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非常にグリーンピースらしいナスカの地上絵での不法侵入と破壊


 グリーンピースのことを一生懸命叩いている層というのは、あまりいっしょにされたくない層なのですが、今回のナスカの地上絵の件は批判されてしかるべきものです。

 また、今回の件を抜いたとしても、どうもグリーンピースってのはかなり怪しい団体みたいだぞ…と私自身思っているところがあります。


 とりあえず、今回はナスカの地上絵の件。まずは簡単に事件を振り返ります。
ナスカの地上絵にグリーンピース侵入 足あと残り波紋:朝日新聞デジタル(ブエノスアイレス=田村剛 2014年12月11日11時13分)

 国連の気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)が開かれているペルーで、環境保護団体のグリーンピースの活動家が、立ち入りが禁じられている世界遺産「ナスカの地上絵」の場所に侵入した。(中略)

 ペルー政府は9日、制限区域に侵入したとして同団体を地元検察に告訴。ペルー文化省の高官は「地上絵に触れたわけではないが、彼らの足あとが残ってしまった」と批判した。検察は「周辺に修復しがたい傷が見つかった」としている。

 グリーンピースは回復できない傷を作ってしまったわけですが、メッセージは英語で「変革の時! 未来は回復できる」というものだったとのこと。

 "世界の指導者に地球温暖化について考えてもらう目的だった"としています。これは国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)が開催中だったのに合わせたようです。


 以下は問題発生前のものかな? 佐藤潤一・グリーンピース事務局長の投稿です。
COP20開催中における、グリーンピースの「ナスカの地上絵」付近での活動について(佐藤潤一 2014年12月10日 19:45)

COP20開催中における、グリーンピースの「ナスカの地上絵」付近での活動について、国際環境NGOグリーンピースは、下記のコメントを発表しました。

今回の国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で気候変動に対する解決の糸口を見つけられなければ、このような貴重なナスカの地上絵も未来に残すことができなくなります。グリーンピースは、このナスカの地上絵はもちろん、自然エネルギーでまかなえる持続可能な未来を残したいと考えています。

この活動は、考古学者の監督のもと4カ月の準備を経て進められました。当日も考古学者が同行し、グリーンピースのスタッフは遺跡に跡を残さないよう、指導を受けながら慎重に行いました。今回の活動で、ナスカの地上絵には一切触れていません。
--

国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

 おそらくグリーンピースとしては、地上絵に触れていないから大丈夫と考えたのでしょう。

 しかし、朝日新聞にあるように、そもそも"立ち入りが禁じられている"場所なのです。これでは免罪符になりません。

 同様の指摘は、万能兵器としての「環境」:日経ビジネスオンライン(小田嶋 隆 2014年12月12日)にもあります。
 グリーンピースの今回のやり方は、非難されてしかるべきものだ。
 そもそも、世界遺産である「ナスカの地上絵」の周辺は、立ち入りが禁止されている。活動家は、注目度の高い世界遺産にメッセージを添えることで、温暖化への警告を発信したつもりなのだろう。しかし、言うまでもないことだが、目的が手段を正当化するわけではない。

 どんなに崇高な理念に基づいているのだとしても、不法侵入は不法侵入だ。それ以前に、世界遺産がある土地に文字を書くことは、それ自体が、環境破壊でさえあり得る。

 地上絵の周辺は、学者が研究のために立ち入る場合でも、地面に痕跡を残さないために、足回りを特別な装備で固めた上ではいるしきたりになっている。それを、今回、グリーンピースの活動家は、運動靴のままで踏み荒らしている。これは、弁解できない。実にバカな話だ。

 「環境破壊でさえあり得る」とありますが、これはネットでもよく言われていました。環境保護を訴える人たちが遺跡を破壊するという不思議なことになっています。

 ただ、今回のナスカの地上絵周辺の「環境破壊」は、非常にグリーンピースの本質を表す彼ららしい出来事だと思います。

 グリーンピースだけじゃなく、シーシェパードのような環境保護団体や環境保護活動家もそうなのですが、その活動自体が目的となってしまって、本来の目的であった「環境破壊」が二の次三の次になってしまうというのがよくあります。そして、活動を過激にした挙句、環境に逆効果になることすらやってしまうのです。

 これは「環境保護団体」に限らない話であり、最近書いたヒステリックなトランス脂肪酸批判が招く新たな健康被害の危険性なんかも同じ感じです。

 ある政治や信条を示す活動を熱心になることにより、その活動そのものが目的と化してしまい、当初の目的が本当に果たせるかには気を遣わなくなるんですね。

 ですから、結果的には当初進む可能性があっても、彼らは止まることができず、問題になるまで突き進むのです。


 関連
  ■ヒステリックなトランス脂肪酸批判が招く新たな健康被害の危険性
  ■オーストラリア VS シーシェパード サメ駆除残酷と支援国に牙を剥く
  ■石油は植物の化石…は間違いだった?近年注目の石油無機起源説
  ■アインシュタインが原爆(原子爆弾)の開発者という日本人の誤解
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