英雄色を好むって知っていますかね? 知ってるよという方は、最初の項目は飛ばしてください。
●英雄色を好むの意味
英雄色を好むの意味 男に関連することわざ - Weblio辞書
三省堂 大辞林
英雄というものは,力があふれているため女色を好むものだ。
『英雄色を好む(えいゆういろをこのむ)』の意味と定義(全文) - 辞書辞典無料検索JLogos
【解説】英雄と呼ばれるような人は精力的で征服欲が旺盛であり、また常識的な道徳観念を超越していることが多いので、しきりに女色を追求する傾向があるという意味。
【出典】 あすとろ出版「故事ことわざの辞典」
●IQ高い人は性欲旺盛という特徴
この「英雄色を好む」ということわざに絡むこういう記事がありました。
IQ高い人 前頭葉が発達しており結果として性欲が旺盛になる│NEWSポストセブン ※週刊ポスト2015年4月17日号
イギリスのアダルトグッズ販売大手の調査では、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学といった超名門大学の学生がアダルトグッズを多く購入していたというデータがある。
残りは、直接的な表現が多いために表現を多少改めて。
【ドイツの医師の調査】
・400人以上の女性を調査
・知能指数の高い女性ほど性行為が好きと判明
・女性より大卒女性のほうが唇や舌でする男性性器の愛撫経験率が高い
脳科学=疑似科学と思え 川島隆太・茂木健一郎など脳科学者に批判でやったように、脳科学者って言うと、怪しい人が多いです。その脳科学者の塩田久嗣さんは以下のように解説していたそうです。
「IQの高い人間は、高度な知的作業を担う前頭葉が発達しています。こうした人は肉体的な刺激のみでは満足できず、より脳への刺激を求める。結果として性欲が旺盛になるのです」
●性行為が脳を発達させる?
こんなことを言うと、皆さん喜んで自慰されそうですが、上記とは逆に自慰行為が脳を発達させるという話を読んだことがあるのを思い出しました。
ただ、正直胡散臭いなぁとは思います。試しに検索すると、逆に脳の発達のために害だという説明するページを見つけました。とはいえ、こちらもスピリチュアルがどうこう言っているサイトですので、問題外で参考になりません。
以下は、ちょっと違いますが、私の探した情報に近いもの。性行為が脳細胞の成長を促進するという話が載っていました。
・米プリンストン大学の研究。
・片方のグループは毎日 1 回お互いを会わせ、もう片方のグループは 2 週間に 1 回しか会わせなかった。
・その結果、どちらのグループも交尾未経験なラットと比較して脳細胞の成長やニューロンの増加が認められた。
・ただし、2 週間に 1 度しか雌に会えなかったラットはストレスホルモンの上昇も確認された。
・毎日雌のラットと一緒にされていたグループのストレスホルモンは変化しなかった。
・過去に行われた研究では、不快でストレスの大きい出来事が脳細胞の成長を妨げることが分かっていたが、今回の研究は快感を得る経験によってこれを覆すことが出来るのではないかと示唆している。
(
スラッシュドット・ジャパン サイエンス by reo 2010年08月04日 11時00分)
しかし、全く逆に子ネズミに性ホルモンを投与したら脳の成長がストップした、人間の子供の前頭葉発達もいっしょという話も見つけました。非常にそれっぽい話でしたが、こちらは出典が書かれていないものでしたのでリンクもしません。
また、前述の話でもどの程度の差異かはわかりません。実は気にするほどの差ではないのに研究成果を強調するということはよくあります。
●テストステロン値が高い男性の特徴
もう一つ別の話。胡散臭いネットメディアでしたが、きちんと研究者の名前を書いていますのである程度信頼できそうです。
「英雄色を好む」は真実らしい!? LAURIER(ローリエ)ライター情報:外山ゆひら
男性が男性らしくあるために必須の性ホルモンが、「テストステロン」。これは男性的な肉体を作り、攻撃的な性衝動を引き起こすホルモンです。ペンシルバニア大学のアラン・ブースという教授は、4000人以上の既婚男性を対象に、テストステロン値について下記のような実験を行っています。
【テストステロン値の高い男性の特徴】
・ 会社などから仕事を評価され、出世が早い
・ 社会的に成功しやすい
・ 闘争本能が強い
・ 浮気の過去がたくさんあった
・ 家をあける(出て行く)傾向が高い
・ 離婚率が高い
"「英雄色を好む」、つまり「デキる男は、浮気しやすい」という事実は、ホルモンの値が証明している、ということです"と記事ではまとめていました。
これは女性向け記事ですので、そういう意図ではないでしょうが、浮気する男性の言い訳に使われそうですね。ただ、お医者さんに「病気のため」といった診断がない限り、浮気の正当化には使えないでしょう。
●社会的地位仮説による出世とホルモンの関連性
さらに別の記事において、宋美玄医師が以下のようにおっしゃっていました。
「英雄のように出世する人ほど性欲が強いかどうかは、具体的な研究では明らかになっていません。ただ、出世とホルモンは関連することが、スイスの経済学者、エルンスト・フェールが行った『社会的地位仮説』実験によってわかっています」
「英雄色を好む」は本当か? | web R25 2014.08.08(佐藤太志/GRINGO&Co.)※この記事は2010年08月に取材・掲載した記事です
「社会的地位仮説」は、精通を促すなど男性の生殖能力を形作る、通称“男性ホルモン”、テストステロンの濃度が高い人ほど、出世しようと努力するのではないか、というもの。出世をするためには無用な社会的対立を避け、周囲に公平な態度で接し、相互協力することが近道になるという考え方が前提になっており、テストステロンが濃い人ほど対立を回避し、公平な分配をすることが、実験で明らかになったのだという。
あら、またテストステロンの話でしたね。他に以下のような例も。
・科学雑誌『米国科学アカデミー紀要』では「儲けが大きいトレーダーはテストステロン値が高い」という研究結果が発表されている
ただし、「テストステロン値が高い=性欲が強いではない」とのこと。今までの話を全否定していました!
「性欲を司るのはテストステロンとされていますが、詳しいことはわかっていません。性に貪欲な、いわゆる肉食系の人がなぜそうなったかというと、遺伝や後天的環境などさまざまな要因によると考えられ、趣味嗜好と同じように十人十色なのです」(宋美玄)
●「英雄色を好む」は英雄だから色好みできるだけ?
以上のようにそれらしき説明はあるのですが、私があらかじめ考えていたのは、英雄だから色を好めるだけ…という説です。
たとえば、仕事ができないし、スポーツもできないし、何の才能もないエロい人がいたとします。彼がたくさんの女性と付き合いたいと思っても、なかなかそれは叶わないでしょう。一般的に言って、彼には魅力がないためです。
しかし、仕事やスポーツなどで才能を発揮したり、お金持ちになったりした人であれば、たくさんの女性を惹きつけることができます。エロさの違いではなく、このように派手な性生活が可能かどうかという環境の違いも影響しそうです。
前述の研究結果からすると関連性がある程度ありそうな感じですが、上記のような環境の違いによって、余計「英雄色を好む」という印象を強めている可能性くらいならあるかもしれません。
●ハゲ≒英雄≒性欲旺盛?
あと、思い出したのが、
ハゲは優秀 「性欲が強く、頭が切れる」のイメージは間違っていないという話。
ハゲ≒英雄≒性欲旺盛と単純にしてしまうのは間違いなんですけど、話題がハゲのときのものとだいぶ重なっているなとは感じました。
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