以下は、すごい前に書いた
2020年に「なくなる仕事」 新聞配達員、レジ係、レンタルビデオ店などで使った記事。
知ってましたか これが2020年のニッポンだ - わずか7年後、この国はこんなに変わる あなたの会社は消えているかもしれない「生き残る会社」と「なくなる仕事」教えます | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社] 2013年07月25日(木) 向こうでは「なくなる仕事」をやったものの、「生き残る会社」に関しては紹介していませんでした。当時いっしょに書いていたんですが、更新がたいへん遅くなってしまいました。
当時は"6年後に大半の会社が潰れるならともかく、ほとんど生き残っているという中ではあまり貴重さがないため"におもしろくない…って書いていましたが、これはこれで将来性ある企業予想とすれば楽しめないこともないです。(元記事では7年後、前回は6年後でしたが、投稿遅くなったせいで僅か5年後に)
倒産危機・危ない企業リスト NEC、ソニー、シャープ、パナソニックなどの逆バージョンですね(ただ、パナソニックは以下でも名前が挙がっていました)。そのため、うちのタイトルでは「将来性」というワードを入れています。
元記事では12人の専門家に2020年まで「生き残る会社」を選んでもらっています。5社選んでいる欲張りな人もいますが、基本的には1人がそれぞれ3社選んでいるので、36人で基本は108票あります。重なっているものが多いので、元記事でも順位をつけていました。
■将来性のある企業ランキングベスト10
1位 トヨタ自動車(9票)
2位 三菱重工業、セブン-イレブン・ジャパン(6票)
4位 ソフトバンク(5票)
5位 日立製作所、ファナック(4票)
7位 コマツ、JR東日本、三菱商事(3票)
10位 クボタ、JT、武田薬品工業、東芝、東レ、ファーストリテイリング、富士重工業、本田技研工業、三菱地所、三菱UFJFG、ユニ・チャーム(2票)
ここらへんの企業が数年後に経営傾いていたら笑いますね。さすがに倒産までする企業はないでしょうけど、これだけ数あると数年後には経営危機が叫ばれる企業がありそうです。元テーマは「生き残る会社」というハードルの低いものなのでそれでもOKではあります。しかし、わざわざ3社選んだ会社がそのような結果…となると、やはり失笑を買うことにはなるでしょうね。
証拠として残すために1票のところもメモしておきましょう。上記をパッと見てからうろ覚えで書いていっているので、抜けやダブリがあるかもしれません。
村田製作所
日揮
キヤノン
大和ハウス工業
日本海洋掘削
リロHD
JP HD
エムエムエス
パナソニック
ユーグレナ
UBIC
ケアサービス
山崎製パン
キリンHD
エイベックス・グループ・HD
赤城乳業
味の素
デンソー
鹿島建設
ヤマト運輸
三菱化学
JR東海
TOTO
アマゾン・ジャパン
楽天
公益社
知能システム
国際石油開発帝石
はせがわ
シマノ
日本銀行
カルビー
京セラ
パソナグループ
富士フイルム
日東電工
ヤンマー
(コンビニ業態)
(メガバンク)
(第一次産業)
(体外受精クリニック業態)
(女性向け人材紹介業)
(資産運用コンサルタント)
(健康管理サービス業)
さて、ここからはおもしろかったところを。
自動車業界からは、日産やスズキではなく、売上高で劣る富士重工業が10位に入っている。
(中略)経済ジャーナリストの塚本潔氏が言う。
「(中略)富士重工業は、あえて数を追わず、愚直に自社技術を磨き上げる職人的なものづくりを追求することで、米国や日本で確固たるブランドを築き上げた」
"「信念の企業」であるから"といった理由で、他の選出にも"軸がぶれない企業は、激変するビジネス環境にうろたえず、己の道を進むことができる"という観点が出ていました。
嫌われもののユニクロですが、「ユニクロでアジアナンバーワンのブランドを目指すファーストリテイリング」も確たる方針を持つ企業として評価されていました。
「ブレない」と言うと「変わらない」ということかと思うかもしれませんが、逆に激変するビジネス環境に合わせて変化し続けようという企業もブレない企業として挙げられていました。『変化し続ける限り飽和はない』との言葉を掲げるセブン-イレブン・ジャパンです。
この他に変化した企業としては、"衰退していく記録メディアフイルムから、高機能材料やヘルスケア分野に業態転換させた"富士フイルムがそうですし、他にタバコのJT、商社不要論が言われた三菱商事などもそういった文脈でした。私はこういうの好きなんですよね。
他に目についたのは5位のファナック。知名度の割に上位です。なくなる仕事では工場のオートメーション化によって工場の作業員…というのがありましたが、逆にロボット事業を牽引するファナックにとっては好機です。産業機械の必要性は日本だけじゃないために将来性は有望でしょう。
海外としては10位のユニ・チャームも気になりました。読んでみるとやはり競合が内需低迷に苦しむ中、いち早く海外展開を進めてきた企業というのを理由に挙げていました。
こうやって理由を聞くと納得するところが多いですね。
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