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人工肉はすでにアメリカで定着 次のフードテックは人工魚だ!


 <人工肉はすでにアメリカで定着 次のフードテックは人工魚だ!>、<「自然」な魚より安全性が高く自然に優しい「人工」の魚>などといった人工肉や人工魚などの話をまとめています。

2022/03/22追記:
●代替肉は昔からあったが「売れるわけがない」が常識だった…
2022/06/17追記:
●日本でも急激に人工肉製品が増加 いくつか実際に食べたところ… 【NEW】


●人工肉はすでにアメリカで定着 次のフードテックは人工魚だ!

2020/07/15:フードとテクノロジーを融合した「フードテック」。代表格と言えるのは人工肉ですが、この人工肉が未だブレイクしていないように見えるにも関わらず、次のブームとして予想されているのが、同様に植物由来でできた人工魚「Fishless fish」(フィッシュレスフィッシュ)だとのこと。「魚ではない魚」的な意味でしょうか。

 この話があったのは、マグロもエビも植物由来! 食糧不足対策で開発が急進する「人工魚」のいま _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】(2019/09/13 05:15)という記事でした。これによると、一応、人工肉はすでにブレイクしたという位置づけみたいですね。

 人工肉はすでにブレイクしたという判断した理由の一つは、世界最大のマーケティング調査会社であるニールセンのリポートによれば、2018年は前年よりも、動物性食品の代替となる植物性由来の食品の売上が20%増加しているということ。これだけだとブレイクの理由としては弱いと思いますけどね。

 他に、アメリカでは、植物由来の原料を使って、肉の味と食感を再現する「人工肉」はすでに市場に定着しつつあるとされており、人工肉の世界市場は、2025年までに279億ドルになるとの予測。ただ、割合としてはかなり低いのでは?と思います。検索で肉全体の世界市場の数字が出てこなかったので、確かめられなかったんですけど…。


●「自然」な魚より安全性が高く自然に優しい「人工」の魚

 マグロ消費量の推移 日本の伝統食じゃない?アメリカ向けで発展したマグロ漁業で追記したように、市場関係者は資源保護されている南半球のマグロの方が質が高くて良いと言っているのに、日本は減っている北半球のマグロをさらに捕るように要求…という狂ったことになっていました。

 そんなクレイジーな日本人は食べないかもしれませんが、植物由来のマグロをGood Catch Foodsというところがすでに開発済み。自然食スーパーのWhole Foods Marketでの販売も始まっています。ここの会社の親会社、Gathered Foodsは、ベジタリアンにもアピール。これは予想外でしたが、確かに合いますね。
 
 なお、ちょっと書いた資源保護としても人工魚は重要。世界の魚の消費量は、需要が劇的に増加する一方で、供給量は急速に減少中であるためです。また、皆さん大好きな「自然」な魚は、水銀などの有害物質を含むために注意が必要でもありますから、「人工」の方がむしろ安全かもしれません。


●代替肉は昔からあったが「売れるわけがない」が常識だった…

2022/03/22追記:ビヨンド・ミートは食肉業界のテスラになれるか:日経ビジネス電子版(池松 由香 ニューヨーク支局長)という記事が2019年(2019.8.21)に出ていました。当時、米国では、植物由来のタンパク質で作ったハンバーガーなどの代替肉の第2次ブームが起きていたそうです。

 代替肉メーカーが大手ファストフードチェーンと提携し、新商品を投入し始めたことブームの理由。日本でもあるバーガーキングもやっているそうです。この代替肉界を牽引し高い株式評価を得ているのが、2009年にロサンゼルスで創業したビヨンド・ミートという会社だとされていました。

<同社は競合と異なり、スーパーマーケットに商品を置いてもらう「BtoC(消費者向け)」の販路と、レストランなどに食材を卸す「BtoB(企業向け)」の販路の両方を同時に開拓してきた。(中略)
「スーパーで商品を目にした消費者がレストランでもビヨンド・ミートの名前を目にする。実際に食べてみるとおいしいので、スーパーでもレストランでもビヨンド・ミートを選ぶ。『初めて食べた代替肉がビヨンド・ミートの商品』という消費者にとり、その味が代替肉の基準となり愛着となる。ビヨンド・ミートはこの戦略で消費者のロイヤルティーを勝ち取り、ブランド力を向上させようとしている」(引用者注:ブルームバーグのアナリスト、ジェニファー・バータシャス氏)>

 代替肉は何十年も前から存在していたのですが、「コストは高いし、味も本物とは違う。売れるわけがない」というのが業界の常識だったといいます。ビヨンド・ミートはこの常識を破壊。ベンチャー企業の他、ネスレなど既存の食品大手グローバル企業も参入する中、強いブランド力を維持しているそうです。


●日本でも急激に人工肉製品が増加 いくつか実際に食べたところ…

2022/06/17追記:近年日本でも急激に人工肉が増えてきた感じで、あちこちで見かけるようになってきました。私が最初に食べたのは、コメダ珈琲の大豆ハムカツバーガー。もっと前からあったのかもしれませんが、2021年11月に食べています。味にこだわりない私はこれで全然問題ないな…という感じ。全く違和感なく食べられました。

 2022年になると、こういったものに対して意識が高い傾向にある生協(北海道の場合、コープさっぽろ)で大豆肉製品の弁当やハンバーガーが一気に数種類。少し遅れて地元のイオンでも大豆肉製品がいくつか登場。イオンはひよこ豆系もありました。これらを何種類か食べてみたところ、やはり私はこれでいい!という感じです。

 外食や惣菜を見ていていつも思っていたのが、肉系製品ばかりでそれ以外のレパートリーが少ないということだったんですよね。私は「肉は体に悪い」という非科学的な迷信には賛同しないものの、肉・魚・大豆系製品をバランスよく食べる…ということは心がけているため、人工肉普及はたいへん助かります。


【本文中でリンクした投稿】
  ■マグロ消費量の推移 日本の伝統食じゃない?アメリカ向けで発展したマグロ漁業

【関連投稿】
  ■砂肝なのになぜ砂がない?砂ずりとの違いは?砂嚢・筋胃との関係性
  ■焼き肉の珍名希少部位 ザブトン,メガネ,トウガラシ,カメノコウ
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