2020/04/28:
●工学院大学教授が改ざんの研究不正、学生からの告発で判明する
●最近の主なニュースは「東京都から不当な団体交渉で救済命令」
●工学院大学教授が改ざんの研究不正、学生からの告発で判明する
2020/04/28:工学院大学って以前も名前を見た記憶があり、今回初めて知ったわけじゃなかったと思うのですが、「工学院大学」じゃなくて、ただ単に「工学院大学」だけの大学名。ちょっと変わった名前だと思いました。
その工学院大学が2020/04/28に
工学院大学における研究活動上の不正行為に関する調査結果について | 2020年度のお知らせ | 工学院大学というプレスリリースを出していました。
リリースを見ると、調査の結果、2020年1月17日に改ざんの不正行為を認定しています。不正を認定されたのは工学部教授で、お名前は書かれていません。不正が認定された論文は2編。具体的には、測定した実験数値を、それを上回る条件の数値として書き換え公表する改ざんを行ったとされています。
これは、2019年3月に学生から研究不正についての告発があり調査したものだとのこと。限られた時間でより多くの実験結果を学生から得ようとする行為の中で生じたことが、発生要因のひとつとして挙げられていました。学生が不正を強制されて告発…みたいな流れだったんでしょうか。
●最近の主なニュースは「東京都から不当な団体交渉で救済命令」
短いので、他のニュースを検索。
「説明不足の団交、不当」 都労委、工学院大に救済命令 /東京 毎日新聞2020年4月16日という記事が出てきました。
都労働委員会は15日、工学院大(新宿区)が新しい人事制度を巡る労働組合との団体交渉で十分な説明をせず、労働組合法が禁じる不当労働行為をしたと認定する救済命令を出したそうです。有料記事だったのでもう少し検索すると、
不当労働行為救済申立事件-工学院大学事件|東京都が出てきました。東京都では以下のように「全部救済」の命令を出した理由を説明しています。
<新教員人事制度導入による不利益の程度や降格制度導入の必要性、成績評価の基準や中高の初年度格付の基準などの説明において、具体的な根拠を示して十分な説明を行ったとはいえないから、団体交渉における法人の対応は、不誠実な団体交渉に当たるというべきである>
これは、平成28年3月17日、4月15日及び5月16日に行われた新教員人事制度を議題とする団体交渉の話。結構前の話ですね。中高教員の資格等級を3等級にする理由について一応の説明はしているなどといった話もありましたので、中学と高校の話でしょうか。調べてみると、附属中学と附属高校があるようですね。
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