2019/01/20:
●マクドナルド以上、店舗数世界一のサブウェイ
●フランチャイズが倒産…日本では閉店多く撤退という誤解も
●すごい勢いで減っているサブウェイ、数年で4割が閉店
●サブウェイ利用者の一番の目的は「野菜がとれるから」
●健康ブームなのに苦戦…サブウェイには逆効果だった?
●マクドナルド以上、店舗数世界一のサブウェイ
2019/01/20:サブウェイは、アメリカに本社を置くファーストフードチェーン店。サンドイッチのお店です。ここのサンドイッチは、食パンのミミの部分がない感じの柔らかいパンで挟んだものではありません。ホットドッグ型のパンに挟みこんだもので、日本では珍しいと思います。
ただ、世界店舗数は2013年1月時点で3万8374店と、マクドナルドの約3万4000店を超える世界最大の飲食店チェーンだとのこと。日本人には意外でしょうね。
あと、サブウェイ(英語: SUBWAY)は、アメリカ英語で地下鉄なので、私はこの横長サンドイッチを地下鉄の車両に見立てているのだと思っていましたが、
サブウェイ - Wikipediaによると違います。
この長楕円形のサンドイッチは、潜水艦型とみなしているようで、サブマリンサンドイッチという名前。そして、SUBWAYという名称は、サブマリンサンドイッチ(SUBMARINE SANDWICH)を客の好み(YOUR WAY)に作ることから、だとされていました。私も一度行ったことがあるんですけど、最初に中の具材を選ぶんですよね。
●フランチャイズが倒産…日本では閉店多く撤退という誤解も
前述の通り世界一なのですけど、日本では苦戦。フランチャイズ(FC)運営会社の一つが倒産するなど、どんどんと店舗数を減らしているんだそうです。
首都圏を中心にフランチャイズ店を展開していた企業の倒産報道、サブウェイが「4年半で200店減」「今も大量閉店進行中」とのニュースで報じられたために、日本撤退と誤解した人もいたみたいで、公式ツイッターが以下のようなメッセージを出していました。
「この度加盟店様の件について、多大なるご心配をおかけしておりますが、サブウェイ全体のお話ではございません。また、サブウェイが日本から撤退する予定はございません」
「多くのお客様よりサブウェイがなくなるとご心配の声をお寄せいただいておりますが、日本から撤退する予定はございません。応援してくださるファンの皆様のお言葉には大変励まされております。皆様の声に応えていけるよう身を引き締めて改革を進めてまいります」
(
サブウェイ “店舗減”報道受け言及「日本から撤退予定ない」 2019年01月18日 10時14分 ORICON NEWSより)
●すごい勢いで減っているサブウェイ、数年で4割が閉店
私が食べた感じ、おいしくないとは思わなかったものの、また食べたいというほどではなく。普通です。個人的には、前述の日本で多い柔らかい食パンで挟んだサンドイッチの方が好きですね。ただ、こうした飲食店の苦戦は味が問題ではないということも多くあります。そこで解説されている記事を探してみることにしました。
まだ200店まで減らず170店閉店の段階で、
サブウェイが4年で170店舗も閉めた理由 | プレジデントオンライン(2018.5.23)という記事が出ているのを発見。作者は、店舗経営コンサルタントの佐藤 昌司さんです。
記事によると、店舗数は10年から14年で倍増し、国内で480店を展開していたものの、今度はそこから閉店が相次ぎ、4年で一気に約170店も減少、310店を割り込んでいるとのこと。今はさらに30店減ってますので、480店から200店減って280店くらいってことでしょうか。4割が消えた計算。急拡大の後は、すごい勢いで減っています。
●サブウェイ利用者の一番の目的は「野菜がとれるから」
日本サブウェイによると、約7割もの人が「野菜がとれるからサブウェイを利用している」と答えたそうな。会社としても08年から「野菜のサブウェイ」のスローガンを採用し、前面に出してアピール。私は最近まで存在すら知らなかったのですが、健康ブームが追い風となり、健康に気を使う人を中心に支持を集めてきたお店だといいます。
また、小さなスペースで出店できるのも強み。サブウェイでは調理に火や油を使わないため、大がかりな厨房設備を必要としません。一般的なファストフードチェーンの半分程度、15坪ほどの広さで開業が可能だそうです。私が食べたお店も確かに狭かったです。おもしろい特徴ですね。
一方、なぜダメになったのか?ですが、コンビニのサンドイッチやその他食事類との競争に負けたとの解説。ただ、コンビニは以前からあり、大きなトレンド変換もなかったので、しっくり来ない説明でした。
●健康ブームなのに苦戦…サブウェイには逆効果だった?
有料記事で読めなかった後半部分に詳しく書かれているみたいなのですけど、それより説得力を感じたのは冒頭の概要で紹介されていたもの。「コンビニのサラダが充実し、飲食店でも野菜メニューを押し出している今、『野菜のサブウェイ』の訴求力は低下している」との分析です。
健康ブームというのは、近年の飲食店の大きなトレンド。そして、その健康ブームによってむしろ健康嗜好のお店の代名詞的な企業が没落…という例が、実はもう一つあるのです。それは、
モスバーガーがまさかの大苦戦、好調マクドナルドと差 安くも高くもなく中途半端で書いたモスバーガーでした。
前述の通り、健康はサブウェイの一番の売りであり、実際、約7割もの人が「野菜がとれるからサブウェイを利用している」と答えていました。この分野でのライバルが増えてしまい苦しくなった…という説明の方が、納得できるものがあります。
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