでトンデモ研究連発のDARPA 神話の武器みたいな兵器開発プロジェクト

【関連投稿】
  ■日本の科学研究レベル低下、ネイチャーも指摘 中国・韓国・ドイツの逆を行く日本の政策
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  ■石油合成が胡散臭いと評判、元京大の今中忠行立命館大教授の経歴
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  ■科学・疑似科学についての投稿まとめ

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