(いつでもいいのでストックしていたものですが、「日本赤軍の城崎容疑者逮捕へ」というニュースが流れたので便乗して投稿)
新左翼について書こうと思ってブログ内を見てみたら、以前にも
山本太郎支援の中核派とは?革マル派との内ゲバで一般人殺害やテロ事件を起こした新左翼を書いていましたね。
とりあえず、
Wikipediaによると、"第二次世界大戦後の1960年代に、欧米や日本などの先進国において、急進的な革命を志向し、主に大学生や大学院生や青年労働者から構成された左翼的な政治運動や政治勢力のこと"という説明。
特徴としてはまず"旧来の共産党や社会民主主義政党について、権力にしがみつき戦わない左翼である既成左翼として批判"していること。右も左もどんどん端に行って過激化し、やたらと周りを叩くようになるのですが、普通の左翼(議会政治左翼)すら敵なのです。
そして、もう一つの特徴はもう書いちゃいましたが、過激化。"自らは戦闘的左翼または革命的左翼であるして、急進的な革命を志向し過激な直接行動に出た"ようです。最初のリンクの中核派も人殺しです。
また、同じページでは、基本的イデオロギーとしては二本柱であるとしていました。
●反パターナリズムに基づく反共産党、反スターリン主義
●マイノリティー擁護(民族問題、男女差別問題など)
ただし、反共産党、反スターリン主義の方は、以下で置き換わる場合もあるようです。
●アナキズム(プルードン主義、バクーニン主義、クロポトキン主義、アナルコ・サンディカリスム)、マルクス主義(トロツキズム)、毛沢東主義など
では、日本の新左翼はどんなものだったのでしょう? 主なものをコピペして載せようと
日本の新左翼のWikipediaを見ましたが、数が多すぎるのでやめました。ここでは有名なんじゃないの?ってのを少しだけピックアップ。
■革共同系
●革命的共産主義者同盟全国委員会(1962-、中核派、2007- 中核派(中央派・前進派・安田派))
山本太郎支援の中核派とは?革マル派との内ゲバで一般人殺害やテロ事件を起こした新左翼で書いた中核派です。警察官及び一般人を多数殺害したテロリスト集団。
●日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(1962-、革マル派)
上記の中核派と争っていたのがこの革マル派。
Wikipediaによると、中核派のような"反体制運動と連帯し、理屈を抜きに街頭で機動隊と衝突するなど、テロ・ゲリラ等の直接行動"は重視しないそうです。
ただそのせいで、"1960年代の街頭闘争や全共闘運動などからは距離を置き、成田空港建設反対闘争からも排除され、他の新左翼系過激派集団の多くと敵対関係にある"とのこと。
また、"中核派等との内ゲバ(過激派同士で対立するグループのメンバーを襲撃して殺傷する行為)事件を繰り返し、双方に多数の死傷者を出してきた"なので、やはり相手は殺しているようです。
■共産同系
●共産主義者同盟赤軍派(1969-、赤軍派) - (よど号グループ)
1970年によど号ハイジャック事件を起こし、朝鮮民主主義人民共和国に亡命した赤軍派グループが有名。
●連合赤軍(1971-1972、赤軍派と日本共産党(革命左派)神奈川県委員会が合流)
粛清で仲間を集団リンチ、大量に仲間を殺したり、人質をとって篭城したりしたあさま山荘事件で有名。
●日本赤軍(1971-2001)
1970年代から1980年代にかけて多数の無差別テロ事件(日本赤軍事件)を起こした。2001年に解散するまで、アメリカ合衆国国務省の国際テロリズム対策室に「国際テロ組織」と認定されていた。
他にも物騒なことをやっているのはありますが、私がよく覚えていたところだけ。そもそもの定義が暴力的ですので、ロクなものじゃないよなという顔ぶれです。(ただし、現在はおとなしくしていますので、昔のことばかり強調するなという批判が新左翼の方から来るかも)
あと、Wikipediaでおもしろかったのは、「新左翼からの転向」の項目ですね。うちでも何度か書いていますが、Wikipediaでも"左翼から右翼へ転向する者は古今東西に存在するが、日本の新左翼にも共産主義を放棄して、新保守派へ転向する者が存在する"として、転向者の存在を指摘しています。基本、極端なところから極端なところへ行くんですね、こういう人たちは…。どちらにせよ、ロクでもないことに変わりありません。
具体例としては、マルクス主義青年同盟→民主統一同盟、著名人では猪瀬直樹、テリー伊藤、山内昌之などと書かれていました。さらに"「行動する保守」の提唱者である西村修平は毛沢東の支持者であった"という話もありました。
また、他には環境保護や宗教へ行く人たちも。
新左翼運動から環境主義運動へ軸足を移す者も多い、いわゆる赤から緑へと言う傾向である。共産主義者同盟(ブント)の戦旗日向派は市民団体のブントへと改称し、共産主義を放棄し環境保護NGOを名乗っている。共労党プロレタリア革命派は、自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ・蒼生と名称変更後、緑の党結党の中心的役割を果たした。消費者運動を経て、生活者ネットワークなど中道主義的党派を結成し議会に進出している潮流もある。
また、一部はヒッピー運動やポストモダン思想、ニューエイジ思想、スローライフ運動などの影響を受け、自己啓発セミナーやオカルト・スピリチュアリズム界にも進出した。このことがヤマギシ会やオウム真理教などを台頭させる土壌作りを果たすことにもなったと見る向きもある(詳細については日本原住民論、反日亡国論を参照)。ちなみに、過去に中核派、第四インターと二つのセクトを渡り歩き、現在は政治評論などを行っている新左翼活動家である村岡到は、ヤマギシ会を称賛する書籍を書いている。また、ジャーナリストの斉藤貴男によると、1970年前後には、革命運動に傾倒し、挫折した全共闘の学生が「最後のユートピア」を求め、ヤマギシ会に大量に流入したという。
オウム真理教に肯定的な発言をして批判された学者の中沢新一さんの運動団体「グリーンアクティブ」は、上記の緑の党とも協力関係にあるそうです。中沢新一さんは宗教と環境保護、両方をかじっている左翼系の方なわけで、ここらへんの相似性はおもしろいと思います。
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