マッサン絡みでもう一つ書こうとブックマークしていた
NHK朝ドラの主人公「マッサン」は なぜ本場じゃない日本で高品質ウイスキーを作れたか|ダイヤモンド・オンライン(2014年10月23日 樋口直哉 [小説家・料理人])でしたが、個人的にはあまりおもしろくなかったので結局使わないことに…。
ただ、ここで気になったのが、以下の部分。
"今年はNHKの朝ドラの主人公がニッカウヰスキー(以下、ニッカ)の創業者、竹鶴政孝とその妻リタがモデルなので酒造メーカーは売上を伸ばすため、このところ盛んにPRしていますね。今のところ目立っているのはPR上手なサントリーのような気がします"
ニッカウヰスキー創業者マッサンこと竹鶴政孝 サントリーと決別で書いたようにもともとサントリーにいたんですからPRもできるでしょうが、より関係が深いニッカウヰスキーが負け気味というのは何となく腑に落ちません。
こういうサントリーVSニッカウヰスキーという観点で書いている記事は、探してみるとチラホラあります。
たとえば、
『マッサン』で業界注目するニッカVSサントリーの創業者対決- NEWSポストセブン(2014年10月7日11時00分)という記事。こちらではお互いの宣伝戦略について言及。
ニッカウヰスキーを傘下に置くアサヒグループHDは、放送開始に合わせて「竹鶴政孝の精神を受け継ぐ商品」(同社広報)との触れ込みで新ブランド「ザ・ニッカ」を投入。ラインナップの一つである「ザ・ニッカ40年」は1945年の原酒をブレンドし、1本50万円(700本限定)ながら、「老舗のバーや年配のファンから問い合わせが相次いでいる」(同前)という。
サントリーHDも、10月1日付で就任した新浪剛史・新社長(ローソン前会長)のもと、蒸留設備増設とともにウイスキー拡販の策を打つ。
「10月21日には『サントリーウイスキーホワイト』で、85年前に創業者・鳥井信治郎が国産ウイスキー第一号として世に送り出した当時のデザインを再現し、復刻版として限定発売します」(同社広報部)
両社とも朝ドラ人気にあやかるべく「歴史」を訴求材料とした話題づくりに励んでいるようだ。
記事では"「飲みやすさを求めた鳥井と本場の味にこだわった竹鶴の路線対立があった。ドラマでもその相克が見せ場になるだろう」(NHK関係者)というから、今後の“創業者対決”の盛り上がりがさらにウイスキーブームの後押しとなりそうだ"と終わっていました。これ、描き方によってはサントリーが悪者にされる可能性がありますね。
似たような内容なのであまり紹介しませんが、
朝ドラ「マッサン」好調で国産ウイスキーメーカー「草分け」争い?サントリーVSニッカ- J-CASTテレビウォッチ(2014年10月13日12時00分)という記事でも、私と同じ心配をしていました。
"どちらも「国産ウイスキーの草分けはこっち」というプライドがかかっている。サントリーは「マッサン」の中で創業者がどう描かれるかも気がかりなところだろう"
ニッカウヰスキー、サントリーという個別のメーカーは別として、日本のウイスキー業界全体としてはどうでしょうか?
「ウイスキー少しずつ出てます」。NHK朝ドラ「マッサン」好調で需要高まる?- THE PAGE(2014年10月14日16時27分)という記事は、そのあたりを探っています。
データ的なものではありませんが、"ドラマの舞台でもある"大阪市内のリカーショップ店長は、「朝ドラの影響は少しずつ出てますね。ウイスキーは全体的に売り上げが伸びてますから。ニッカでは、余市が人気です」とのこと。
高級飲食店街「北新地」のとあるラウンジのママも「サントリーさんがハイボールを流行らせた影響もあり、確かにウィスキーは出やすくなっていると思いますよ」と話していました。
お酒の文化情報誌[ほろよい手帖]月刊「たる」(大阪市中央区)編集長の高山惠太郎さんは「マッサンの影響もあり、さらに人気は高まるでしょう」としていました。その理由はもともと近年の日本のウイスキーの支持層が広がっていることもあるようです。以下のような部分で何となくそういった雰囲気がつかめます。
「サントリーは6年前からハイボールが人気です。特に角ハイが人気で、若者に火がついた。ウイスキーというのは長い低迷期があったんです」
"日本人はお酒が弱く、ロックは43度もある。水割りや炭酸入りのハイボールなど、割って飲むこの文化は日本にしかないもの"
「ウィスキーはもともと男性の酒だった。でも、女性の飲酒人口が増え、ウイスキーは男女の酒になった」
なお、高山惠太郎編集長は、"本場スコッチよりも、日本のウィスキーは世界的な賞を毎年のように収めている"要因について、"日本の水がいいこと、日本人のきめこまやかさ"を挙げていました。
これが最初の
NHK朝ドラの主人公「マッサン」は なぜ本場じゃない日本で高品質ウイスキーを作れたか|ダイヤモンド・オンライン(2014年10月23日 樋口直哉 [小説家・料理人])だと、以下のような指摘でした。
ジャパニーズウイスキーは『角がなく』『バランスがとれていて』『滑らか』という評価を受けていて、お手本にしていたスコッチウイスキー特有の『燻製のような』香りは抑え気味のものが多いです。重厚さがないために時に力強さがないと悪く言われることもありますが、その繊細さが日本のウイスキーの味の特徴になっています。
こういった日本ウイスキー特有の「軽さ」は、世界的な評価だけでなく、日本で女性の飲酒人口が増えたときに受け入れられた要因にもなっていそうです。
追加
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