バッテリー長持ちの秘訣みたいなのは、以前にも何度かやっています。スマホに重点を置いたものとしても、<スマートフォンのリチウムイオン電池寿命を長くする方法 携帯電話も?>(後半にまとめ)を過去にやっていました。ただ、別の情報も仕入れておいた方が良いということで見ています。
2015/4/21:
●日経パソコン編集部によると、スマホの充電のタイミングは?
●充電を始めるタイミングはいつでも良いと言いつつNGが多い
●バッテリーにとって極端な低温・高温は天敵…これが大事
●スマホにもバッテリーを管理してくれるユーティリティーがある
2013/12/4;
●スマートフォンのリチウムイオン電池寿命を長くする方法 携帯電話も?
●日経パソコン編集部によると、スマホの充電のタイミングは?
「スマホはバッテリー残量何%で充電するのがよいか」が気になって読んだ
残量90%で充電すべきか スマホ、電池長寿化の知恵 :日本経済新聞(2015/2/5 7:00)では、「
充電を始めるタイミングと終了するタイミングは人それぞれでよい」としてしまっていました。
(日経パソコン編集部 [日経パソコン 2014年11月10日号の記事を基に再構成])
なんとどのタイミングでも良いんだとのこと。始まりだけでなく、終わりもいつでも良いとされています。これは予想外の答えでした。
というのも、<スマートフォンのリチウムイオン電池寿命を長くする方法 携帯電話も?>(後半にまとめ)では、"充電量はなるべく50%以上にキープしなくてはなりません"となっていたため。ただし、当時私はこれにも懐疑的でした。というのも、ノートパソコンのバッテリー管理ソフトは45~50%で調整しており、50%以上が必須とは思えなかったためです。
ところが、今回の記事では、「充電を始めるタイミングと終了するタイミングは人それぞれでよい」なのですから、何も気をつけることはなさそうに思えます。
しかし、「できれば避けたいケース」というが一つだけありました。「
100%になってもACアダプターを取り付けた状態を保ち続けること」とのこと。夜寝るときに充電器に入れるってのは、最悪ですね。この理由は、"満充電の状態を続けるとバッテリーの保存劣化につながりやすくなるため"です。以前から言われているもので、これはみな同じ感じですね。
●充電を始めるタイミングはいつでも良いと言いつつNGが多い
前述の満充電状態ケース以外は、「充電を始めるタイミングと終了するタイミングは人それぞれでよい」としていた日経新聞。しかし、それを書いた直後にいきなりそれを否定するコメントを載せていました。大丈夫なんでしょうか、この記事?
「バッテリー残量が90%のときに100%まで充電するようなことは、できれば避けた方がよい」(富士通の豊蔵シニアマネージャー)
ちなみに私は以前も書いたように、3目盛りのうち1か2で充電、3になって満タンになる前に充電をやめることにしています。私はほとんど携帯電話を使わないため、1目盛りになるまで粘ってもあまり困らないので最近はずっと1目盛りです。
充電時間は一度測ればわかるので、満充電前の取り外しは容易です。私の場合は30~1時間くらいでやめると1目盛りから3目盛りになります。ちょうどパソコンの休憩も30~1時間くらいに1回なのでそれに合わせていました。
今回の書き方ですと、そこまで気を使わなくてもいいかな?という感じですが、"満充電の状態を続けるとバッテリーの保存劣化につながりやすく"なること、90%のときに100%までのちょっと充電、の両方が避けられていますので、私のやり方でも良いみたいですね。
●バッテリーにとって極端な低温・高温は天敵…これが大事
高温がバッテリー劣化に繋がるって話は以前も紹介しています。今回の記事でもやはり似たような話があり、バッテリーの充電は"暑すぎるところと寒すぎるところでの充電は避けた方がよい"としていました。
「低温だと本来の容量を使えなかったり電圧が落ちたりすることがある。高温だとバッテリーが劣化する要因になる」(富士通の豊蔵シニアマネージャー)
そして、以前も確か出てきたように充電しながらの操作もまた最悪です。
「ゲームをしながら充電するのは、やってしまいがちだが、本体が熱くなるので暑い場所での充電と同じことになる」(シャープの陣之内係長)
記事では書いていませんでしたが、今日の最初の項目であった「満充電の状態を続けるのが良くない」というのは温度の関係もあるのでは?と思っています。充電中は携帯電話が熱くなっているためです。
●スマホにもバッテリーを管理してくれるユーティリティーがある
ノートパソコンの満充電回避で寿命を延ばすソフトSmart Batteryというのを以前やりました。しかし、スマホやガラケーにはそういうのないですよね…と思っていました。
ノートパソコンの場合はスマホで禁忌とされていた「バッテリーをつけたままの使用」を普通にしますからね。ノートパソコンの場合は、それ用のバッテリー管理ソフトです。
ということで、スマホの場合は内容が異なると思われるものの、日経新聞によると、今はスマホにもバッテリーユーティリティーという"バッテリー消費を節約できるユーティリティー"があるそうです。いいですね。
たとえば、ヤフーの「Yahoo!スマホ最適化ツール」、CPU(中央演算処理装置)メーカーの米クアルコムの「Snapdragon BatteryGuru」などがあるそうです。ただし、以下の点にはご注意を。
<なお、米Google(グーグル)のアプリマーケット「Google Play」には数多くのバッテリーユーティリティーがあるが、過去にはウイルスが混入されていたものがある。安全を期するなら、知っている提供元のものを選ぶのが無難だ>
その他に記事では、バッテリーを長持ちさせたいのであれば、電池を食う余計なものを使わないようにという話がありました。当たり前の話ですけどね。特に注意すべきは、液晶ディスプレーのバックライトの輝度です。これがかなりでかいようです。
バックライトの輝度はノートパソコンも同じで、消費電力および寿命に関わってきます。かと言って、輝度が低くて使えない…となると本末転倒になりますので、最適な感じに調整してみてください。
●スマートフォンのリチウムイオン電池寿命を長くする方法 携帯電話も?
2020/04/10:上記の投稿の中でも出てきた別投稿<スマートフォンのリチウムイオン電池寿命を長くする方法 携帯電話も?>を短くまとめながら、こちらに合わせてみました。
2013/12/4;今回読んだ
【過去記事】スマホの電池を守る正しい方法 : ギズモード・ジャパン 2013.09.29 18:00では、初めて聞く話がありました。
<リチウムイオン電池の力を最大限引き出すには充電量はなるべく50%以上にキープしなくてはなりません。100%満タンにして100%空になるまで使っても何の得もない。というか、あんまりちょくちょくそれをやり過ぎるとむしろ微妙に害になるんですよ>
50%以上ってのが初めて聞いたんですよね。うちのノートパソコンの場合は50%付近、より正確に言うと45~50%にキープする仕様ですので、これと異なっています。ただ、満タンとゼロが良くないって話はわかりますね。私は携帯電話もこの思想で充電しています。以下のような記述もありました。
<ややこしいのが、100%満タンにするのも良くないこと。100%の手前で充電器から外した方がバッテリーは最高のコンディションで動くし、もう満タンなのに充電繋ぎっ放しにしてるとバッテリーがやや劣化してしまうんですね>
やや異なるところがあるとはいえ、基本的には私のノートパソコンのバッテリーソフトの挙動と似た思想で、スマホバッテリーを長持ちさせる充電をやっている模様。以下のようなまとめになっていました。
<バッテリー寿命を最大にしたいと真剣に考えてるなら、40%前後まで減ったら1回の充電で80%前後まで足すよう心がけてください。ちょこっとずつしょっちゅう充電するのは100%から0%を毎度繰り返すよりはマシですが、ベストというわけでもありません。飽くまでも40%から80%まで一気足しのイメージで>
ただ、こういうのって比較対象があるわけではないため、寿命が伸びているんだか縮んでいるんだかわかりません。なので、自己満足みたいなところもありますね…。あまり気にしすぎるとストレスになっちゃいますので、できる範囲で良いのではないかと思います。
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