田母神俊雄とチャンネル桜・水島総が対立 頑張れ日本！の結成者同士

　ちょっと前に田母神俊雄さんと保守系ネットテレビ「日本文化チャンネル桜」の水島総会長が喧嘩してて、あれ？と思ったので関連するものをメモ。


●頑張れ日本！は田母神俊雄、水島総らが中心となって結成

　頑張れ日本！は、石原慎太郎と三島由紀夫 保守派としての評価、愛国心・天皇論でちょっと出てきました。同性愛反対の運動をしていた保守派団体です。この団体は田母神俊雄さんとチャンネル桜の水島総会長が仲良く作った団体だそうです。

頑張れ日本!全国行動委員会 - Wikipedia　最終更新 2015年3月11日 (水) 00:50

頑張れ日本！全国行動委員会（がんばれにっぽん ぜんこくこうどういいんかい）は、日本の政治運動団体。略称は頑張れ日本（がんばれにっぽん）。

　概要

「保守の立場に立った政治勢力の結集を見据え、機動的な国民運動を展開する」ための国民運動体として、2010年2月2日に田母神俊雄、水島総らが中心となって結成した。

　以下のように政治家さんも絡んでいます。

結成式では西村眞悟、山田宏、城内実、赤池誠章、馬渡龍治、土屋敬之等の政治家や、富岡幸一郎、福地惇、小山和伸、村田春樹、大高未貴等の言論人が登壇して結成に対する応援演説を行った。(中略)

平成22年9月21日に「民主党政権・糾弾！国民集会」を主催し、安倍晋三、山田宏、小池百合子、山谷えり子、西田昌司、西村眞悟、西川京子、赤池誠章、すぎやまこういち、増元照明、藤岡信勝、三橋貴明らが登壇し、民主党政権の内政と外交を非難した。

●水島総は東京都知事選の田母神俊雄の選挙対策本部長

　他にも仲良しな話はあります。田母神俊雄さんの選挙戦では水島総さんが中心になって応援していました。これが一番大きそうですね。

水島総 - Wikipedia　最終更新 2015年3月13日 (金) 23:30

　2014年（平成26年）1月、2014年東京都知事選挙に出馬を決めた田母神俊雄の選挙対策本部長を務める為に日本文化チャンネル桜代表取締役社長を辞任。選挙終了後、同年3月に代表取締役社長に復帰。

　なお、ここのWikipediaには、"2010年（平成22年）2月2日、国民運動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」を結成。田母神俊雄を会長とし、自らは幹事長に就任"という記載もありました。現在は田母神さんが辞めて、会長不在みたいですね。


●田母神俊雄と水島総が資金流用問題で対立

　…ということで、仲良しこよしに見えたお二人ですが、最近になって対立。びっくりしました。きっかけは資金流用問題みたいです。

日刊ゲンダイ|内紛で資金流用が表沙汰…田母神氏に問われる政治家の資質　2015年2月20日

　田母神俊雄氏（６６）の事務所スタッフが政治資金約３０００万円を私的に流用していた問題。(中略)

　このスタッフは昨年２月の都知事選で田母神氏の政治団体の会計責任者を務めていた５０代男性だが、どんな人物なのか。

　田母神事務所の関係者はこう話す。
「都知事選の時の事務局長がこの男性を連れてきました。１３年の参院選に出馬した候補者の事務所の会計責任者をやっていたので、適任だということになったのです。田母神氏も信頼していたようですが、今月になって男性が、約１年の間に赤坂のクラブで毎月１００万円をホステスに貢いだり、生活費として懐に入れるなどやりたい放題していたことが分かった」

　これだけ読むと、水島会長との関わりはないように見えます。しかし、この問題は"水島総会長が自らの番組で暴露した"ものだったそうですので、大いに関係あります。しかも、ただ暴露したわけではなく、批判的だったようです。

「都知事選で集めた寄付金は１億４０００万円にもなり、選挙後、６０００万円が余った。この資金の扱いをめぐって田母神氏と水島会長が対立し、２人の関係は最悪になったのです」（田母神事務所関係者）


●田母神俊雄が水島総を批判

　一方、田母神俊雄さんは以下のようなツイートで批判。

水島氏は、私が水島氏に指摘されて使途不明金の調査に入り、しかも刑事告発をしないで済まそうとしているとかいう風に言っています。私は彼が何か言ってきたから調査を始めたのではなく以前から調査を始めていました。横領した金がすぐに返金できないなら刑事告発は当然です。その準備中です。

— 田母神俊雄 (@toshio_tamogami) 2015, 2月 19

水島氏に言いたい。もう田母神に対する誹謗中傷は止めてもらいたい。攻撃されれば私も自分の名誉を守るために反論せざるを得ない。私が水島氏を最初に攻撃し始めたわけではないのです。

— 田母神俊雄 (@toshio_tamogami) 2015, 2月 19

　田母神俊雄と水島総が絶縁～田母神事務所の不正流用事件から見える内ゲバ - NAVER まとめ(更新日: 2015年03月17日)によると、水島会長も再び「田母神さんはすぐばれるような大ウソをついてる」「記者会見はごまかしと大嘘に満ちたもの」と批判しているそうです。完全に対立していますね。


●三橋貴明・竹田恒泰も参戦

　先のまとめによると、竹田恒泰さんは「事件の進展によってどっちが正しいのかもわかると思います。でもこれだけは言いたい。どっちも消えるべき人間だということだ」とおっしゃっていたそうです。まとめでは、「※ただし竹田恒泰も相当の問題人間です」とあって吹きました。

　というか、竹田恒泰さんは田母神俊雄さんやチャンネル桜が嫌いなんですね。仲良くても良さそうなのに、よくわからない人です。

　一方、同じ界隈に位置しているように見える三橋貴明さんの方は、普通にお仲間でした。田母神俊雄さんの応援演説もちゃんとしています。

田母神俊雄 - Wikipedia　最終更新 2015年3月20日 (金) 11:29

　2014年東京都知事選挙

街頭演説では石原慎太郎、平沼赳夫、デヴィ・スカルノ、百田尚樹、三橋貴明らが応援演説を行った。

　で、その三橋さんはどっちに付いたか？と言うと、水島会長の方です。まあ、三橋貴明さんはチャンネル桜の番組に出してもらっていますので、その関係もあるかもしれませんが…。

2月19日、田母神が支持者からの寄付などで集めた政治資金1億数千万円のうち約3000万円を、会計責任者の50代男性が私的に流用していたことが明らかになった。その後の会見を受けて東京都知事選で選対本部長を務めた水島総と、同じく都知事選に携わった三橋貴明は、「田母神氏は嘘をついている」と指摘。また、田母神もそれを一部否定し、論争となっている。

　右にしても左にしても端に行けば行くほど醜く争うものだとは思っていましたが、このお二人が絶縁することはさすがに予想できませんでした。


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