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東大病院・矢作直樹のセミナーで霊感商法 「人は死なない」主張も


 この方マズいのでは?と検索したら、出るわ、出るわ。どうも今に始まった話ではないようですね。

●矢作直樹・東大病院救急部長のセミナーで霊感商法

 とりあえず、私が読んでこりゃヤバイだろうと思った話から。
東大病院救急部長が大学内で“霊感セミナー”を開いていた! | スクープ速報 - 週刊文春WEB 2015.04.08 18:01

 ベストセラー『人は死なない』『おかげさまで生きる』などの著書で知られる、東京大学医学部教授で東大病院救急部・集中治療部長の矢作直樹氏(59)が、東大病院の会議室で“霊感セミナー”を開いていたことが週刊文春の取材で分かった。

 昨年春、東大病院内に発足した任意団体「未来医療研究会」は、矢作氏の教え子である東大病院のI医師が代表に就き、矢作氏は顧問を務めている。もともとは西洋医療の枠にとらわれない統合医療を研究する団体だったという。

 西洋医療以外はすべて詐欺というのは行き過ぎです。ただ、この西洋医療以外がどうたらという人は、結構な高確率で疑似科学の世界にたどり着きます。矢作直樹・東大病院救急部長の研究会でもそうだったようです。

「今や研究会は、矢作さんの人気を利用したい“スピリチュアル業者”による霊感商法の営業の場になっています。中核メンバーである60代の女性などが浄化効果のある『水晶の粉』や宇宙と繋がることができる『ミュージックローション』などを勧めています」(古参の会員)
霊感商法 - Wikipedia

霊感商法(れいかんしょうほう)とは悪徳商法の一種。霊感があるかのように振舞って、先祖の因縁や霊の祟り、悪いカルマがあるなどの話を用いて、法外な値段で商品を売ったり、不当に高額な金銭などを取る商法である。その中でも、祈祷料、除霊料、供養料などの名目で法外なお金を払わせるが、商品の販売はしないものを特に霊視商法ということがある。(中略)

 概要

霊感商法では人の不幸を巧妙に聞き出し、霊能者を装った売り手が、その不幸を先祖のたたりなどの因縁話で説明する。そして、「この商品を買えば祖先のたたりは消滅する。」と効能を訴えたり、「このままだともっと悪いことが起きる」などと不安を煽り、相手の弱みにつけこんで法外な値段で商品を売りつける。

●「人は死なない」と主張する矢作救急部長

 「矢作」と似た苗字なので名前を見たときに、UFOネタの矢追純一さんを思い出しました。矢作救急部長も矢追さんに負けず劣らずのトンデモです。

「いま私は、この日本に天変地異が起きないようにすることをやっているんです。例えば地震を起こさないとか。東日本大震災の頃は、まだ私はかかわっていなかったんで、あれは気の毒なことをしたと思っています」

 さらに「人は死なない」という主張もしています。よりによってこの方、医療関係者ですよ。以下は『おかげさまで生きる』という本のあとがきについて。
「人は死なない、魂は永続します」  現役東大医学部教授の「スピリチュアル」が話題  : J-CASTニュース 2014/9/21 18:38

「人は、死なない」――こう主張する東大医学部教授がネットの一部で話題になっている。(中略)

あとがきでも「死は終わりではありません。私たちの魂は永続します。そもそも私たちの本質は肉体ではなく魂ですから、病気も加齢も本当は何も怖がる必要はないのです」とし、近しい人を亡くしても、悔いや悲しみを抱かずあの世での反省会でもしたいという気持ちで生きているという自身の人生の捉え方も語っている。


●「いい話」かと思ったらオカルト本だった『おかげさまで生きる』

 『おかげさまで生きる』は、他にもオカルト発言満載のようです。

「私は、肉体とは別に魂があると表現しますが、魂レベルでは私たちは皆つながった存在だと思っています。それが『おかげさま』のベーシックな部分であり、もちろん亡くなった方もそこに参加しています」
「肉体の死は誰にも等しくやって来ますが、死後の世界はいつも私たちの身近にある別世界であり、再会したい人とも会えます」
「私たちの魂は永続します。その意味で、亡くなった方が自分のすぐそばで見守ってくれているのも事実であると公言しています」
(東大医師のベストセラー『おかげさまで生きる』がオカルトすぎる|LITERA/リテラ 2014.09.19 小石川シンイチ)

 著作内では以下のような部分もあるといいます。

「自分を知るということは、他人を知るということにもつながります。(中略)その時、人は『おかげさま』という言葉を学びます。目には見えないけれども、おかげさまという力が自分の周囲に満ちているのだと気づくのです」

 これ単体だと特に何の変哲もない「いい話」系のお説教なのですが、「おかげさま」が魂の繋がりのことだと知ると途端にものすごくなります。「おかげさまという力が自分の周囲に満ちている」って、そういう意味かよ!?

 困ってしまうのが、この『おかげさまで生きる』がヒット作だということです。こういう本が売れちゃう日本はヤバイ気がします。


●超一流の人間の私はオウム真理教に洗脳された科学者らとは違う!

 『人は死なない』(バジリコ)では、矢作救急部長は「霊能力をもった女性」に母親との交霊してもらった、というエピソードがあるそうです。この世界にドハマりしているのがよくわかります。

 同じ『人は死なない』においてだと思いますが、矢作救急部長は「“科学を超えた摂理”の存在を感じ取るようになった要因のひとつとして、臨床医としての経験もあげている」とのことです。

「大学で医学を学び、臨床医として医療に従事するようになると、間近に接する人の生と死を通して生命の神秘に触れ、それまでの医学の常識では説明がつかないことを経験するようになり、様々なことを考えさせられました。そうした経験のせいもあって、私は極限の体験をした人たちの報告、臨死に関するレポート、科学者たちが残した近代スピリチュアリズム関係の文献を読むようになりました。それらの事柄の総合によって、つまり、幼少時の直観が、臨床経験と文献の知識によって裏打ちされて、科学で説明できない大きく深いものへの感性ができたように思います」

 こういったオカルトへのハマり方はオウム真理教に入信・出家したオウム真理教の地下鉄サリン事件の実行犯・林郁夫さんによく似ていると、作者は指摘していました。

 林郁夫さんは「癌の患者さんなどに接する機会が増え」「「現代の科学が避けていたり、あるいはただ考えていても解けないような問題を解決してくれる法則があるはずだ、それを追求したい」として、こちらの世界にハマっていったようです。

 ところが、著書『神(サムシング・グレート)と見えない世界』(共著者・村上和雄/祥伝社新書)において、矢作救急部長はオウム真理教に入信した科学者らをけちょんけちょんにけなしています。

「科学という作法でしか物事をとらえられない、ある意味、馬車馬みたいな価値観の人だと、いったんこれをぱかっと外されると、それに対する免疫がないから一気に『すごい、信じられない』と洗脳されてしまうわけです。理系エリートをたらし込むには、一番良い手段かもしれません」

 そして、「ただ、理系と言っても、超一流の人間はそういうところで迷いません」とおっしゃっています。もちろん矢作救急部長も迷わない人間の方なのでしょう。


●ハローワークのような輪廻のシステム

 『体外離脱体験』の著者(坂本政道)との対談をまとめた『死ぬことが怖くなくなるたったひとつの方法』(徳間書店)では、「前世が終わった後に、次の人生を選ぶミーティングをガイドとともに行う」という対談者の発言に、以下のように賛同していました。

「前世が終わって後にミーティングをして次の人生を選ぶという仕組みは、私自身も以前からイメージとして感じています。イメージとしては、割と明るい場所で、『身体はこういう形もいいと思う』『キャリアはこんな感じで』といった、大きな部分をざっと話し、最終的にじゃあこれ、というニュアンスも、不思議なほど自然に感じます。それは輪廻を事実上の仕組みとして認めることであり、(略)『すべての存在はつながっている』という言葉とも同根です。つまり輪廻があり、実は自分たちはつながっている、あるいはつながっている存在であると同時に輪廻している、どっちの表現でもいいのですが、これらは仕組みとしての事実です」
(憑依、守護霊、前世にUFO…東大医学部教授のオカルトがとまらない|LITERA/リテラ 小石川シンイチ)

 「ハローワークじゃないんだから……」とリテラはツッコんでいましたが、なかなか独創的な輪廻の世界観ですね。現代的です。

 また、「仕組みとしての事実です」という断言もされているのも気になります。STAP細胞問題のときにそれで素人の人らが勘違いしてしまいましたが、科学者はあまり断言しません。断言するには、厳密に証明する必要があるためです。

 でも、「STAP細胞はあります!」などの発言を残した小保方晴子さんがそうだったように、科学者らしからぬ断言に信頼感を寄せる人が多いのでしょうね。この誤解のことは広く周知されねばなりません。


●前世はエジプトにいた矢作救急部長

 白井剛史さんという方との対談『気をつかわずに愛をつかう』(アーバンプロ出版センター)では、前世の記憶を披露。

「(前世について)いま、かすかに覚えているのは、イスラエルの南の今のエジプトと思われるところです。それと、人に言われたけれど覚えてないのが日本です。戦国時代にここにいたと言われて、その場所に行ってみたんですけど、残念ながら思い出せませんでした」

「エジプトのほうは、景色がとても鮮明に浮かんでくるんですよ。私の記憶にあるのは、たぶん三千年あまり前のころのことです。12支族が分かれる前で、自分はそのひとつの支族の人間として再びこの地に帰ってくることがないことを感じていました」
(「12支族」というのは、おそらく聖書に記されたイスラエルの12部族のこと)


●最大の問題は「救急部長」という地位

 こういう本が売れてしまうというのは困ったことで、犠牲者を増やすばかりです。そして、この犠牲者増加に一役買っているのが、矢作さんの肩書きでしょう。

 リテラは最後にこのような指摘もしていました。
 個人がどんな思想をもとうと自由だが、東大医学部教授という肩書きを利用してそのオカルト信仰を広めようとするのは職業倫理上、問題があるといわざるをえない。
 
 そして、この責任は矢作直樹という人物を「救急部・集中治療部部長」という要職につけている東大付属病院にもある。考えてみてほしい。救急・救命治療というのは、まさに命の危険にさらされた患者たちが助けを求めてやってくる場所なのだ。その責任者に「私たちの本質は肉体ではなく魂ですから」などとうそぶく医師が就いていたとしたら、あなたはそんな病院のことを信用できるだろうか。

 さらに最初の記事のように、学内で霊感商法をやっている疑惑があるということですからね。看過できません。


 追加
  ■東大の矢作直樹教授、下村文科相らの人間サイエンスの会に呼ばれていた

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