教え子殺害容疑で逮捕、前園泰徳福井大特命准教授の経歴 教師教育にも力で最後に少し書いた著作についてももう少し見ておこうかと。
まず、前回も紹介した
日本のいきもの図鑑 (郊外編)
。「森と山」「草原」「川と湖沼」「海辺」「農耕地(水田と畑)」、それぞれで代表する生物と、比較的容易に見ることのできる生物を、分類群にこだわらずに掲載したいきもの図鑑だそうです。良さそうな本ですね。
レビューは3つあってすべて5点。「著者の端的なコメントは単なる解説以上のものがあり、うなずけると同時に妙に愛すべきコメントでもあります」「コメントにはそれぞれ著者の感想や面白トリビアなどもついていて、プチエッセイと言えるレベル」と、レビューを見ても本当に良さそうな内容。
「面白トリビア」ともありましたが、「うちの小学生はたまに爆笑しつつ愛読」ということで笑えるという意味でのおもしろさもあるようですね。
また、「著者自らが撮影した様々な生物の写真」とのことで、図鑑にできるほど写真を撮っているというのがすごいです。よほど生き物が好きなのでしょう。
この図鑑、
日本のいきもの図鑑 (郊外編)
というタイトルでわかるように、姉妹書があります。
こちらの
日本のいきもの図鑑 (都会編)
の方が人気がないのか、レビューは1件のみ。しかし、やはり5点でした。
「図鑑の概念が覆される本!」というタイトルのレビューで、「今まで図鑑というと、標本のような写真(もしくは絵)に、真面目な決まりきった説明がついているものを想像していましたが、この図鑑は全く違います」と絶賛。そして、やはり説明のおもしろさにも言及されています。
なお、こちらでは、"なぜか堤清二氏(西武グループ元会長)が推薦文を書いています"という妙な情報が。本当なぜ?という人ですね。
堤清二 - Wikipedia
堤 清二(つつみ せいじ、1927年3月30日 - 2013年11月25日)は、日本の実業家、小説家、詩人。学位は博士(経済学)(中央大学・1996年)。(中略)
西武流通グループ代表、セゾングループ代表などを歴任した。(中略)
2000年には小説『風の生涯』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞、詩の業績で藤村記念歴程賞受賞。2004年に『父の肖像』で野間文芸賞受賞。2006年3月には近作をはじめとする小説群の旺盛な創作活動により日本芸術院賞恩賜賞を受賞した。2006年、詩集『鷲がいて』により現代詩花椿賞受賞。2007年、同作により読売文学賞詩歌俳句賞受賞。同年、日本芸術院会員となる。2009年、『自伝詩のためのエスキース』で現代詩人賞受賞。2012年、文化功労者。
あら、小説でも有名だったんですね。生き物図鑑とはやはり遠いものの、こちらでの縁でしたらまだわかります。
前園泰徳福井大特命准教授の著作の話に戻ります。なぜか、千葉限定のローカル版が出ていました。限定しすぎです。
この
千葉いきもの図鑑
は1999/4。2013/6/30にも同名の
千葉いきもの図鑑
が出ているものの、作者は前田信二さんという方で異なります。
しかし、表紙はご覧のとおり、最初の前園さんのものとそっくりです。
アマゾンの紹介によると、前田信二さんは青山学院大学法学部と文学部史学科を卒業、史学科卒業後は書店勤務を経て出版に従事しています。この分野とは全くの畑違いでした。
しかし、"前園泰徳氏の『日本のいきもの図鑑』編集に携わり前園氏の考えに傾倒"し、生き物図鑑を自ら書くまでになったみたいです。他に
栃木いきもの図鑑
や
埼玉いきもの図鑑
も作っています。影響力すごいですね。
こういった話を聞くと、前園泰徳福井大特命准教授ってすごい!となるのですけど、何しろこれを書き始めた理由は殺害容疑で逮捕というエグいものです。
前回でも書いているようにまだ容疑の段階ではあり、実際のところは不明なわけですが、これでは全然素直に感動できません。
最初の本のレビュアーさんの中には図鑑の内容に生き物への愛の深さを感じた人がいたようで、「(子供たちが読めば)この著書の生き物に対する愛情も伝わるのではと思います」と書かれていました。
殺人事件のことを頭に置いてこの部分を読むと、複雑な思いにさせられます。
追加
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