本当は
下村博文文科相とセルシード・小保方晴子を繋ぐもの STAP細胞問題の後、すぐ書こうと思っていた大和雅之教授の話。
大和雅之教授は東京女子医科大学の先生。東京女子医科大学と早稲田大学による医工融合研究教育拠点である先端生命医科学研究所(TWins)の所属です。ここで小保方晴子さんを教えていたため、師匠にあたります。また、撤回のSTAP細胞論文においては共著者でもありました。
海外でSTAP細胞疑惑が生じた日にツイッターの更新が途絶え、その後脳梗塞で入院したと報道されたため、心配の声だけでなく、タイミングの良さから病気に対して疑いの声も上がっていました。
挙句、入院中なのにも関わらず、4月にTWins所長に昇進。おかげでますます疑惑の声が大きくなります。
日刊ゲンダイ|反転攻勢も転職は必至…小保方さんに浮上した「再就職先」 2014年5月1日なんかは、"STAP論文の捏造問題で世界中が大揺れになる中、存在すら疑われているSTAP細胞発案者を所長に「抜擢」するとはTWInsは何を考えているのか"などと書いていました。
ただ、同記事によると、東京女子医大にも事情があるようで、以下のように説明しています。
「大和所長の人事は、3月で定年を迎えた岡野前所長の後任として1月の理事会で決まっていました。ただ、大和所長は2月以降、体調を崩して入院中であり、現在の所長は別の教授が代行しております」(東京女子医大広報)
まあ、日刊ゲンダイは"つまり、騒動後に「昇格」させたワケではないと言いたいらしい"と冷ややかでしたけどね。
なお、記事では、以下のような話もありました。大和雅之教授もSTAP細胞疑惑発生前は、功績を積極的にアピールしていたのです。
世界初の細胞シートの開発に成功した大和所長は、ナント、渦中の「STAP細胞」の発案者だ。1月にメディアの取材に対して「刺激で万能細胞が作れるというアイデアは、ハーバード大のバカンティ教授と私が2010年にそれぞれ独立に思いついた」なんて言っていた。
この大和雅之教授については、長らく公式なアナウンスがありませんでしたが、突然、
先端生命医科学研究所の所長業務についてという発表があります。アドレスからすると、10月9日でしょう。
先端生命医科学研究所では、岡野光夫教授(現在学長付特任教授)が定年により2014年3月31日に所長を退任しました。後任として大和雅之教授が所長に着任することが決定しましたが、大和教授が2月5日に都内で脳出血を発症、手術と入院加療のため着任困難となったことを受け、4月1日より清水が所長代行を務めてまいりました。大和教授は8月に長期療養を経て職場復帰し一部の業務を再開しましたが、その負担を考慮し、当面の間、先端生命医科学研究所所長は引き続き清水が代行を務めてまいります。
こんな大事な発表をなぜ半年も経ってから…と、ネットではツッコまれていました。履歴を見ても過去に発表はありません。常識では考えられない対応です。
そして、もう一つツッコまれていたのが、入院の原因。「脳梗塞」だったのがいつの間にか「脳出血」になっています。「脳梗塞」と「脳出血」は別です。仮病だと疑っていた人的には、「おいおい、設定変わっちゃってるぞ!」という話です。
(大和教授は太めの方です。一般的に肥満の人に多いと考えられるのは、脳梗塞の方でしょう。私は脳梗塞という説明の方が納得でした)
脳卒中ってどんな病気?|厚生労働省
親イノシシ 脳卒中の発作って、みんな同じように起こるのかい?
フクロウ博士 いや、いくつかのタイプがあるよ。代表的なのは、脳梗塞と脳出血だね。
子どもイノシシ それ、どうちがうの?
フクロウ博士 脳の血管が詰まるタイプの代表が脳梗塞、脳の血管が破れるタイプの代表が脳出血だ。昔は脳出血が多かったんだけどね、今は脳梗塞が多いんだよ。
ただ、正式な発表自体がなかったはずですので、報道されていた「脳梗塞」が間違いで最初から「脳出血」だったという可能性をあります。たぶん、発端となった報道というのは以下です。
栄光はあまりに短く、儚かった 小保方晴子さんは、これからどうなるのか?( 2014年03月24日(月) 週刊現代 )
大学院時代の小保方さんの恩師である大和氏は、疑惑浮上前後にツイッターの更新を止め、その動向が注目されていたが、「心労からか、脳梗塞を起こして都内の病院に入院中」(都内大学に所属する研究者)とのことで、問題の確認作業ができない状況だという。
あと、他にもう一つツッコまれていたのは、「2月5日に都内で脳出血を発症」の「都内」という話。実は最後のツイートというのが、2月5日の「博多行きの電車乗ったなう」だったんですよね。
電車に乗って東京都から出る前に脳出血を発症して入院というのであれば説明可能なのですが、他にも不自然な点が複数あることを考えると、余計疑いを増してしまう発表になってしまいました。
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