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手柄を取られる!スティーブ・ジョブズも部下の手柄横取り上司だった…


 手柄横取り上司の話をまとめ。<手柄横取りのサイコパス上司が優秀に見える罠…部下が被害者に>、<手柄を取られる!スティーブ・ジョブズも部下の手柄横取り上司だった…>、<むしろ手柄を横取りする上司の方が望ましい!がベストアンサーに>などをまとめています。

 その後、<部下の手柄をとる上司は普通に無能では?チームが崩壊するリスク>、<典型的クソ上司「勝利は全部私のおかげ、敗北は私のせいじゃない」>なども追記しました。

2023/01/23追記:
●典型的クソ上司「勝利は全部私のおかげ、敗北は私のせいじゃない」
2023/09/26まとめ:
●いきなりプロジェクトから外れる←上司が手柄独占するためだった 【NEW】



●手柄横取りのサイコパス上司が優秀に見える罠…部下が被害者に

2022/11/12:出世する人と窓際族の20の違い 手柄を譲る・雑用が速い・秘書に丁寧に接するなどで紹介した記事はおもしろかったのですが、正直言うと、研究論文などでないと根拠がある…とは言いづらいんですよね。経験談的なものは科学的根拠がないですし、実際、思い込みが強く、データで見ると間違っていた…ということもありがちです。

 そこで紹介していた中では、「手柄を譲る人は出世するが手柄を譲る相手がポイント」で「上司に手柄を譲るべき」という話がありました。確かに手柄を譲ってもらった上司が引き上げてくれる…ということはあるでしょう。これは、ある意味不正と紙一重なんですけど、自分の子分を優遇する…というのはよくあります。

 ただし、手柄を横取りするだけで恩義を感じない…という上司も存在。実を言うと、サイコパスなどの上司に関する研究というのがあり、これによると、手柄横取りなどをするサイコパス上司は一見優秀に見えるため高く評価される一方で、そうした人を雇うとむしろ会社にマイナスだとされていました。

 なぜかと言うと、こうしたサイコパス上司らは、手柄を横取りするだけでなく、パワハラなどで部下を追い込みます。結果、部下が次々と駄目になったり、辞めたりして、会社はその回復に多大な労力を費や羽目になるため…。こうしたパターンの上司に当たった場合は、部下は出世するどころじゃなさそうですね。 


●手柄を取られる!スティーブ・ジョブズも部下の手柄横取り上司だった…

2022/12/01追記:この手柄横取り上司…というテーマだけでもおもしろいな…と思って広げてみることに。検索していてたどり着いたのは、上司に成果を奪われる? | OKWAVEという質問ページ。「部下の企画は上司の企画。部下の手柄は上司の手柄。常識だよ、君!」という手柄横取り上司の漫画にショックを受けたそうです。

<「上司に自分の成果を奪われる」ことって、実際にあるのでしょうか?
 ジョブズが自分の部下の企画を一蹴した後、その企画を自分の発案として出したという話が残っていますが、ジョブズに限らず、こういうことは結構あるのでしょうか?
 また、あるとすれば、部下はどうすれば防げるのでしょうか?>

 スティーブ・ジョブズさんの話が出ていますけど、彼は手柄横取り上司として有名でした。スティーブ・ジョブズさんがやばいのは、部下の出してきた企画をクソミソにけなした翌日に、しれっと自分の発案として出す…ということをやっていたらしいということ。ただ横取りするだけでなく、精神的に追い詰めてくるのでキツいですね。


●手柄を横取りする上司の方がむしろプラス!がベストアンサーに

 しかし、質問サイトでベストアンサーとなっていたのは、手柄を横取りするような上司の方が良いというものでした。過去のうちで書いていた出世する人と窓際族の20の違い 手柄を譲る・雑用が速い・秘書に丁寧に接するなどで出てくる「上司に手柄を譲るべき」と同じような感じになっています。

<部下より上司のほうが、業務経験が豊富で能力が高いですから、部下のアイデア倒れだったり、詰めが甘かったりした案件を、上司が採りあげて、もっとよいものにして成果をあげることは、よくあることです。
 日本の組織は個人よりチームを評価する傾向が多いですから、そういう優秀な上司のもとで鍛えられたほうが出世できます>

 ただ、いろいろ指摘したくなる回答。「部下より上司のほうが、業務経験が豊富」は比較的多いでしょうが、「部下より上司のほうが、能力が高い」と断言する根拠はないでしょう。世界中のどこにも人材配置のミスマッチが起きていない会社がないというのは考えられない話。研究でも能力不足上司は普通に多いと指摘されています。


●部下の手柄をとる上司は普通に無能では?チームが崩壊するリスク

 また、「詰めが甘かったりした案件を、上司が採りあげて、もっとよいものにして成果をあげることは、よくあること」というのは根本的にズレた回答。質問者が挙げているケースは、「部下の案を上司が手直ししてくれた」ではなく、「部下の案を上司の案として出した」というものですからね。

 この質問を取り上げた「部下の手柄は、上司の手柄」って本当なんですか!?: J-CAST 会社ウォッチでは、<プレゼンの中で「なお、この企画は、うちの若手のホープF君のアイデアに基づいております」と堂々と明かしたほうが、上司としての株も上がる気がするのですが>との感想。手柄を横取りしない選択は普通に可能です。

 あと、これを書いていて思ったのは、部下が上司に恩を売るだけでなく、上司が部下に恩を売るというのもチームにプラスでは?ということ。部下に前向きに働いてもらう方が、より良い結果に繋がります。部下のやる気を無くしてはチームにマイナス。退職なんかした場合は、人員不足や採用コストでも大きな損失が出ます。

 「日本の組織は個人よりチームを評価する傾向が多い」としてチーム戦を重視するのであれば、むしろ手柄横取りはダメとわかる話。チームのモチベーションを上げる方が良く、わざわざ崩壊するリスクを高めるのは全く得策ではありません。このように考えていくと、手柄横取り上司は普通に無能じゃないでしょうか。

 ということで、いろいろおかしいと思うのですが、「日本の組織は個人よりチームを評価する傾向が多い」というのが仮に事実で、その中で部下も出世できるというのなら、一応そこだけはプラスになる話ではあります。ただ、これも絶対にそうなる…という話はなく、例外がある話でしょうね…。


●推薦候補が敗退で「推薦するよう助言したやつが悪い」と責任転嫁

2022/12/21追記:今回の追記は、<トランプ氏が激怒!共和党苦戦で…なぜかメラニア夫人にまで“逆ギレ”>([2022/11/10 19:20] テレ朝)というニュースの話。一見関係なさげに見えるニュースですし、実際、ほとんど関係ありません。ただ、ニュースの中で少し「手柄横取り上司」的な話が出てくるのです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000275251.html

 もともとこの手柄横取り上司の話を書き始めたのは、この記事がきっかけ…という順番でした。どこに追記するか迷いに迷って、上司関連の投稿を候補に…。ただ、読み直してみると、「手柄横取り上司」はメインにしてもおもしろいと思って、広げていった結果こうなった…というわけです。

 では、やっと記事の話へ。アメリカの中間選挙は野党が勝つのが普通であり、マスコミも野党・共和党のトランプ旋風を予想。「巨大な赤い波」が起きるとも言われていました。ところが、蓋を開けてみると苦戦して、巨大な波ではなく「さざ波」程度の勝利に。これにトランプさんが逆ギレしていたようなのです。

<CNNキャスターのツイッターから:「トランプ氏の顧問によると、中間選挙での失望的な共和党の結果を受けて『トランプ氏は怒り狂っており』『皆にわめき散らしている』ようです」
 怒り狂っている…。その原因の1つが東部・ペンシルベニア州の上院選でトランプ前大統領が推薦したドクター・オズ候補の敗戦です。医師で長年テレビ番組の司会を務めた“タレント候補”で、知名度抜群のオズ候補は、まさに“トランプ印”の目玉候補でした。
 トランプ前大統領は、今月5日にはペンシルベニア州にドクター・オズ候補とともに登場。(中略)
 共和党・トランプ前大統領:「(共和党は)最大の得票数になる。これまでもそうでしたが、今はかつてなく大きく強固になっています」
 しかし、敗戦…>

 この敗戦により、トランプさんは、トランプさんにドクター・オズ候補を支持するように助言した、妻・メラニア夫人など全員を非難しているとのこと。事実であれば、「手柄は自分のもの、失敗の責任は部下のせい」という典型です。ただ、私が一番紹介したかった話がなく、そちらは別記事だった模様。見つけたら再び追記しますわ…。


●典型的クソ上司「勝利は全部私のおかげ、敗北は私のせいじゃない」

2023/01/23追記:前回の追記が想定していた話と違っていたので、記事を探し直し。私がもともと紹介しようと思っていたのは、【米中間選挙】 トランプ氏にとってどれだけ痛手になったのか - BBCニュースだったようです。やはりこちらも「手柄横取り上司」はメインではなく、大体は別の話でした。

<トランプ氏にとってさらに気がかりなのは、2024年大統領選のライバル候補とされる、フロリダ州のロン・デサンティス知事(44)の大成功だろう。同知事は、トランプ氏と関係がぎすぎすしていると表ざたになる中で、再選をかけた今回の選挙で「世紀の勝利」を収めた>

 上記はちょっとわかりづらい言い方ですが、トランプさんが支援する候補が大勢苦戦した中、トランプさんが嫌う候補が苦戦するどころか圧勝したという話。トランプさんに近いほど敗れやすく、トランプさんから遠いほど勝ちやすいという構図。かつてのトランプ支持派も手のひら返ししているそうです。

<デサンティス氏について、トランプ氏よりも有力な大統領候補だという見方は少なくない。米政治ニュースサイトのポリティコに「不屈のトランプ応援団」と評されたこともある右派のコメンテーター、マイク・サーノヴィッチ氏もその1人だ>

 問題は、トランプさんが支持した多数の下院議員候補や知事候補、州議会議員候補の結果です。記事の時点では当落がまだ確定していない候補も多かったのですが、勝利が確定している人がほとんどいない一方で、負けが確定した候補の方が多いという状態。そして、この状態で典型的な「手柄横取り上司」的発言が飛び出したのです。

<彼が支持した注目の候補のうち、上院選で勝利を確実にしたのは、オハイオ州の共和党候補JD・ヴァンス氏だけだ。ペンシルヴェニア州の上院議員候補のメフメト・オズ医師や、ミシガン州知事候補のテューダー・ディクソン氏らは敗れた>
<トランプ氏はこれまでのところ、推薦候補落選の責任を問われるのではないかと言われても、そんなことはないと一蹴している。自らのソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」では、昨夜は候補者たちにとって「素晴らしい夜」だったと称賛。自分が後押しした候補者174人が勝利し、敗れたのはわずか9人だったと自慢した。
 トランプ氏は選挙当夜、勝利はすべて自分のおかげで、敗北は「まったく自分のせいじゃない」とも述べた>


●いきなりプロジェクトから外れる←上司が手柄独占するためだった

2023/09/26まとめ:別のところで書いていた話が「手柄横取り上司」の話だったのでこちらにも転載。「上司を立てるべし」と勧めていた明治大学サービス創新研究所研究員である尾藤克之さんの波風を立てない仕事のルール ~「逆説」の働き方指南(尾藤 克之)のアマゾンレビューを見てみた…という話です。

 これによると、著者の尾藤克之さんは、実際、「成功したら自分の手柄」「失敗したら責任は部下」という典型的な手柄横取り上司の元で理不尽に合わされた経験があるとのこと。「出世したいなら部下は上司の武勇伝・自慢話をありがたく聞くべし」という主張になったのもわかります。同情しちゃいますわ…。

<冒頭から自らが体験した理不尽なエピソードが登場する。筆者の奮闘で、新たな販売チャンネル開拓が成功したにもかかわらず、最終報告会を前に著者はプロジェクトから外された。理由は、上司が手柄を独占したかったから。しかも、最終的にこのプロジェクトが頓挫すると、頓挫した責任は押しつけられることに。まさに理不尽なエピソードである>

 以前「たとえクソ上司であっても、嫌われて低評価にされてしまうとは困るのは確かであり、私も波風を立てるべきだとは思いません」と書いたように、このアドバイスは一定程度、理解できるものです。ただ、こういう部下のやる気を下げる日本の会社が他の会社、特に世界の一流企業に勝てるんだろうか?とも思います。


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