サヴァン症候群とは - 健康用語 Weblio辞書
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サヴァン症候群
別名:サヴァンシンドローム,イディオ・サヴァン
精神障害や知能障害を持ちながら、ごく特定の分野に突出した能力を発揮する人や症状を言う。
重度の精神障害を持つ人に見られる、ごく限られた特定の分野において突出した能力を発揮する人やその症状のことです。(中略)
その能力については特に規則性や傾向はありませんが、○月×日の曜日をすぐ当てられる、膨大な書籍を1回読むだけですべて暗記できる、一度聞いただけの曲を最後まで間違えずに弾ける、航空写真を一瞬見ただけで描き起こせるなど、異常なほどの記憶力・再現力が特徴といえます。
一般的に男性に多く、また自閉症の人に多く見られます。
サヴァン症候群 - Wikipedia 最終更新 2015年1月26日 (月) 06:32
サヴァン症候群(サヴァンしょうこうぐん、英語: savant syndrome)とは、知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って、優れた能力を発揮する者の症状を指す。
病気 - Wikipedia
疾患・疾病・病気と「症候群」
症候群(しょうこうぐん)とは、原因不明ながら共通の病態(自他覚症状・検査所見・画像所見など)を示す患者が多い場合に、そのような症状の集まりにとりあえず名をつけ、扱いやすくしたものである。人名を冠した症候群の名前も数多く、原因が判明した場合にはその名前が変更されたり、時には他の病名と統合されたりすることがある。
イギリスの医師ジョン・ランドン・ダウン(英語: John Langdon Down)は1887年、膨大な量の書籍を一回読んだだけですべて記憶し、さらにそれをすべて逆から読み上げるという、常軌を逸した記憶力を持った男性を報告した。その天才的な能力を持つにもかかわらず、通常の学習能力は普通である彼を「idiot savant」(イディオ・サヴァン=賢い白痴【仏語】)と名付けた。
(中略)後に"idiot"が差別的な意味を持っていることから、「サヴァン症候群」と改められた。
サヴァン症候群の原因は諸説があり、特定には至っていない。実際、症例により、各々メカニズムがことなり、同じ症例は二つとないという考えもある。脳の器質因にその原因を求める論が有力だが、自閉性障害のある者が持つ特異な認知をその原因に求める説もある。コミュニケーション障害・自閉性障害のある者の全てがこのような能力を持っているわけではない。自閉症と同様、男女比は男性が女性の数倍である。
広義には、障害にもかかわらずある分野で他の分野より優れた(健常者と比較して並外れているわけではない)能力を持つ人も含めることもある。また、いわゆる天才や偉人の多くは円満な人格者ではなく、中には日常生活に支障が出るほどの変人、時にコミュニケーション障害・自閉性障害に近いほどの変人もおり、それがさらに極端になって「紙一重」を超えてしまったのがサヴァン症候群だという見方もある。
能力の例
・ランダムな年月日の曜日を言える(カレンダー計算)。ただし通常の計算は、1桁の掛け算でも出来ない場合がある。
・航空写真を少し見ただけで、細部にわたるまで描き起こすことができる(映像記憶)。
・書籍や電話帳、円周率、周期表などを暗唱できる。内容の理解を伴わないまま暗唱できる例もある。
・並外れた暗算をすることができる。
・音楽を一度聞いただけで再現できる。
・語学の天才で日常生活が不都合なのに数カ国語を自由に操る。
この他にも様々な能力(特に記憶に関するもの)がみられるが、対象物が変わると全く出来なくなってしまうケースがある(航空写真なら描き起こすことができるが、風景だとできない、など)。
X51.ORG : 九千冊の本を暗記する男 ― サヴァン症候群とは 2005.12.19
彼は、サヴァンの人生を主題に描いた大ヒット作「レインマン」のモデルとされた人物であり、現在ではしばし、(コンピューターに準えて)「キム=ピューター」、或いは「メガ・サヴァン」などと呼ばれ、様々な分野からの注目を集めている。ピークは、普通ならば目眩がするような膨大な情報を、短時間で完全に記憶し、まるでインターネットの検索エンジンのように、正確無比に、彼の脳の"ライブラリ"から情報を瞬時に取り出すという、特異な才能を持っているのである(中略)。
感想戦 - Wikipedia
感想戦(かんそうせん)とは、囲碁、将棋、チェス、麻雀などのゲームにおいて、対局後に開始から終局まで、またはその一部を再現し、対局中の着手の善悪や、その局面における最善手などを検討することである。
(中略)プロの囲碁・将棋の棋士は、その対局の棋譜をすべて記憶している[1]。
[1]^ 将棋棋士の先崎学は、自著『先崎学の浮いたり沈んだり』で、自身が指したばかりの対局の棋譜を再現できないことを明かし、そのような棋士はごく珍しいと書いている。
小脳(脊髄に近い脳の一部)に障害を持ち、更に脳梁(左右の大脳皮質の間を連絡する交連線維の集合)を欠損したまま生まれた(また昨年の調査では、出生時、右脳のあたりには大きな水疱が発見されたこと、右脳、左脳が分離せずに、あたかもひとつの巨大な”データ・ストレージ”を形成していた事などが報告されている)。
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