痴漢冤罪の被害者が取り調べ「一部可視化」に反対「刑事は調書を書いてくれなかった」|弁護士ドットコムニュース
3月中旬に閣議決定し、政府が今国会での成立を目指している刑事訴訟法等改正案。(中略)
この法案については、冤罪防止の観点から求められていた「取り調べの可視化」が導入されるのにもかかわらず、当の冤罪被害者から、反対の声があがっている。そんな当事者たちによる集会「問題だらけの『刑事訴訟法等改正案』 なぜ冤罪被害者は、反対するのか?!」が4月22日、東京・永田町の衆議院第二議員会館で開かれた。
集会には「袴田事件」の袴田巌さんの姉・秀子さん、「布川事件」で再審無罪が確定した桜井昌司さん、映画「それでもボクはやってない」のモデルにもなった痴漢冤罪被害者の矢田部孝司さんらが登壇した。
(中略)可視化は、警察の取り調べは裁判員裁判の対象事件、検察についてはさらに独自に捜査する事件でのみ、義務化される。すべての刑事事件の2〜3%にすぎず、痴漢事件は、可視化の対象に含まれない。
しかし、矢田部さんは、痴漢事件でも可視化が必要な理由を、自身の経験をまじえて語った。
「(中略)自分がどれほど『やっていない』と言っても、調書には書いてくれません。
(中略)調書は当てにならないからこそ、取り調べの全面可視化が必要だと強く訴えたい」
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