アメリカの経済専門紙フォーブスがアジア太平洋地域の上場企業で50社、優良企業を選びました。その中で日本・中国・韓国それぞれの数はいくつでしょう?という話なんですけど、実はこれ、日本のメディアが積極的に報道していないんですよね。その時点でお察しです。
■アジア太平洋地域・優良上場企業50社
1位 中国 16社
2位 インド 12社
3位 韓国 6社
4位 香港 3社
5位 日本、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、タイ 2社
「アジア50社優良上場企業」韓国3位…日本は? | Joongang Ilbo | 中央日報(2014年09月02日15時34分)より
日本で選ばれたのは、サントリー食品インターナショナルとユニ・チャームのみ。しかし、これでも今年は日本、頑張ったんです。"日本は過去2年の間、同ランキングで1社もリストに選定されない状況が続いていた"んだそうな…。
この元記事は韓国のメディアなので、韓国の企業の紹介があります。ネイバー・現代グロービス・現代海上・東部火災・CJ第一製糖・ロッテケミカルの6社だそうです。私はLINEの親会社であるネイバーしか知りませんでした。
また、1位の中国については、"2012年23社、昨年20社と着実に減ってきている"という指摘がありました。
一応日本メディアとして報道しているのを見つけたのは、サーチナ。しかし、例によって中国メディアが報道していたよという紹介でしかありません。
アジアの優良上場企業50社、中国から16社、韓国6社、日本は?=中国メディア 2014/09/02(火) 06:40:32 [サーチナ](2014/09/02(火) 06:40)という記事で、"中国国際放送局が8月29日付で報じた"ものが元ネタ。
こちらによると、"売上高もしくは時価総額が30億米ドル(約3115億円)以上の上場企業を対象に、業績や将来性などをもとに評価したもの"だそうです。
ここでは、"アジアの優良上場企業50社に選出された企業のうち、時価総額がもっとも大きかったのは中国のIT企業である騰訊(テンセント)の1556億米ドルで、2位のインドのタタ・コンサルタンシー・サービシズに約2倍の差を付けた"という話がありました。また、"売上高におけるランキングでも中国の聯想集団(レノボ)が1位"という話も。
1位は結局中国だぜ!って話なんですけど、先ほどのランキングで2位だったことと合わせて、インドの存在感が増していることは注目です。また、ユニ・チャームは日本国内だけでなくアジアで強い企業です。サントリー食品インターナショナルが選ばれた理由はアメリカのビーム買収のせいだそうですが、結局これも中国やインド事業強化が評価された可能性があります。
というのも、
ビームサントリー売上高は2020年に1兆円へ、新たなM&Aも | Reuters(2014年 05月 15日 16:54 JST)によれば、サントリーホールディングスの佐治信忠社長は、次のような展望を示しているためdす。
「米国と日本でさらなる成長を図りながら、ビームの販売網を生かし、今後の成長が見込めるアジアや中国、ロシア、インド、ブラジルなどの新興市場の対策も含め、これらの地域で大きく売り上げを伸ばしていく」
これ以外にもスピリッツ市場について「まだ、成長していく。中国やインド、ブラジルなどは、ビールからスピリッツへ変わっていく」と述べ、"新興国の経済発展に伴う市場拡大に期待を示し"ています。
今は新興国で売上を拡大できる素地を持っていないと、将来性を評価されないのかもしれません。
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