2020/05/09:
●留守番電話は借金取り立て対策で発明されたって本当?橋本和芙さんが発明
●なぜ日本ではなくアメリカで最初に留守番電話を実用化?その理由は…
●留守番電話は借金取り立て対策で発明されたって本当?橋本和芙さんが発明
2020/05/09:ソニー製品の宣伝を兼ねたソニー系プロバイダ・ソネットの
世界初の留守番電話はなんのために開発された?というページ。こちらによると、世界初の留守番電話は「借金取りの督促電話対策」で発明されたといいます。
発明者は橋本和芙(はしもとかずお)さん。当時家にかかってくるしつこい督促電話の対策として発明したといいます。その後、アメリカでアンサホンという名で商品化され、大ヒットしたとありました。この書き方だと、製品化では日本が遅れたってことですかね。よくあるパターンではあります。
もうちょっと調べてみたいんですが、とりあえず、上記の「督促電話」であった「督促」の意味について補足。「督促」は「とくそく」と読み、
デジタル大辞泉によると、 「約束の履行や物事の実行をうながすこと」を言います。
●なぜ日本ではなくアメリカで最初に留守番電話を実用化?その理由は…
さて、この話の確認。橋本和芙さんについては、
Wikipediaページにちゃんと項目がありました。「橋本和芙 (発明家)」という項目名です。多数の特許を持っていたそうですが、期待に反して中身が薄いページ。留守番電話を発明とも書かれていませんし、借金取り立てエピソードもありません。
<橋本 和芙(はしもと かずお、 - 1995年8月)は世界に1,000件を越す特許を取った日本人発明家。発明品目の中にはナンバーディスプレイ方式[1]や1984年(昭和59年)7月に米国特許を得た留守番電話などがある[2][3][4][5]。
1982年(昭和57年)には黄綬褒章が授与された[6]。1994年に電話の関する偉大な貢献があったとしてNew Jersey Institute of Technologyから名誉理学博士とされた>
別ページで、
世界初の留守番電話を発明し、世界にイノベーションを起こした男「橋本和芙」 | 歴史・文化 - Japaaanというのを発見。こちらだとWikipediaと留守番電話の開発年が異なりますね。<1960年、彼の発明した世界で初めての実用留守番電話機「アンサホン」が初めて発売されました>と書かれています。
また、こちらのページでは、私が気になっていた、借金取り立てエピソードがありました。1951年、彼が新しい家に引っ越し、電話を引き直したところ、前の住人あての借金返済催促の電話が夜中までかかってきたとのこと。本人の借金ではなかったんですね。
そこで彼は、電磁石の力で受話器が上がり、テープレコーダーから自動音声が流れる装置を開発。また、日本でも1957年には「電話自動応対装置」として特許を取得していました。ただ、日本では注目されずにアメリカ…という流れだった模様。とはいえ、これもよくあるパターンではあります。
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