私自身も嫌で仕方なかったので「もっと広まってくれ!」と思った記事が、
「初体験は?」「風俗店行け」 同性間でもセクハラです:朝日新聞デジタル(牧内昇平 2014年9月20日09時46分)です。
"セクハラは「異性間のトラブル」と思われがち"ですが、同性の上司や同僚の言動であってもセクハラになることがあります。"政府は昨年末に指針を改訂し"ていますので、一部の専門家に言われている…というレベルからも少し上がっています。
具体例があった方がわかりやすいでしょうから、例として上がっているものを列記していきます。ただ、男女の片方だけを想定したものなど、一部内容を書き換えています。
[同性間セクハラの具体例]
●「初体験はいつ?」
●「やせてるから、恋人ができないのでは?」
●交際歴などをしつこく聞く
●性的な好みをからかう
●嫌がる相手にわいせつな画像を見せる
●「風俗に行け」と命令する 無理やり風俗店へ連れて行く
●裸踊りを強要
●体を触る
●服装の趣味を性的なからかい材料にする
●結婚しない理由をしつこく聞く
(ここまで朝日新聞より)
●上司が部下にしつこく食事に誘う
●性的なからかいやうわさ話をする
(
同性間の言動もセクハラ 厚労省、均等法指針を改正 :日本経済新聞2013/12/25 11:18より)
●性的な発言・性的な冗談を言う
●裸などの自慢をする
●夫婦生活の話に付き合わされる
●「妊活してる?」「早く子ども産めばいいのに」
●性別役割分担意識に関わるもの=ジェンダーハラスメント
「男(女)はこうするべき」「男(女)だからこれをしてはならない」といったもの
・「男のくせにメソメソするな」
・「女なのにお茶の入れ方も知らないの?」
・「男なら仕事の一つも取ってきなさい」
・「女に大役は任せられない」
(
同性間の「妊活してる?」「男のくせに」もセクハラ!? [ストレス] All About大美賀直子)より
朝日新聞では体調を崩すなどして退職する例も載っていて、深刻です。しかし、たぶんこの記事を読んでも理解できない方が多いと思われます。
というのも、朝日新聞の記事をリンクしておきながら「風俗おごってくれたりするといい上司かも」と言っている方を見つけたためです。この方はたぶん全くわかっていません。風俗に誘われることが非常に不快に感じる男性もいるんです…。
この風俗のように嫌がる人がいるにも関わらず、相手も勝手に喜ぶはずだと決めつけることがまずセクハラの原因になります。画一的な思想を押しつけてしまうのは、セクハラだけじゃなくていろいろと問題ですね。
今回出てきた例は年齢が上の人で特に顕著だと思います。今の若者は個性がないなどとよく言いますが、画一的な考えをして同質性を求める上の世代の方が、自分とは異なる個性を本当に認めているのかは怪しいものですね。
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