以前
人工衛星を発射する前の準備で、
「中国なんかは内陸で打ち上げているので、残骸が民家を直撃といった悲惨なこともあるみたいです」
と書きましたが、
大きさにびっくり…農村に落下した中国ロケットの残骸 2010年10月06日 17:45 らばQに、実際に落っこちたロケットの残骸の写真が載っていました。
ただ無断転載できないので、写真はそちらを見てください。
と書くと、もう以降を読む方はいないかもしれないのですが、一応感想を書いておきます。
先程書いた「残骸が民家を直撃といった悲惨なこともあるみたいです」では直接触れていませんでしたが、私はてっきり避難などはしていないんだと思っていました。
ところが、らばQさんを読むと、
衛星が打ち上げられるたびに(多い年は10回以上)、周辺住民は落下予測の範囲内から避難しなくてはならないそうです。今回は2千人が避難したとのこと。
ですから、ちゃんと避難しているんですね。
考えてみれば、そりゃそうですよね。いくら中国でもそんなことしませんよね。中国は大体悪くしか言われないので、私はなるべくそうならないようにと心がけていましたが、私も偏見持ってるんだなぁ……と思い知りました。
あと、「打ち上げられるたびに……避難」ですので、避難する地域はほぼ決まっているんでしょうね。
人工衛星を発射する前の準備で書いたように、海を使えなくて内陸かもしれず選択肢がないだけなのかもしれませんが、打ち上げ地が「四川省」とか、避難する地域が「少数民族であるミャオ族の住む黔東南ミャオ族トン族自治州」とかは、何となく民族差別を感じてしまいます。
それから、皆さん気になってると思うのですが、この落下物による損害の補償はあるのか?ということです。当然ないとおかしいと思いますし、もしかしたら「落下物長者」みたいなのもあるのかもしれません。
さらに避難の間は、泥棒が仕事しやすいんじゃないか?というのも、心配です。
で、とりあえず、補償の件だけ調べると、
わが国の衛星打ち上げの時期が、年間の極短期間に限られているのは、地元の漁業組合との補償問題があるためです。
一方、ロシア、中国は内陸に射点を持つため、毎回危険区域の住民避難と補償が行われます。一昨年の中国のロケット打ち上げでは、落下物が民家を直撃しました。
という文章を発見しました。(
テポドン2号が落下したら迎撃は可能だったのか 日経BPのコメント欄より)
良かった。この書き方ですと、避難そのものに対してじゃないかと思いますが、とにかく何らかの補償はあるようです。
それがロケット発射を楽しみにするくらいの額であれば良いなと思いつつ、今日はここで終わりにします。
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