浅草寺のおみくじで凶の割合が多い理由、凶や大吉の確率など

　初詣の意味と由来 初詣は明治時代に鉄道会社が捏造した伝統だった？でも紹介した江戸時代の人は初詣をしなかった！年末年始の雑学30（2014.01.01 07:30:19 by ガジェット通信）からもう一つだけ。

●６、浅草寺のおみくじを発案したのはあの有名人。凶が多い理由もある。
浅草寺のおみくじはあの南光坊天海が観音様のお告げで発見したとされるもので、「大吉は運の頂点でそこから落ちていくだけ、凶もこれから良くなるのだから悲観しなくて良い」という教えのため、凶が非常に多く３割以上が凶だと言われている。

　ですから、凶でも悪くないんですね。前向きになれます。浅草寺のオフィシャルでも以下のようにありました。

浅草寺｜よくある質問

“おみくじ”について教えて下さい。
浅草寺のおみくじは「観音百籤（かんのんひゃくせん）」というものです。
おみくじは比叡山延暦寺の良源僧正（慈恵大師または元三大師ともいう）によって日本に広く普及されたとされ、浅草寺にも伝えられました。
「浅草寺のおみくじは凶が多い」とよく言われますが、古来の“おみくじ”そのままです。また凶が出た人もおそれることなく、辛抱強さをもって誠実に過ごすことで、吉に転じます。凶の出た人は観音さまのご加護を願い、境内の指定場所にこの観音百籤を結んで、ご縁つなぎをしてください。

　あら、おみくじを結ぶ意味は何もない 迷惑なのでむしろやめてほしい？というのをやったんですが、こちらはオフィシャルにおみくじを結ぶことを推奨しています。


　あと、凶が前向きなものなら、逆に大吉だと悪いと思うかもしれません。ただ、そういうものでもないんじゃないかと思います。というのも、おみくじはアドバイスとセットですから、何が出ようともこれからより良くして行こう…というもののように思えるためです。

　ここらへんについても調べてみたいんですが、先に凶や大吉の割合について。

　おみくじの良い順番・出現率は神社によって違う 現在17種類確認済でも浅草寺のおみくじの話が載っていました。それによると、それぞれのおみくじの本数は以下の通り。

・浅草寺(東京都台東区)・・・100本中⇒大吉16・吉35・半吉12・末小吉1・末吉6・凶30本

　ちょうど100本ですのでパーセンテージに直さなくてもわかりますね。でも、一応、確率も表示しておきます。

大吉　　16％
吉　　　35％
半吉　　12％
末小吉　 1％
末吉　　 6％
凶　　　30％


　さて、おみくじの意味について。お馴染みのWikipediaからおみくじ - Wikipedia(最終更新 2014年5月17日 (土) 02:46)を見てみます。

　Wikipediaによれば、"古代においては国の祭政に関する重要な事項や後継者を選ぶ際に神の意志を占うために籤引きをすることがあり、これが現在の神籤の起源とされている"そうです。古代は神の意志の占いでした。

　一方、"多くの神社仏閣でみられる現在のおみくじの原型は元三慈恵大師良源上人(912～985)の創始とされてい"ます。現在の神籤(みくじ)は"鎌倉時代初期から"みたいです。

　そして、意味としては、"参詣者が個人の吉凶を佔う(引用者注：うかがう？)ために行われるもの"と書いていました。

　これだと単なる占いです。あまり前向きな意味はないということになります。

　しかし、本当？と気になってもう少し読んでいくと、"吉凶よりも運勢の説明で何が語られているかが大切であるとされる"というのがありました。

　良かった。そうじゃないと、どうしようもないですよね。


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