●バナナではなく天ぷらなら本当に転ぶ?スーパーで怪我して賠償請求
2020/12/10:ニュースサイトで「天ぷらで転びけが、損害賠償」みたいな短縮見出しが目に入りました。最初見たとき、日本語として全く間違っていないにも関わらず、「意味が通じない。間違っているのでは?」とか「私の知らない用法か?」とか思ってしまったんですよ。文字通り天ぷらで転ぶという事態が思いつかなかったのです。
ただ、昔のバナナですべるギャグのごとく、本当に天ぷらで滑って転んでしまった模様。
スーパーの総菜で転び、賠償命令 店側の安全不備認める、東京地裁 | 共同通信(2020/12/8 19:59 (JST))という記事が出ています。この場合は、けがをしていますので、ギャグでは済まない感じでした。
判決によると、男性は2018年4月、スーパー大手のサミットストア練馬春日町店で、レジ付近に落ちていたカボチャの天ぷらで足を滑らせて転倒し、膝の靱帯を損傷。35歳の男性ということでお年寄りじゃありませんね。東京地裁は足元の注意を怠った男性にも過失があったと判断し、約140万円の損害賠償額から減らしたものの、店側が安全管理を怠ったと認め、約57万円の支払いを命じました。
●アメリカの社会問題がバナナの皮で滑る定番ギャグを生み出した?
一方、バナナが原因による損害賠償の例はないかと検索。ただ、こちらはちょっと見た感じ見つかりませんでした。じゃあ、バナナがすべる…の関係で何か?と探すと、
バナナの皮で滑る定番ギャグ、その裏にあった社会問題 | RadiChubu-ラジチューブ-(2020.08.10)という記事が目に付きました。
<(引用者注:CBC論説室特別解説委員の石塚元章さんが番組の中で、)バナナの皮で滑るギャグと、その背景にある社会現象との関連性について語ります。バナナの皮を使ったギャグは20世紀初頭にアメリカで作られたと言われていますが、19世紀後半ぐらいから、アメリカにバナナが大量に輸入され、ニューヨークでは外でバナナをたくさん売るようになります。
そうすると、ニューヨークの街中では皮をそのまま捨てる人が増え、ゴミが増えることで社会問題となったのです。ギャグが生まれたのは、中南米での過酷な労働による大量栽培と、街中でのポイ捨てという、ある意味笑えない問題から生まれたものともいえそうです>
なお、本当にバナナの皮で滑るのかマジメに研究した方もいたとのこと。こうしたヘンテコ研究の分野では世界的に強い我が国の学者です。2014年に北里大学の馬渕清資教授が、摩擦係数などを計算し「通常よりも約6倍滑りやすい」という結果を発表しイグ・ノーベル賞を受賞したことがあるそうです。
【関連投稿】
■
2年連続!日本で肛門にコンプレッサーで空気注入して殺す事件が続く なぜ簡単に人が死ぬのか?医師による説明 ■
連続放火犯を逮捕したらまさかの消防団員!放火した理由とは? ■
老人ホーム未来倶楽部の入居一時金26億円、役員報酬などに使用 ■
スカイツリーは危険?ガラスや屋根損壊事故、ビニール傘で対策 ■
コスプレをすると盗みたくなる泥棒、3度目の逮捕 エヴァ・バニーガール・スパイダーマンのコスプレ ■
社会・時事問題・マスコミについての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|