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小1プロブレム・中1ギャップ・高1クライシス 原因の分析や対策本もすでに登場


2015/1/21:
●中1ギャップ 原因の分析や対策本もすでに登場
●学校生活になじめない状態が続く小1プロブレムや小1ショック
●小1プロブレムもすでに書籍が出版されている
●高1クライシスはやや知名度が低い 小1プロブレムのみ異質
2020/08/11:
●個々の学校や先生の問題じゃない!日本の教育システムそのものが悪い
●みんな同じとみなして同じことをやらせる…非科学的な学校のシステム
●幼稚園で評価された子供は管理主義の日本の小学校では問題児扱い?


●中1ギャップ 原因の分析や対策本もすでに登場

2015/1/21:何か知らないうちにいろいろな言葉が出てきていました。タイトルにした小1プロブレム・中1ギャップ・高1クライシスのうち、知名度が高そうなのは「中1ギャップ」です。既に書籍が多数出ています。

 「中1ギャップ」はWikipediaにも単独で項目がありました。中1ギャップ - Wikipedia(最終更新 2014年10月14日 (火) 07:38)によると、中1ギャップとは、日本の一部の児童が、小学生から中学1年生に進級した際に被る、心理や学問、文化的なギャップと、それによるショックのこと、といった説明。原因は例えば以下のようなものです。

・先輩後輩という関係の出現
・いじめの激化
・異なる小学校出身者同士の人間関係
・勉強の負荷の増大

 「こんなもの以前からあるだろう、最近の子どもは軟弱だ」と言い出すおじさん・おばさんが必ずいると思われますが、自殺に至る場合もあり深刻です。

 また、以前からあったということは、十分な対策がなされていなかったということでもあるでしょう。その現象を示す用語が生まれることで注目を集め、対策しようという機運になっているのは良いことです。前述の書籍もタイトルを見る限り、対策に重きが置かれているようでした。


●学校生活になじめない状態が続く小1プロブレムや小1ショック

 検索かけてみると、小1プロブレムも有名みたいですね。Wikipediaはなかったものの、コトバンクにすでに記載がありました。朝日新聞掲載「キーワード」の解説(2014-03-30 朝日新聞 朝刊 岐阜全県 1地方)によると、小学校に入学したばかりの1年生が、以下のように学校生活になじめない状態が続くことをいうそうです。

(1)集団行動がとれない
(2)授業中に座っていられない
(3)先生の話を聞かない

 家庭のしつけが十分でないことや、自分をコントロールする力が身についていないことなどが主な原因とされる、とも説明されていました。ただ、「家庭のしつけが十分でない」って丸投げですね。全部学校でやるのは確かに無理で、それはそれで丸投げですけど、全部家庭のせいってのもすごいです。

 この他に「小1ショック」なる言葉も見かけました。「小一プロブレム」と同じ意味かな?と思いましたが、「小1ショック」の場合は「中1ギャップ」の小学校版といった感じで、問題行動というよりは小学生自身の戸惑いが主体のようです。


●小1プロブレムもすでに書籍が出版されている

 「小1プロブレム」も検索してみると、書籍が多数出てきました。ただ、アマゾンでは最初に(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)がヒット。「小1プロブレム」というキーワードが入っていませんでした。

 「小1プロブレム」がタイトルに入っていない(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)については、アマゾンのページも確認。商品の説明を見ると、やはり「小一プロブレム」本という理解でOK、でした。

<子どもからのメッセージ、気づいていますか。なんのために勉強するのかわからない。そもそも授業がつまらない。親の過剰な期待に振り回されている。―「小一プロブレム」と呼ばれ、小学校低学年の教室で起こるさまざまな問題は、じつは「学びの面白さを感じられない」子どもたちからの違和感や抵抗のあらわれだ。子どもの可能性を引き出すために、今必要なものは何か。教育、子育てへの提言>


●高1クライシスはやや知名度が低い 小1プロブレムのみ異質

 最後の「高1クライシス」は、前の二つに比べると極端に知名度が下がります。書籍は全くヒットせず、なぜかフィギュアがたくさん出てきました。下記は1/15 バブルガムクライシス 変形 モト・スレイヴ(ネネ)ですので、「1」と「クライシス」でヒット。後は商品説明などで、「高」が出てくるのかもしれません。



 「高1クライシス」もひょっとしたら「本」でジャンルを絞り込めば出るかな?と思ったものの、やはり関連しそうなものはヒットせず。ただ、はてなキーワードはありましたので、同様のページが見られない「小1ショック」よりは知名度がありそうです。
高1クライシスとは - はてなキーワード

高校の中退、不登校などの課題が高校全体の約半数の割合で1年生に集中していることを指す語。

 こちらも内容を見ると、「中1ギャップ」に近いものでした。小1プロブレム→中1ギャップ→高1クライシスのラインで、「小1プロブレム」のみ問題の視点が異なりますね。

 児童・学生側からの視点で見ると、小1ショック→中1ギャップ→高1クライシスとした方が一貫性がありそうです。


●個々の学校や先生の問題じゃない!日本の教育システムそのものが悪い

2020/08/11:日本の学校で小1プロブレムが起こるワケ 「大声で怒鳴る」は教師の力不足か | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)(2019/04/05 9:00)という記事を見かけてチェック。苫野 一徳・熊本大学教育学部准教授によるものです。これはどうも書籍『「学校」をつくり直す (河出新書)』の内容を再編集したものみたいですね。

 本の題名が『「学校」をつくり直す (河出新書)』ですので、話がでかくなっており、大丈夫なのかな?というところはあります。ここでは、学校の多くの問題は構造的なものだとされていました。

<本書で詳しく論じているように、今学校が抱えている問題の本質は、一人ひとりの先生や個々の学校にあるというより、むしろもっと構造的なこと、つまりシステムにこそあるのです。いじめ、体罰、落ちこぼれ、小一プロブレム、中一ギャップ、教師の多忙、勉強する意味の喪失、同調圧力、不登校……一見別々に見えるこれらの問題も、その根っこはすべてつながっています。だから、個々の問題状況にだけ目を向けても、抜本的な解決策を見出すことはできません。根っこの問題、教育のシステムそれ自体の問題を解決しなければならないのです>




●みんな同じとみなして同じことをやらせる…非科学的な学校のシステム

 大丈夫だろうか?というところはあるものの、指摘していることは理解できることばかりです。現在の日本の教育は、「みんなで同じことを、同じペースで、同質性の高い学級の中で、教科ごとの出来合いの答えを、子どもたちに一斉に勉強させる」というシステム。これがうまくいかないというのはわかります。

 わかりやすい例が「落ちこぼれ」。多くの人は落ちこぼれは子供個人の問題と考えるものの、そうではないという指摘。たまたまた一時期休んでいただけで能力があっても、落ちこぼれる…ということが今起きているんですね。また、私はそもそも人間は個人差の大きい動物だということも指摘したいです。「みんな同じ」は非科学的で精神論的な手法でしょう。

 この投稿のテーマである「小1プロブレム」の原因もやはり学校システムとの見方。ただ、ちょっとこちらの指摘は先程の例と違うパターンで、学校が管理主義的すぎるのではないか?という指摘ですね。私も小学校の子供を持つ親の話を聞いて、子供を大人の命令通りに動くロボットのように管理しようとしていることに驚きました。

 「中1ギャップ」「高1クライシス」などが生徒自身の戸惑いを示した言葉であるのに、「小1プロブレム」だけは「先生の話を聞かない」など、大人の側からの視点だと当初書いていました。「小1プロブレム」というのは、大人が子供を思い通りに管理しようといてうまくいかない問題だというのがよくわかりますね。


●幼稚園で評価された子供は管理主義の日本の小学校では問題児扱い?

 軍隊的な印象も受けるのですが、日本の学校では、管理主義的です。ところが、日本でも幼児教育については、海外ほどではないと思うものの、子供の主体性を重視するという科学的根拠ある手法がある程度浸透しているとのこと。ただ、小学校に入るとこのように評価方針が180度転換するため、問題が起きるという指摘。幼児教育で優秀だった子が問題児扱いされる…ということも起こり得るわけです。

<世界中の幼児教育や保育の現場では、基本的に、子どもたちの主体性を尊重した実践が目指されています。そして実際、保育園や幼稚園の子どもたちは、年長さんにもなると、お兄さんお姉さんとして年下の子たちの面倒を見たり、お手本になったりと、園を引っ張っていく頼もしい存在になります。
 ところが、今なお多くある、規律に厳しい”統率的”な小学校の先生のクラスに入るやいなや、子どもたちはその主体性をいくらか奪われてしまうことになるのです。それまでお兄さんお姉さんとしての自覚を育んできた子どもたちは、いつのまにか、何もできない、時に箸の上げ下げにいたるまで「先生の言う通りに」行動しなければならない存在として扱われるようになるのです>

 子供は動物と同じなので叱ったり怒鳴ったりしないとダメといった考え方も結構支持されているのですが、うまくいっている学校ではむしろ先生が静かに話す方が子どもたちも静かに聞き入るとのこと。ただ、苫野 一徳准教授はそれでも、個々の先生の問題ではなく、学校システムがそうなっているせいだと強調していました。



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