吸血鬼についていろいろなページを読んで、ザックリと特徴をまとめておこうと思ったのですが、
Wikipediaだけで充分詳しかった、というか、すごく長かったので、これを中心に自分が見やすいようにまとめ直してみます。
まずは、種類と主に外見的な特徴に関する部分を。(Wikipediaに「吸血鬼伝承の形態は、全ての民間伝承がそうであるように地域や時代によって一定しない」とあったように、様々な説があることはご留意ください)
吸血鬼の定義:一般的には、ヒトや動物の血を吸う怪物。ただし、吸血鬼という名称が用いられても、人間の血を吸わない伝承もある。「一般に吸血鬼は、一度死んだ人がなんらかの理由により不死者としてよみがえったものと考えられている」ともあり、こちらがより広義の定義か。
吸血鬼の別名:バンパイヤ、ヴァンパイヤ、ヴァンピルなど。
有名な吸血鬼:ドラキュラ、カーミラ、ノスフェラトゥ。
吸血鬼のモチーフとなった実在人物:ヴラド・ツェペシュ(ドラキュラ)、バートリ・エルジェーベト(エリザベート・バートリー、血液で湯浴みをした)、ジル・ド・レイ
吸血鬼の種類:現代の吸血鬼(ヴァンパイヤ)は、東ヨーロッパの伝承に起源のもの。ただし、それ以外に以下のものも吸血鬼に含む(あるいは、含むことがある)。
・アラビアのグール
・中国のキョンシー
・東欧やバルカン半島のヴルコラク、ストリゴイ、ヴコドラク、クドラク(人狼・魔女・夢魔・怪鳥などの伝承と融合し区別が難しい)
・アメリカのマニトウ(これのみ私が追加。手塚治虫さんの創作かもしれませんが、『ドン・ドラキュラ』ではマニトウを吸血鬼としています。一般的には、インディアン伝承の霊だと思われます)
(以下、吸血鬼と人間との間に生まれた子供、生まれながらに吸血鬼を発見・退治する特別な能力を持つと信じられる場合が多い)
・ジプシー伝承のダンピール
・スラブ人の伝説のクルースニク、ヴェドゴニャ
吸血鬼の特徴:東ヨーロッパの伝承に起源をもつ現代の吸血鬼・ヴァンパイアのイメージが強い。
・燕尾服もしくはテールコートにシルクハットを被り、赤い勲章を下げ、襟の立った表地が黒で裏地が赤のマントを羽織り、翻している古典的なヨーロッパ貴族のような姿が広く有名。転じて、品が良く高貴なイメージが強い。
・痩身で肌が青白い。
・棺桶の中で眠る。
・牙(人間でいう犬歯)が大きく、鋭い。
・古来から鏡には人間の魂を映し出す力があると信じられていた為、肉体と魂の結びつきが弱いとされる吸血鬼は、鏡にその実像が映らないとされる。
・(ヴィクトリア朝時代に入ってから)永遠の若さや他の力を持つ。
・(古代ルーマニアでは)吸血鬼は知性のない動物のような悪魔。(キリストの復活を重視するローマ教会としては、肉体性をまったく持たない幽霊のようなもの以外の死者の復活を許容できなかったため、カトリック教会地域における吸血鬼伝承は12世紀ごろから急激に消滅)
(以下は、
ヴァンパイア(Vampire) ニコニコ大百科より)
・高貴で知能が高い
・城に住んでいる
・顔がいい
・永遠の命
吸血鬼が変身するもの:小さな虫、ねずみ、霧、オオカミ、コウモリ。
一旦切って、
吸血鬼の能力と弱点に続きます。
関連
■
吸血鬼(ヴァンパイア)のハーフ(混血) ■
クルースニク 吸血鬼のハーフ(混血) ■
吸血鬼は血を吸うとは限らない ■
吸血鬼の弱点の考察(流水など) ■
その他の神話・民話・伝承などについて書いた記事
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|