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研究で判明した幸せをお金で買う方法 他の人と差をつけられるお金の使い道


 "お金を使って幸せになる方法 他人のためにお金を使うと幸福になる"(2015/4/9)というタイトルで、偽善者くさいお金を用いた幸せになり方を書いていたのですが、さっぱり読まれず。

 なので、冒頭に別の話を加えるついでにかなり方向性の違う"研究で判明した幸せをお金で買う方法 他の人と差をつけられるお金の使い道"というタイトルに変更しました。(2017/08/06)


●研究で判明した幸せをお金で買う方法

2017/08/06:「幸せをお金で買う」ことができるとわかったのは、米国科学アカデミー紀要に掲載された、ハーバード大学の社会心理学者のウィリアンズさんらの研究です。この研究では、欧米4ヶ国の6000人を調査しました。

 この結果、金を使って日々の雑用をアウトソースすることで日々の幸福度が有意にアップするとわかりました。具体的には、食品配達、清掃、ライドシェアのウーバーなど、ちょっとした出費で雑用を依頼できる「時間節約サービス」の利用です。

 日本では馴染みがありませんけど、その日本でも昔は使用人を雇っていましたし、ああいうのも良さそうですね。で、そうなると、大金持ちにしかできない方法のように感じますが、ウーバーの例が出ていたようにそう大げさな話ではありません。

 実際、所得水準にかかわらず、時間節約サービスに費やすお金と人生の幸福度は相関性があることがわかったとされていました。
(「お金で幸せが買える」と判明 効果はあるが選ばれていないその使いみちとは? | NewSphere Text by 青葉やまと Jul 27 2017より)


●他の人と差をつけられるお金の使い道

 記事ではこれについて、現代人は時間的ゆとりのない「時間飢饉(time famine)」の状態にあり、雑用から解放されることで幸福度が増すと説明されていました。

 胡散臭い解説だと思うかもしれませんけど、過去の研究とも合致している部分があります。幸福感の最大化に必要な年収は650万円 お金と幸せの相関関係の研究で紹介したように、ある年収を境にそれ以上幸福感が上昇しないことが知られています。

 この理由は、ある程度の金額まで上がると、「仕事のストレスや仕事につぎ込む時間の長さ」と「稼いだお金で買える物や体験」が相殺してしまうためとされていました。あまりに仕事が増えてしまうと、幸福に使う余力がなくなってしまうようです。今回の研究と同じ方向性のものでしょう。

 今回の記事では、「時間節約サービス」はあまり選択されない方法でもあるとされていましたので、他の人と差をつけることができる幸せのなり方だと言えそうです。


●高額所得者の悲惨な末路を期待

2015/4/9:口に出しては言わないかもしれませんが、「お金持ちは不幸であってほしい」と思っている人は結構いると思います。お金がある上に幸せまであったら、うらやましすぎます。「幸せはお金で買えない」という名言もありますしね。

 そんな方に朗報そうな鳩山由紀夫、14歳にして超高額所得者だった!高額所得者の悲惨な末路 | ビジネスジャーナル(2015.04.03)という記事がありました。

 これは特に鳩山由紀夫さんが不幸になるという話ではなく、前後に繋がりはありません。鳩山さんは、以下のところでちょっと名前が出ただけ。日本中から罵倒されつつも、本人は幸せそうですものね。

「大金持ちで有名な鳩山由紀夫元首相は『株長者』の一人で、60年度に祖父の石橋氏が長者番付トップになった時、14歳にして北陸銀行常務より所得が多かったくらい」(菊地浩之)

 では、「高額所得者の悲惨な末路」と題した根拠はどこか?というと、これまたちょっとしかありませんでした。上記の直前の部分です。

「79年度には渋谷駅近くの商店街でタバコを販売していた小売業者が2位になりました。土地の急騰で固定資産税が上がり、まかないきれずに売却したのです。しかし高額の所得を得ても、所得税、住民税などが重なり、手元に残ったのは4分の1程度だったそうです。日本の税制の歪みを一身に背負ったような話ですが、この時代は類似のケースが続出しました」(菊地浩之)

 この記事はタイトルになっているのが上記のような感じ。正直あまりおもしろくない話で、一番興味深かったのが以下の話でした。
--丁寧な調査・研究が反映されていますが、菊地さんは普段、ソフトウェア会社に社員として勤務していらっしゃるんですよね。どういう経緯で研究、執筆を始めたのですか?

菊地 試験勉強が嫌いで受験勉強はほとんどせず、反動で大学では勉強しました。在籍した経済学部の授業には出ず、日本史の勉強ばかりしていました。たまたま入った歴史サークルが「大学院生養成所」のようなところで、レポートの作成や発表を鍛えられました。3年生の頃、ゼミ選びでは日本史に関係のある財閥のゼミが見つからず、企業集団を扱うゼミを見つけました。卒業論文を学術雑誌に投稿して採用されたものの、大学院に行くつもりはなく就職しました。卒論への批判を受け、定時退社して帰宅後に研究を続けていました。ある日、東京大学助教授の論文に違和感を覚えて反論文を送ると、その助教授が私を大変評価して下さり、学術団体に参加させてもらえました。論文の執筆を重ねると、さらに評価をして下さる方が増え、当時の明治学院大学学長から非常勤講師を依頼され、勧められるままに学術書を出版。06年に博士号も取得しました。また当時は新書ブームで、財閥の企画を持ち込んで上梓すると好評を博し「次も何か書いてください」と言われ、現在に至っています。

 反論文を送られて怒りそうなところを逆に評価というのは、すごいですね。心が広いです。学者たるものかくあるべし…と思いますが、現実にはこんな人はあまりいないと思います。見習いたいものです。


●宝くじに当たった人のその後は二通り 一つは借金を抱える、もう一つは?

 本題に戻って、お金と幸せの話。結局、「高額所得者の悲惨な末路」というのは、土地成金という特殊なケースでした。実は不幸になるのはこういう成金パターンです。たとえば、宝くじなんかがそうであり、過去に幸運をつかんで不幸になった宝くじ当選者たち 破産やトラブルも招くなど、何度か書いています。

 ストックしていた記事でも、冒頭で似たような話をしていました。
「幸せはお金で買えます。正しく使えば」 あなたの人生観を変える、お金と幸福のハナシ | ログミー[o_O] 2015.03.27

マイケル・ノートン氏:より幸せになれる使い方を教える前に、幸せになれない、いつものお金の使い方について考えてみましょう。ちょっとした自然実験があります。CNNは少し前に、「宝くじに当たると人はどうなるのか」という面白い記事を掲載しました。

人は宝くじを当てると、「自分の人生は素晴らしいものになるに違いない」と思うことがわかりました。これは、宝くじを当てて人生が台無しになった人についての記事です。

宝くじに当たった人がどうなるかですが、そのお金を全部使ってしまって借金を抱えるか、友だちや会ったことのある人全員に見つけられお金をせがまれたり、人間関係を台無しにしてしまうかです。より多くの借金を抱え、友だち関係も宝くじに当たる前より悪くなってしまうんです。

 一つは借金を抱える、もう一つも人間関係を壊すという悲惨な話でした。

 しかし、もっとひどいなぁというのがこの後の話です。
この記事で面白かったのは、読者が記事についてコメントし始めたことです。しかも、「お金では幸せになれないのがわかった」ということを話し合うのではなく、他のみんなは「もし自分が宝くじを当てたらどうするか?」と言って、妄想し始めたのです(笑)。

●他人のためにお金を使うと幸福になる

 マイケル・ノートンさんは、"お金は人の生活をめちゃめちゃにして、友だちに悩まされるようになる"他に、"お金は私たちを自分勝手にし、自分のためにしか使わなくさせたりもします"と言っていました。

 では、自分ではなく他人のためにお金を使うとしたら、どうなるでしょう? ノートンさんは、学生たちう以下の4パータンに分けて、お金ってもらう実験をしてもらいました。

5ドルを自分のために使う
20ドルを自分のために使う
5ドルを他人のために使う
20ドルを他人のために使う
その日の終わりに、もう一度彼らを呼びました。すると他の人にお金を使った人は、自分のためにお金を使った人より幸せになっていたのです。そして自分のためにお金を使った人たちには、何も起こりませんでした。彼らを不幸にはしませんでしたが、あまり何の効果も得られませんでした。

 これはわかる気がしますね。他人のために何かするのは気持ちの良いものです。褒めることの効果は自分にもある 褒めることは気持ちいいことだという話もやっています。

 また、ボランティアとか寄付とかもそうなんでしょうね。批判的に「自己満足」と言われることがありますが、実際に満足しちゃうようです。

 私はボランティアとか寄付とかを褒め称えすぎるのは害悪だと思っているんですけど、彼らは自分の利益のためにしているのですから無理に褒める必要もないですね。(関連:アップルのティム・クックCEOの全資産寄付、海外で不評 批判も)


●寄付は少額でも幸せになれる

 で、こういった寄付においては、億万長者のように多額の寄付をする人の方が、少額の寄付者より幸せというわけではないかもしれません。これも非常におもしろい実験結果です。
もう1つわかったのは、使う金額はあまり関係なかったということです。みんな、5ドルより20ドルのほうがずっといいと思っていましたが、実際はどれくらい使ったのかは関係ないんです。本当に大事なのは、自分のためではなく誰かのために使ったということです。自分ではなく他の人にお金を使う時、この現象は何度も見られます。

 あと、ギャラップ社のデータで、「最近寄付しましたか? また自分の人生にどれくらい満足していますか?」という質問をしたところ、"このデータを持っている世界のほぼ全ての国が、寄付した人はしない人より幸せだ"というものがありました。

 ノートンさんは、これを世界中のほとんどの国で「お金をあげると幸せになれる」という傾向が見られたとしていました。しかし、これはよく考えると変だと思いますので、申し訳ないですが、ちょっと文句をつけさせてもらいます。

 ギャラップ調査の場合は前述の実験と違って、もともと幸せな人ばかり寄付をしたという可能性があります。不幸で余裕がない人が寄付するとは考えづらく、このデータは今回の話には使えないと思われます。


●ビジネスにも有効かもしれない「他人のためにお金を使う」

 「他人のためにお金を使う」は、ビジネスにも有効かもしれません。ノートンさんはドッジボールチームで、以下のような実験を行っています。

・チームの一部の人にお金を渡して、自分のために使ってもらう
・チームの一部の人にお金を渡して、チームメイトのために使ってもらう

 "自分のために使ったチームの勝率は、以前と同じ"ものでした。ところが、"お互いのために使うようにお金を渡したチームは見違えるようになり、最終的にはリーグ優勝を果たした"とのこと。うそ臭いほど効果的です。

 私は上司が部下におごるというのもすごく嫌いなんですけど、やはり効果があるのかもしれないなぁと感じさせる実験でした。


【本文中でリンクした投稿】
  ■幸福感の最大化に必要な年収は650万円 お金と幸せの相関関係の研究
  ■幸運をつかんで不幸になった宝くじ当選者たち 破産やトラブルも招く
  ■褒めることの効果は自分にもある 褒めることは気持ちいいことだ
  ■アップルのティム・クックCEOの全資産寄付、海外で不評 批判も

【その他関連投稿】
  ■プチ富裕層は成金趣味で浪費、本当のお金持ちは質素で地味消費
  ■お金持ち都道府県ランキング 預貯金額が多いのは地方・田舎だった
  ■お金持ちになる人とならない人の違い 贅沢・無駄使いせず合理的
  ■人生・生活についての投稿まとめ

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