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倒産危機を誤魔化すのに必死のテスラ…勝者となるのはトヨタ?


 テスラやばい!倒産する!と一時マスコミが大騒ぎしていました。その後も倒産危機だとする記事は出ているようです。一方で、テスラが他の企業にない画期的なことを成し遂げただとか、株価が高い評価を受けているだとかいった話も出ています。

2019/07/16:
●従来型自動車会社がEVに本気…テスラ包囲網ができあがる
●倒産危機と言われていたテスラにトヨタは足元にも及ばない?
●資金繰りに懸念…倒産危機を誤魔化すのに必死のテスラ
●テスラの株価が下がるのは当然?そもそもあまりにも高すぎた
●最終的に勝者となるのはトヨタ?買収して漁夫の利を得る
●テスラなんかクソ企業、トヨタが買うわけない…と大不評
2020/02/17:
●テスラやばいって言っていたのに…むしろ株価爆上げで一人勝ち
●従来型の自動車メーカー、テスラに追いつくどころか離されてる?
2020/07/12:
●テスラやばい…のはずが、トヨタを抜いて世界一の自動車メーカーに
●今や世界最高峰!テスラのようにかつて叩かれていた企業とは?
2021/01/04:
●新型コロナウイルスで自動車業界が不調でもテスラは絶好調


●従来型自動車会社がEVに本気…テスラ包囲網ができあがる

2019/07/16:新しい記事はあとでやるのですけど、とりあえずブックマークしていた2017/11/3付日本経済新聞のEV時代の足音(3)テスラに迫る包囲網という記事から。

 記事で言うテスラ包囲網というのは、米ゼネラル・モーターズや独ダイムラーなど、資金力のある既存の自動車会社がEV(電気自動車)で大規模な投資をしているということ。一方で、テスラの量産はうまくいっていないということも記事では強調していました。

 英金融大手バークレイズのアナリストは、テスラのモデル3の生産立ち上がりの遅さに懸念を示し、日本の電子部品大手の技術者も「テスラに納入している部品はまだ試作品レベル。量産仕様には全くなっていない」と暴露しています。記事では、最後に<テスラも「規模の呪い」にのたうち回っている>としていました。


●倒産危機と言われていたテスラにトヨタは足元にも及ばない?

 このEVに関しては、かつてEVを馬鹿にする発言をしていたトヨタも方向転換。EV・FCV・HVで普及するのはどれ? 2030年以降の販売台数予測などで書いています。

 そのトヨタの名前を出したあのトヨタすら頼ったAI半導体王者エヌビディア、テスラに負けた?では、EVではなく自動運転技術に関してですけど、テスラは世界一レベルといった話が出てきたので、驚きました。そちらで書いたように、一時日本のメディアも含めて、テスラはもう終わりだ!といった感じの記事が大量に出ていた時期があったので意外に思ったため。

 ただ、検索してみると、最近になっても「テスラは倒産危機」的な記事は、コンスタントに出ていました。テスラ叩きはいっときのブームだけで終わったのかと思ったのですけど、続いていたようだ…というのが、今回の投稿のテーマです。


●資金繰りに懸念…倒産危機を誤魔化すのに必死のテスラ

 まず、倒産を匂わせてる…というレベルではなく、直接的でわかりやすかったのが、アインホーン氏のグリーンライト、テスラが破綻危機と指摘 - ロイター(2019年4月13日)という記事。著名投資家デービッド・アインホーンさんが率いるヘッジファンドのグリーンライト・キャピタルは、テスラが再び破綻の危機に直面しているもようとの見方を示しました。再び…というのは、たぶん私が言っている以前の「テスラ倒産ブーム」のことでしょうね。

 グリーンライト・キャピタルは、需要不足がある中で、その問題から投資家の目をそらせようと、「必死の」値下げ、性急な商品発表を行い、その裏で設備投資削減やサービスセンターの閉鎖も起きているといったことを指摘している感じでした。ボロクソに言っています。

 日本の日経ビジネスでも、ネガティブな話があります。市場が示唆するテスラの限界 マスク氏の手腕に疑問符も:日経ビジネス電子版(池松 由香 ニューヨーク支局長 2019年6月12日)がそういったもの。黒字化が遠のき、資金繰りへの懸念が広がり、米テスラの株価下落が深刻。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)の経営者としての能力にも疑問符が付き始めているとしていました。


●テスラの株価が下がるのは当然?そもそもあまりにも高すぎた

 これらの記事と違ってやや古く、倒産危機ブームであった時期の2018年4月6日の記事ですけど、他に目についたのが、ヤバくなったテスラを買収するのはトヨタ? | 東洋経済オンラインというもの。読んでみるとこれは、草食投資隊だという渋澤 健さん、中野晴啓さん、藤野英さんの雑談的なもので、いろいろな話をしています。以下は特に深掘りされていなかったんですが、トランプにフェイスブック社員が協力、毎日6万の個人広告を作成していたを踏まえたものじゃないかと思われます。

藤野「トランプ大統領ってわかりやすいなと思ったのが、アマゾンに対してはあれだけ攻撃的なのに、フェイスブックに対しては一切、文句を言わない。ここを突くと、大統領選挙の件でブーメランが飛んでくることをわかっているのでしょうか」

 肝心のテスラの話を。テスラの株価は過剰評価だった…ってのは、やっかみではなく妥当な指摘でしょうね。日本でもアメリカでも株価が変に高くなりすぎる銘柄というのはよくあります。株価の世界では一般的なこと。そういう意味では、下がって当然な感じです。

渋澤「そもそもテスラの時価総額が、いくら将来の期待を織り込んでいるからといっても、例えばフォード・モーターを追い抜くこと自体がおかしいと思います。(中略)テスラは確かにEV(電気自動車)の実用化に先鞭をつけて注目されましたが、現状においてもまだ生産が追い付いていません。頭の中のアイデアは大したものですが、実体が伴ってこないのではまったく意味がありません。


●最終的に勝者となるのはトヨタ?買収して漁夫の利を得る

 また、今回のテーマである「テスラがやばい」って話も当然出ています。このうちの2つ目のエピソードを読んで、この記事を去年も読んでいたことを思い出しました。ここ以外の雑談は全然印象に残っていませんでしたので、てっきり初読だと勘違いしてしまいましたわ…。

藤野「うちのアナリストが昨年、テスラを訪ねたのですよ。そのときの評価は「ヤバイ」でした。当時はまったくモノが作れていない状態で、日本の町工場のほうがはるかに優秀ではないか、あれなら生産が追い付かないのも当然だと、そのアナリストは思ったそうです」
藤野「以前、テスラのIR担当者に会ったとき、その人は「テスラは最高だ。大好きだ」と言っていたのに、最近、辞めていたことがわかりました。これは、不吉な前兆です」

 そして、「ヤバくなったテスラを買収するのはトヨタ?」というタイトルになっていた、トヨタの関連部分は「テスラの株価が暴落したら、恐らくトヨタ自動車が買うかもしれません。トヨタ・テスラになれば、これはこれで強いと思うのです。で、イーロン・マスクは面倒な自動車ビジネスから手を引いて、太陽光発電と高速鉄道、宇宙に自分の関心と経営資源を集中させる」(藤野)というものでした。



●テスラなんかクソ企業、トヨタが買うわけない…と大不評

 テスラ買収観測について、コメント欄では「トヨタがテスラを買収するなんて、テスラの累積債務をわかっていて言っているのか情報を疑う。トヨタの1年分の利益を吹き飛ばしながら、時代遅れのEV技術と自動化されてない働かない製造工場を背負い込むことに何の利益もない」など、ネガティブなコメントばかりになっていました。

「トヨタが北米での品質問題(急発進・急加速)で苛められ、GMとの合弁工場が宙に浮いたとき時、足元を見て救いの手を差し伸べた悪魔がイーロン・マスク。トヨタはテスラと資本・技術提携し、電気自動車ビジネスをスタートしました。元々、弱みに付け込んでトヨタの生産技術を盗み取ることが目的でしたから、関係が長くは続く筈もなく、程なくして提携は解消。皆さん、事実関係を理解できているのかな?」
「トヨタはテスラなんか買わないだろうね。意味ないし」

 「トヨタが北米で~」のコメントですが、全体の内容の真偽はともかく、トヨタが当初テスラと組んでいて、途中からEVバッシングするようになり、また方針転換でEVも始めた…という流れなのは本当です。なので、トヨタが一時期EVに冷淡だったのはちょっと不思議なんですけどね。自社ではやらず、保険的に他社にやらせる作戦だったんでしょうか。

 他にコメントでは「メディアはそろそろテスラを助けるのをやめたらどうですか?」というのもあったのですけど、前述の通り、マスコミはむしろ「テスラやばい」の大合唱をしていた時期がありました。また、自動運転絡みでテスラ車が事故を起こしたときにも、公平性に問題があるような報道がかなりありましたし、全然テスラを優遇している事実はないと思うのですけど…。


●テスラやばいって言っていたのに…むしろ株価爆上げで一人勝ち

2020/02/17:一時期盛んにマスコミに叩かれていたテスラですけど、むしろやっぱりテスラはすごかった!といった感じのテスラ今年、電気の優位性ですでに倍増しています(2) - Bloomberg(Gabrielle Coppola、Edward Ludlow 2020年2月5日 15:22 JST )という記事を見かけたため、読んでみました。

 2020年2月4日の米株式市場で、取引開始から数分以内にテスラ株は17%も上昇。しかも、前日は20%高と、より大きく値上がりしていました。この時点ではまだ年初から1ヶ月ちょっとであったにも関わらず、テスラ株は年初来で112%上昇という考えられないことに。ナスダック100指数の他の構成銘柄はその4分の1も上げていないということで、みんな上がっているという状況でもありません。

 ただ、ちょっと上がりすぎじゃないかと私は思いますけどね。テスラは1月22日に時価総額でフォルクスワーゲン(VW)を抜いて、さらに2月4日の取引終了時点での時価総額は1599億ドルと、VWを660億ドル余り上回る状態だとのこと。過剰評価のように思えます。


●従来型の自動車メーカー、テスラに追いつくどころか離されてる?

 ところで、このようにテスラだけが爆上げしている理由については、あまりしっかりと分析されていない模様。とりあえず、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が6四半期のうち4四半期で黒字を実現したことや、ショートスクイーズ、中国の重要な新工場の開設などの説が出ているとのことです。

 かつてEVが登場し始めた頃、EVは自動車会社じゃなくても作れるので従来型企業はピンチと言われていました。しかし、実際には失敗しているところが多いです。テスラは例外的に成功している企業なのですけど、この爆上げの理由について、テスラに既存自動車メーカーが敵わないとわかったためだ、という説が出ているそうです。

<老舗自動車メーカーが電気自動車(EV)市場でテスラにいずれ追い付くという長年の仮説が間違っているというものだ。それどころかマスク氏はリードを広げ、同社は今後何年にもわたりEV市場で支配的地位を維持する可能性がある>

 テスラからの独立者が集まったテスラのライバル企業ルーシッド・モーターズのピーター・ローリンソン最高経営責任者(CEO)は、 「同社は伝えられているよりもさらに先を進んでおり、差は縮まるどころか広がっていると思う」と指摘していたそうです。


●テスラやばい…のはずが、トヨタを抜いて世界一の自動車メーカーに

2020/07/12:必死のテスラ叩きも虚しく、テスラはトヨタの時価総額を抜いて「世界一の自動車メーカー」になったと報道されていました。時価総額とは、発行株式の総数に株価を掛けたものであり企業価値を図る指標とされています。

 もともと紹介していた話では、トヨタがテスラを買収できる!なんて話もあったものの、テスラの方が時価総額が高いわけで、あり得ない話になってきましたね。なぜテスラは世界一になった? トヨタを凌ぐ時価総額 そのカラクリとは | くるまのニュースでは、テスラを子会社化するにはその50.1%、つまり11兆円強のお金が必要ということになると説明しています。

 テスラがトヨタ以上の評価を受けていることについて、テレビの報道では、既存メーカーがEVを売ることは従来型の車の利益を失うことになる一方、テスラは従来型の車を売っていないため売れば売るほど儲かると説明していました。従来型の自動車会社は、EVと従来型の車が共食いするということです。


●今や世界最高峰!テスラのようにかつて叩かれていた企業とは?

 ただ、私はそれでも過剰評価だと思いますけどね。くるまのニュースでもマネーゲーム的な面があるという投資家の声を載せていました。記事では他に、将来性を見て…とも説明しています。本質的に株価は現在ではなく将来期待できる価値を示すものですので、一応おかしな説明ではないのですけど…。

<(引用者注:テスラの)実態は売れば売るほど赤字ともいわれています。これまでの自動車メーカーのビジネス構造であれば、クルマを販売して利益が出ないのでは企業として問題があるといわざるを得ません。
 ただし、テスラの場合は、投資家から資金を得ることが目的なので、極端にいえばクルマを売って一般消費者から目先の利益をとる必要がありません。そのため、将来テスラがEV市場で一人勝ちする時代が来たときに、しっかり利益を確保できればよいという考えなのです

 ある個人投資家は、「多くの投資家たちは、いずれ電気自動車(EV)が主流となる時代が来たとき、EVメーカーとしてはすでに世界最大級の実績があるテスラの企業価値がいまよりもはるかに高まると期待しているからでしょう」ともしていました。

 このように「今は赤字だらけでも先に市場を独占しておいて、後から利益を出せば良い」という考え方をした企業として思い出すのはアマゾンです。赤字続きだったアマゾンは、うまくいくはずがない、過剰評価だと叩かれ続けたものの、予想に反して今や世界最高峰の企業になりました。テスラもそうなるのでしょうか。


●新型コロナウイルスで自動車業界が不調でもテスラは絶好調

2021/01/04:一時は叩かれまくっていたテスラですが、良い方のニュースで再び登場。テスラ、20年の販売50万台弱 36%増、コロナでも好調 | 共同通信(2021/1/3 15:12)という記事によると、2020年の販売台数は前年比36%増の49万9550台だったそうです。

 単純に「36%増」だけでもすごいと思いますが、今回ポイントとなっているのは、自動車業界全体の販売台数は新型コロナウイルス感染症の影響で前年割れが予想されているということ。従来型の自動車メーカーが不調なために、テスラの好調ぶりが目立っている格好です。記事では、環境規制強化が好調の背景にあるだろうとしていました。

 ただ、従来型の自動車メーカーに関しても、2020年9月30日の時点で、トヨタの世界販売台数、想定を上回るペースで回復…10.6%減の72万0765台 8月実績 | レスポンス(Response.jp)といったニュースも出ています。その後トヨタは10月・11月に前年同期比プラスに回復しただけでなく、単月単位での過去最高値を記録しており、他社もそこまでひどいマイナスではないかもしれません。


【本文中でリンクした投稿】
  ■あのトヨタすら頼ったAI半導体王者エヌビディア、テスラに負けた?
  ■EV・FCV・HVで普及するのはどれ? 2030年以降の販売台数予測
  ■トランプにフェイスブック社員が協力、毎日6万の個人広告を作成していた

【関連投稿】
  ■日本史上最高の売上達成のトヨタ豊田章男社長「ボーナス減らそう!」
  ■日立会長やトヨタ社長、終身雇用守るの難しい・派遣の方がやりがいあるなどと主張
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