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本当に免疫力を高めるべきなの?はしか・新型肺炎では逆効果の場合も


2020/02/01:
●免疫力を高めて風邪を予防しよう!実は科学的根拠のない迷信?
●免疫が強い人ほど危険?、持病も合併症もない若い人にも死亡事例
●本当に免疫力を高めるべきなの?はしか・新型肺炎では逆効果の場合も
2020/02/10:
●若い人・免疫の強い人ほど危険という意味ではない?死者の特徴を見る
2020/05/04:
●新型コロナウイルスの肺炎重症化のしくみ発見?免疫が暴走していた…


●免疫力を高めて風邪を予防しよう!実は科学的根拠のない迷信?

2020/02/01:免疫、免疫言うのは主に風邪の場合ですので、先に風邪の話を。まず、サプリメントで免疫強化し風邪予防…は嘘 それより手洗いが効果的でやっているように、免疫の効果については過剰に言われている可能性があります。

 また、別の投稿でやっているように、「体温が1度下がると免疫力が30%下がる」はデマだといいます。そのような研究論文は存在しません。

 こちらの話は、「体温が1度下がると免疫力が30%下がる」のデマ、医師らが拡散 「免疫力」はそもそも「専門家は使わない用語」でやったもの。そして、このタイトルでわかるように、よく使われる「免疫力」はそもそも専門家が使わない俗語ではないかとされていました。


●免疫が強い人ほど危険?、持病も合併症もない若い人にも死亡事例

 「免疫力」だけでなく「免疫」も過剰評価されて、免疫神話のようなものが広く信じられていそうな感じです。前述の過去投稿では、免疫は、強まればよいというものではないとも言われていました。このとき出ていた例はリウマチ。リウマチの場合、それに関連する免疫を弱めて治療するといったことが行われるそうです。

 で、今回、中国の武漢市を中心とした新型肺炎の話に絡んで、免疫が強ければ強いほど良いというわけではない、という例が出ているのを発見しました。

<この新型肺炎で怖いのが、持病も合併症もない若い人にも死亡事例が出ている点だ。36歳男性が、突然の心停止と血圧低下で死亡した>
<この男性の死因として「サイトカインストーム」の可能性が指摘されている。サイトカインストームとは、ウイルスを退治する免疫が通常より強く働きすぎて、自分の血管や肺の組織、心臓の筋肉などを攻撃してしまう状態を指す。大人の方が重症化し、最悪の場合は死に至る>


●本当に免疫力を高めるべきなの?はしか・新型肺炎では逆効果の場合も

 旅行医学が専門の久住英二医師は以下のように説明していました。

「ウイルスや病原体が体に入ってきた時には、白血球が攻撃しますが、『攻撃を始めるよ』とのろしを上げるのがサイトカインというたんぱく質です。しかし、その攻撃が自分の体に向かってしまい、必要以上に傷つけてしまうことがあるのです。例えば、はしかは子どもの時より、大人になってかかると重症化します。これは大人の方が免疫の働きが強く出るからです」
(「感染規模はSARSの10倍!」武漢だけで最大35万人が感染する新型肺炎が健康な大人こそ危ない理由は : J-CASTテレビウォッチ 2020/1/28 13:23 より)

 ただし、これは免疫が弱い人ほど良い、健康な人ほど危険、などといった極端な意味ではないでしょう。上記も若い人での死亡例が珍しいという書き方。免疫が弱すぎる人も普通に問題だと予想されます。また、免疫が弱い人に関しては、以下のようなことも指摘されていました。

<猛威を振るう理由は10人以上に感染させる「スーパースプレッダー」の出現だ。体の免疫反応が弱く、ウイルスを体の中に増殖させ、それを効率的にばらまいてしまう患者のことで、中国名は「毒王」だ。武漢市では1人の新型肺炎患者が医療従事者14人に感染を広げたと言い、「毒王(スーパースプレッダー)はすでに出現している」と報道された>


●若い人・免疫の強い人ほど危険という意味ではない?死者の特徴を見る

2020/02/10:若い人ほど、あるいは、免疫が強い人ほど危険という意味ではないだろう…ということに関して補足。<【解説】新型コロナウイルスの死者について分かっていること AFPBB News / 2020年2月5日 15時56分>では、以下のような情報がありました。
https://news.infoseek.co.jp/article/afpbb_3266810/

<中国国家衛生健康委員会(NHC)の4日の発表によると、これまでの死者の80%は60歳以上の高齢者で、75%には以前から糖尿病などの基礎疾患があった>
<保健衛生当局が発表した詳細によると、これまでに死亡した患者の年齢は36~89歳。うち少なくとも5人が60歳未満>
<最年少は武漢市の36歳の男性で、湖北省当局によると1月9日に入院し、2週間後に心不全で死亡した。基礎疾患に関する詳細は発表されていない。だが、広東(Guangdong)省深セン(Shenzhen)市で先週退院した35歳の男性のように、比較的若い患者は退院している>

 上記にあるように、75%には以前から糖尿病などの基礎疾患があったとのこと。現在の死者の情報を見ると、普通に高齢者の死者が多いことの他、免疫うんぬんよりは、持病の有無の方が関係ありそうな感じに見えます。


●新型コロナウイルスの肺炎重症化のしくみ発見?免疫が暴走していた…

2020/05/04:まだ確定ではないと思われるのでご注意いただきたいのですけど、新型コロナウイルスの場合、免疫が高い方が良いときと免疫が高すぎない方が良いときがあるのではないかという研究が出ていました。<免疫暴走で肺炎重篤化か 新型コロナ、全身臓器に侵入 研究で判明 産経ニュース / 2020年5月3日 21時47分>という記事にあった話です。

 記事によると、量子科学技術研究開発機構理事長で免疫学が専門の平野俊夫さんらが、免疫がウイルスを打ち負かそうとするあまり過剰に働き、いわば暴走して炎症が広がり重篤化する可能性を突き止めたとされていました。

 死亡した患者は「インターロイキン6」(IL6)というタンパク質の血中濃度が顕著に上昇していたとの報告があります。この免疫「インターロイキン6」は免疫の働きを高めるものなのですけど、体内で過剰に分泌されると、免疫細胞はウイルスに感染した細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃してしまうそうです。

 ただ、以前もそうではないだろう…と書いたように、免疫が弱ければ良いという話にもなりません。記事では、感染初期は免疫力を高める必要がある一方で、重篤化すると逆に免疫を抑える治療が必要になるとみられる…とされていました。

 そして、「インターロイキン6」の暴走に関しては、中外製薬のインターロイキン6阻害薬「アクテムラ」があるため、免疫を抑える治療も可能ではないか…ということのようです。


【本文中でリンクした投稿】
  ■サプリメントで免疫強化し風邪予防…は嘘 それより手洗いが効果的
  ■「体温が1度下がると免疫力が30%下がる」のデマ、医師らが拡散 「免疫力」はそもそも「専門家は使わない用語」

【関連投稿】
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  ■ラップ療法のデマ広まる 傷口に食品用ラップ…は素人には危険すぎ 実際に死亡例や足を切断した例がある
  ■医療・病気・身体についての投稿まとめ

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