不美人とは、ブサイクという意味？

　私は不美人を単に美人じゃないという意味で使っていたのですが、どうやら不美人＝ブサイクという捉え方もあるようです。これは幽霊には美人が多い？という記事の件で、コメントをいただいてわかりました。

　それから気になっていたので、不美人の意味を調べてみました。


　大辞林 第二版 （三省堂）では、「美人でないこと。また、そのような女性」とあります。これは、私の捉え方と同じじゃないかと思います。ただ、検索してパッと見ると、むしろブサイクという使い方の方が多そうなのです。

　とりあえず、検索上位を独断で分類。(10位まで見ましたが、1つは動画の検索結果なので、9つ)

　ブサイク　3
　その他、不明　6　(不美人の定義を尋ねるもの、美人を画一、不美人を個性と捉えるもの、あとは判断できず)

　……あれ？ブサイクの意味しか、ありません。


　もう10個見てみます。上位20位。

　ブサイク　8
　美人ではない　2　(普通も含む、源氏物語の花散里はここに区分、美人と不美人が流動的というのもここかな？)
　その他、不明　9


　やっと単に美人でないという使い方もありましたが、ごく少数です。もうこれは「不美人」＝「ブサイク、ブス」で定着したと考えた方が良さそうですね。

　「ちょっと気をつけないといけない言葉ですね」と以前のコメントの返事でも書いたのですが、「不美人」を「単に美人でないこと、普通の外見の人も含む」といった使い方をしてしまうと、たいへんなことになりそうです。


　でも、納得が行かないんですが、中間層の外見の人はどうなっちゃうんでしょう？ひょっとして、逆に「美人」側に含まれるのかな？(それはないか)


　あと思いついて、「不」のつく単語って何あったっけ？と思って調べると、

器用＝細かい仕事を巧みにやりとげる・こと。
不器用＝器用でないこと。手先ですることなどが下手なこと。

健全＝体や精神に悪いところがなく、元気なさま。
不健全＝体や精神、あるいは物事の仕組みに欠陥やかたよりがある・こと（さま）。

　みたいに、むしろ全面否定な印象でした。


　そうか、やっぱり「不美人」は「ブサイク、ブス」が正しいんだ。納得しました。


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