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喉頭がん・咽頭がんの原因 声の酷使と関係?なりやすい職業は?


 つんく♂さんの声帯摘出が大きく報道されていました。

●喉頭声帯がんで声帯摘出
つんく♂ 声帯摘出「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」- スポニチアネックス(2015年4月4日12時18分)

 喉頭声帯がんで療養中の音楽プロデューサーつんく♂(46)が4日、プロデュースを務めた母校・近畿大学の入学式に出席した。昨年10月に再び見つかったがんの手術をしたと発表後初めて、公に場に登場。声帯を摘出したことを明かした。声を発することはなく、スクリーンにメッセージが流された。

 式の終盤に黒のスーツに、喉元はスカーフを巻いて登場したつんく♂は、7000人の新入生らを前に大型スクリーンに映し出された文字でメッセージ「なぜ、今、私は声に出して祝辞を読み上げることができないのか…それは、私が声帯を摘出したからです。去年から喉の治療をしてきていましたが、結果的に癌が治りきらず、摘出するより他なかったから一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」と衝撃の告白。「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事をこれから考えながら生きていこうと思います」などの決意の言葉に、拍手が送られた。

●喉頭がんは芸能人に多い?

 検索していると、喉頭がんは芸能人に多い気がしました。忌野清志郎さん、坂本龍一さん、立川談志さん、林家木久扇さんなどです。そして、これらの方に共通するのが、声を使う職業の人だということです。

 喉頭がんは声の酷使と関係するのでしょうか? なりやすい職業というものはあるのでしょうか?


●声を使う職業だからといって、喉頭がんになりやすいということはない

 ズバリ私の疑問を聞いている記事が見つかりました。
喫煙者は発症率20倍 カラオカも危ないつんく♂が患った喉頭がんの怖さ - リアルライブ 2014年03月13日 19時01分 提供:週刊実話

 喉を酷使する仕事柄、歌手は喉頭がんになる可能性が高いのだろうか。世田谷井上病院の井上毅一理事長が説明する。
 「声を使う職業だからといって、喉頭がんになりやすいということはない(略)」

 関係ないんですね。単なる私の思い込みだったようです。

 別記事でも否定されていました。
芸能人に増える「のど」のがん 原因は声の酷使? 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版 週刊朝日  2014年8月8日号より抜粋

 がんの全罹患(りかん)数のなかで、喉頭がんと咽頭がん(口腔<こうくう>がん含む)は3%以下と少ない。それにしては、のどのがんに苦しむ芸能人は多い印象がある。歌ったり話したりと、のどをよく使うことと関係があるのか?

 国立がん研究センター中央病院・頭頸部腫瘍(しゅよう)科の吉本世一医師は、その関係性を否定する。(中略)

 亀田総合病院・頭頸部外科の岸本誠司医師も、のどの酷使との関連を否定する。

「歌手や噺家(はなしか)の方などがこのがんになってはいますが、医学的根拠はありません」

 一応、"医学書の中には、声の酷使をがんのリスク因子に挙げるものもある"そうです。ただ、根拠は明確でないようですね。


●喉を酷使する人がなりやすい病気

 一方、喉を酷使する人がなりやすい病気というのも存在します。週刊実話では、以下のような話を載せていました。
喉頭は「のどぼとけ」(甲状軟骨)に位置し、内面が粘膜で覆われた箱のようなものだという。また声帯は左右一対で「のどぼとけ」のやや下に位置し、声帯のある部分は「声門」と呼ばれ、それより上が「声門上」、下が「声門下」だ。
 「喉を酷使する人がなりやすいのは、声帯ポリープです。布施明、和田アキ子らも診断されましたが、良性ですぐに完治しました。しかし、1カ月以上ハスキーボイスが続くようであれば、喉頭がんの危険も高まるため、専門医に診てもらった方がいい」(井上理事長)

 喉頭がんの中で声門上部にできるのは30%、声門下部は5%だ。
 「厄介なのは、声門上部の場合、無症状の場合があること。気づかぬうちに、がんに侵されている時もあるのです」(井上理事長)

 ただ、週刊朝日によると、"歌手が歌いすぎてのどにポリープができることはあるが、それががん化することはない"とのこと。飽くまでがんではないみたいですね。

 岸本誠司医師は「喉頭がんも咽頭がんも圧倒的に男性に多いのです。もし、のどを使うことと関連があるなら、おしゃべり好き、カラオケ好きな女性がもっとなっても不思議はない。このがんのなかで女性は1割ほどです」という指摘もしています。
 

●喉頭がん・咽頭がん、最大の原因は喫煙と飲酒?

 週刊実話で出た井上毅一理事長は、「例えば酒をガンガン飲み、煙草を大量に吸ってカラオケを歌う環境などは最悪です。男女別では10対1で男性が多く、年齢的には50歳前後の方が多いがんです」といった話をしていました。

 週刊朝日の吉本世一医師もやはり「のどのがんの主な要因は声の酷使ではなく、喫煙や飲酒です」としていました。

「喉頭は空気の通り道なので、よりたばこの影響を受けやすい。咽頭は飲食物の通り道でもあるので、よりアルコールの影響を受けやすい。また、とくに中咽頭がんでは、ウイルス感染も原因のひとつだといわれています」

 芸能人に関しては、"談志師匠も勝新太郎も大の酒好きでヘビースモーカー"、"清志郎も若いころから喫煙していた"といった話を書いていました。(つんく♂さんについては、なぜか情報が一致していなかったものの、非喫煙者としているところが多かったです)

 週刊実話では、"喫煙者の喉頭がん発症率は非喫煙者の20倍"としていました。ところが、もっと大きな数字を挙げているところもあります。タバコと言うと、肺がんのイメージが強いですけど、喉頭がんもすごいみたいです。
肺がん死亡率4.5倍、喉頭がん32.5倍 健康に無頓着の喫煙者の保険料は高額で当然?- Business Journal(2014年8月5日20時00分)(文=チーム・ヘルスプレス)

 喫煙者と非喫煙者を比較した場合、あらゆる病の死亡率で喫煙者のほうが高くなっているのも事実なのだ。
 
 がんでは、肺がん(非喫煙者の4.5倍)、肝臓がん(3.1倍)、口腔・咽頭がん(3倍)、食道がん(2.2倍)などと、どの部位でも死亡率は高くなっている。喉頭がんに至っては実に32.5倍なのだ。

 がんだけでなく、肺気腫(2.2倍)、クモ膜下出血(1.8倍)、胃潰瘍(1.9倍)、虚血性心疾患(1.7倍)と、やはり喫煙者の方が高率である。また、ひどくなると酸素ボンベが手放せなくなる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症原因の9割は喫煙だということがわかっている。

 というか、上記は何の病気であっても、タバコでリスクが上がりまくるという話でしたね。もともとは以下のような医療保険料に関する話題でした。
 ここにきて医療保険料にも喫煙の有無が反映される可能性が出てきた。政府の産業競争力会議の分科会は、個人の健康に対する取り組みに応じた医療保険料決定の仕組みを提言している。

 つまりは、真面目に健康増進に取り組んでいる人の保険料は低くし、健康のことなど無頓着に生きている人からは高く徴収するということだ。
 
 分科会委員によると「健康増進に努力した人が報われるような制度にすべき」で、それが金銭的なインセンティブとして与えられることで、いわば「アメとムチ」のような意味合いを持つことになる。

 "喫煙派からよく出る意見として「何十年とタバコを吸い続けても健康な人はいる」というものがある"けど、上記のように病気が多いのは歴然たる事実だよという話でした。そもそも「何十年とタバコを吸い続けても健康な人はいる」という反論は、典型的な詭弁ですからね。


●声がかれる症状2週間以上続くと声門がんを疑おう

 最後に今までのまとめ的にもう一つ別の記事を紹介します。
喫煙者 声がかれる症状2週間以上続くと声門がんの疑いあり- NEWSポストセブン(2014年11月1日16時00分) 週刊ポスト2014年11月7日号 取材・構成/岩城レイ子

 人間の喉は、喉頭(こうとう)と咽頭(いんとう)からなり、咽頭は食物が通る食道へ繋がり、喉頭は空気の通り道で気管から肺へ続いている。喉頭には、左右1対の声帯があり、肺からの呼気で声帯を振動させることで発声する。また、気管と食道に繋がる分岐点なので、食物が通る際には、喉頭と声帯を喉頭蓋(がい)というフタで閉じて、誤嚥(ごえん)を防ぐ働きもしている。

 喉頭がんの発生は、女性より男性が10倍多く、50代以降に急激に増加する。発症の危険因子はタバコで、患者の約95%が喫煙者だ。(中略)

 喉頭がんは、早期なら十分に治癒が可能ながんだ。声嗄れが長期間続いたら、風邪だと勝手に判断せず、早めの受診が肝心だ。

 ここによると、「患者の約95%が喫煙者」となっていました。ほぼ原因はタバコと考えて良さそうです。

 …と最初に書いたのですが、「患者の約95%が喫煙者」はさっきの「喫煙者の喉頭がん発症率は非喫煙者の20倍」を言い換えただけだと、後から気づきました。非喫煙者が1で、喫煙者が20なら、20÷(20+1)≒0.95で95%になります。

 同様に「喫煙者の喉頭がん発症率は非喫煙者の32.5倍」の場合は、32.5÷(32.5+1)≒0.970で97%です。こういう言い方された方が、個人的にはインパクトでかいと思います。


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