2018/10/11:
世界にはゾウによる踏み付けや引き裂く死刑方法があった
ゾウによる市中引き回しや長時間かけて苦しませながら殺す方法も
ゾウを使った処刑方法、ひょっとして今でも健在?
●世界にはゾウによる踏み付けや引き裂く死刑方法があった
2018/10/11:ゾウの事故について検索していると、
ゾウによる踏み付け - Wikipediaというページがヒットしました。「ゾウによる踏み付け」って妙な項目名ですね。下記の説明にあるように、踏みつけ以外も含むそうです。
"ゾウによる踏み付け(ゾウによるふみつけ、Crushing by elephant)は、4000年以上にわたって東南アジアや南アジア、とりわけインドで行われてきた、罪人をゾウで踏み潰したりばらばらに引き裂いたりする死刑の方法"
「東南アジアや南アジア、とりわけインドで行われてきた」とあるものの、ローマ人やカルタゴ人も行うことがあったほか、エジプトで行われていたゾウによる踏み付け刑についての記録があるとのこと。
長年にわたり、ゾウは戦象として、軍事目的でも使われていたため、脱走兵・捕虜・軍隊内での犯罪者は、戦象の足の下敷きにされて処刑されることが多かった、とも説明されています。
●ゾウによる市中引き回しや長時間かけて苦しませながら殺す方法も
さらに、日本で言う市中引き回しをゾウさんにやらせていた人もいるんだそうな。処刑にかかる時間は長く引き伸ばされることがあったという説明の中でこれが出ていました。処刑の前に、ゾウの足に結んだロープなどに罪人を縛り、街の通りを引き回すこともあった、とのこと。
苦しみの時間を伸ばすために、処刑用によく訓練されたゾウを使うことによって、まずは手足を、次に胸を、というふうにゆっくり順番に踏み潰させることもあった、といいます。人々に犯罪を犯さないよう警告するため、公開の場で行われており、見せしめのため残酷になるよう意図されていたみたいです。
多くの王はゾウによる踏み付け刑のためにゾウを飼っていたというので、おそらく大事なな処刑方法の一つだったのでしょう。趣味でやっていたわけではありません。踏み付けという目的のため、これらのゾウは特に体が大きく、時には重さ9トンを超すものもあったといいます。
とはいえ、やっぱり残酷なことが大好きな王様もいました。例えば、インド北部にあるムガル帝国の17世紀前半の皇帝ジャハーンギールは、ゾウによる踏み付け刑で頭を潰される様を見るために多くの罪人を用意させていたそうです。
●ゾウを使った処刑方法、ひょっとして今でも健在?
こうした死刑方法が現在でも現役か?と言うと、さすがにそうではないようです。18世紀と19世紀を通して、南アジアのムスリム法廷は罪人に対し、ゾウによる踏み付け刑を宣告していたものの、大英帝国の支配が強まるにつれ、ゾウによる踏み付け刑は衰退し行われないようになったとのこと。
ゾウさんに踏まれて死ぬ人は今でも多くあります。ただ、野生のゾウが人間を襲うもので、人間が殺人の目的で訓練されたゾウを使うということはありません。「ゾウによる踏み付け」という名前がややこしいものの、処刑方法とは別の話です。
また、もう一つ「ゾウつぶし」(Elephant crushing)という誤解を招きそうな用語があるそうな。こちらの場合は、若い野生のゾウを体罰や嫌悪刺激による条件づけを用いて人間に慣れさせるしつけ方法とのこと。批判があるようで効果的なものなのかは不明ですけど、主に東南アジアと南アジアで用いられる人に危害が及ばないようにする伝統的な手法なんだそうです。
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