ウィキペディア見ればいいじゃんという話ですが、一度「ノアの箱舟」の話をまとめておきたかったので書きます。
その
ウィキペディアを見て短くまとめて行きますが、ウィキペディアでは「方舟」という表記を採用。その他、「箱船」もあるようですが、私のIMEでは「箱舟」が最初に出ましたので、このまま突っ走ります。(よく見ると、ウィキペディアでも文中では「箱舟」だったりします)
この「ノアの箱舟」はいわゆる旧約聖書の中の『創世記』(6章-9章)に登場する話だそうですが、話の流れはこんな感じです。(よく見ると
ノア (聖書)の方が詳しいところもあったので、そちらも参考にしました。あと、いわゆる旧約聖書という書き方をしたのは、キリスト教の立場からの呼び名です)
(1) 神様、地上で増え始めた人々やネフィリム(神の子らと人間の娘らとの子)が悪いことをしているのを見て、オカンムリ。洪水で滅ぼすことを思い立つ。
(2) これを天使アルスヤラルユル(ウリエル)を呼んで告げるが、「神と共に歩んだ正しい人」であったノアは残すように指示。
(3) アルスヤラルユルはこれをノアに伝え、箱舟の建設を命じる。(このときノアさん、500~600歳だったそうです。長生きですねー)
(4) ノアは大洪水が来ることを前もって人々に知らせるも、みんな無視。
(5) 数10年から100年の歳月をかけて箱舟ができる。ノアは家族とその妻子(計8人)、全ての動物の雄、雌一組ずつを箱舟に乗せる。
(6) 洪水が40日40夜続き、水は150日の間増え続けた。当然、地上に生きていたものは全滅。
(7) 箱舟はアララト山の上にとまった。40日のとき、ノアは鴉と鳩を放したが、とまるところがなく帰ってくる。7日後、もう一度鳩を放すと、オリーブの葉をくわえて戻ってくる。さらに7日たって鳩を放したときは戻ってこなかったので、水が引いたことがわかる。
(8) ノアは家族と動物たちと共に箱舟を出る。そして、祭壇を築いて、献げ物を神に捧げると、神は祝福して、もう大洪水はやらないと約束。神はその契約の証として、空に虹をかける。
このノアの大洪水が起きたのは、『聖書』にある年代をそのまま計算すると、西暦前2370年(紀元前3000年ころとも)のこととされているそうです。
これは天地創造からどれくらい経ったのくらいなんだろう?とふと疑問に思ったのですが、天地創造にも諸説あり、長らくキリスト教圏で信じられていたのは紀元前4004年、正教会(ギリシャ正教)だと紀元前5508年だそうです。
神様はこの天地創造を6日間でサクっと終わらせていますが、その6日目に人も作っています。
ということは、ノアの大洪水は人類誕生から大体2000年くらい経ってからなのかなぁ?そこで一回失敗作の人間たちを始末したわけですね。
その後4000か5000年持っているんですから、今の人類は結構優秀かもしれません。
あと、最初に出てきた悪いことをしているというネフィリムですが、括弧内に書いたように神様の血を引いています。
そのネフィリムの父である神様の子たちは、人の娘たちが美しいのを見て、次々と妻にしたそうです。
美しい人を好むのは、まあ、仕方ないっちゃ仕方ないのですが、あんまり性格良さげじゃありませんし、ネフィリムに限らずこのお父さん方も悪い人だったのかも。
それで息子さん方の子孫は滅ぼされちゃったわけですが(ちなみにこのせいで人類から美人が減った……みたいな説を探しましたが、ありませんでした)、これらを読んでいく限り、動物たちって別に悪いこと何にもしていないですよね。
一番とばっちり受けたのは動物たちだよなぁと思いつつ、今日はここで終わりにします。
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