●好きなおせち料理ランキング 嫌いな人・苦手な人も多い?
2015/1/2:おせち料理は毎年
おせち料理の意味まとめ 海老 昆布 栗金団 二色玉子など28種といったものをやっていますけど、今回は違うアプローチで。
おせち料理は何が好き? | マイナビニュース[2013/01/02]であった「好きなおせち料理ランキング」です。
<好きなおせち料理ランキング>
1位 栗金団(くりきんとん) 361回答 39.4%
2位 黒豆(黒豆の煮物) 272回答 29.7%
3位 伊達巻 236回答 25.8%
4位 数の子(ニシンの魚卵) 177回答 19.3%
5位 紅白かまぼこ(紅白二色のかまぼこ) 156回答 17.0%
6位 海老の焼き物(伊勢海老、クルマエビ) 113回答 12.3%
7位 好きな物はない 96回答 10.5%
8位 煮しめ(しいたけ、こんにゃく、蓮根、牛蒡、里芋、人参) 79回答 8.6%
9位 鯛の焼き物 78回答 8.5%
10位 田作り(ごまめ) 73回答 8.0%
(調査期間:2012/10/25~2012/10/28 アンケート対象:マイナビニュース会員 有効回答数 916件(ウェブログイン式) )
上はベスト10。項目は26あったので、残りはこの後紹介します。特に書かれていませんでしたが、複数回答可のようです。ただ、「好きな物はない」が7位になっちゃっています。私も個人的にはおせち料理が苦手です。ベスト10だと、伊達巻や伊勢海老はまあまあかな?と思うものの、好きってほどではないですね。
伊達巻は甘くてお菓子っぽいですが、1位になった栗きんとんもお菓子っぽいと思います。普段あまりない不思議な感じの食べ物。甘いものが結構好まれるのかもしれません。ここらへんはなんとなく上位でもわかるんですが、シンプルな黒豆、何てことなさそうな数の子、かまぼこ、煮しめ、田作りあたりが上位というのは驚きました。
●一方、ランキングで最下位になってしまったおせち料理とは?
というか、やっぱりこうして見ると、おせち料理ってあんまりインパクトないですね。私は肉とか魚とかが食いたい!と思います。11位以下はどうでしょうか?
11 紅白なます 68回答 7.4%
12 鰤の焼き物 63回答 6.9%
13 昆布巻き 60回答 6.6%
14 焼きさかな 48回答 5.2%
15 鰻の焼き物 45回答 4.9%
16 酢の物 41回答 4.5%
17 たたきごぼう(酢ごぼう) 34回答 3.7%
18 お多福豆 27回答 2.9%
19 豆腐(楯豆腐) 19回答 2.1%
20 金柑 18回答 2.0%
21 くわい 17回答 1.9%
22 ちょろぎ 16回答 1.7%
23 そのほか 15回答 1.6%
24 酢蓮(すばす:レンコンの酢の物) 13回答 1.4%
25 搗ち栗(栗の実を搗いたもの) 13回答 1.4%
26 蕪(かぶ)の酢の物 10回答 1.1%
「蕪(かぶ)の酢の物」がなぜか最下位。そんな癖のあるものじゃないんですけどね。上位だって癖のないのが入っているんですから、もう少し上でも…。というか、この中では最下位だった「蕪の酢の物」はわりと好きです。11位の「紅白なます」はもっと好きです。皆さん、酸っぱいものあまり好きじゃないんですかね。
で、全項目見ましたが、私はやっぱりこれと言って「大好きだ!」というものがありませんでした。大体何でもおいしく食べるのでおせち料理も食べられることは食べられるのですが、買ってまで食べたいとは思えません。私も結局、「好きな物はない」に投票かも…。
●おせちは売り側にとっても「おいしい」!原価は~円しかない…
おせち料理ランキングなのに楽しい話題が書けませんが、人によってはあまり楽しくかもしれない話題をもう一つ。
1万5000円おせちの原価は5000円以下 器が占める割合も多い- NEWSポストセブン(2014年12月29日16時00分)という話題です。ある小料理屋の店主によると、おせちはおいしい商売だそうです。
「うちも去年から常連客向けにおせちを作り始めました。夫婦2人だけという家庭も多いので、量は少なめで値段は1万5000円。材料の8割は飲食店専門に冷凍調理品を配送してくれる業者から調達しています。
電話帳みたいな分厚い商品カタログがあって本当に何でも揃う。食材で仕入れると材料が余って損をするけど、カタログ注文ならコストが決まっていて、それに上乗せして売値を決めれば済む。1万5000円のおせちの原価は、容器代を入れて5000円以内にしている」
原価をどうのこうの言う人は、「原価厨」と呼ばれて嫌われます。ただ、おせち料理みたいな高いもので原価がこんなに低いんだ!と驚きました。もともと安いものでしたら、原価率が高過ぎるとやっていけません。しかし、高価格帯になってくれば、利益の占める割合を下げても利益そのものは増えます。それなのにこんなに低いというのは意外でした。
●原価率低く悪い文化かも…おせち料理で高いのは食品ではなく~だった!
「材料が余って損をする」という話がありましたが、これは廃棄コストを抑えられるのですから、原価率を下げてもOKという方向に働くはずです。でも、逆なんですね。廃棄コストがかからないのに値段も高くして、さらに稼いでいる…という形です。
旅行先の買い物なんかもそうですが、お祝い・季節モノ的な特別なものだと、金銭の出し方の感覚が違うから成り立つんでしょうね。私もおせち料理は食べないですが、お正月は普段食べない良いものを食べたくなります。そういう心理的なものを最大限利用しているんでしょう。
記事では「60万円の商品で器の値段が40万円以上するものまである。それは極端な例だが、高いおせちほど器の値段の占める割合が上がるのは確かだ」(大手百貨店関係者)や「値段の半分以上がお重」という話もありました。この食べ物より器重視というのも、顧客の満足度に直結している部分だからということでしょう。
こういう顧客の心理をうまく利用したやり方はおもしろいなぁ…と私は思います。ただ、逆に言うと、騙しているところがあるとも言えなくないため、最初に書いたようにあまり楽しくない話と思う人もいるかもしれません。そう考えていくと、ひょっとしたらあまり良くない日本の風習かもしれませんね…。
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