2010/11/4:
メキシコで5000年前の小人の骨見つかる
チリやマレーシアでも過去に小人が発見されている
小人の発見報道、どれも続報は見当たらず
●メキシコで5000年前の小人の骨見つかる
2010/11/4:"メキシコで身長12センチの人間の骨が見つかる"(ロケットニュース24 2010年11月1日)によると、メキシコで指でつまめるほどの大きさと重さの、身長12センチの人間らしき骨が発見されたそうです。
http://rocketnews24.com/?p=53600
学者の調べによると、ミイラがそのまま朽ちて骨になった5000年前のものであり、DNA鑑定などはされていないが、「骨格からして子どもの骨じゃないのは確かだ」とコメントしているそうです。
こういう話は非常に興味をそそられるのですが、素直に信用して良いのか?とも思います。記事にも、日本やその他の海外で小人や人魚の骨やミイラはあるが、その多くが動物の肉や骨を組み合わせて作ったものだと書かれています。
また、これはメキシコの話ですが、報道したのは看中国(kanzhongguo.com)という中国語のサイト。日本のロケットニュース24自体が信頼できないのですけど、看中国も怪しいです。会社概要を見るとどうもアメリカの中国語メディアのようですけど、こんな大発見を他のメディアが報じていないのは不自然です。
●チリやマレーシアでも過去に小人が発見されている
同様の過去の記事がないかと探すと、こういネタは強いx51.orgで、
2002年チリ、極小ヒト型生物の謎 2004年01月19日と
謎のヒト型生物"トヨール"を博物館に展示 マレーシア 2006年02月25日というのが見つかりました。
最初の記事は、2002年10月初頭、チリ南部の都市コンセプシオンで、身長7.2cm、まるで小型の人間のような姿をした未知の生物が発見されたというもの。体の大きさに比較してアンバランスに大きい頭、そして長い指を持った四肢を備えており、捕獲後8日で死亡してミイラ化したとか。
チリ大学の生物学専門家は、最初野生の猫の胎児なのではないかと推測したが、その姿は余りにも特異である為、単なる推測の域を出ず、正確な結論を待つにはDNA検査を行わなければならないと話したとのこと。また、発見者も正体を明らかにして欲しいと訴えていると書かれています。
二つめの記事は、マレーシアの州立博物館にて、古くから伝えられるトヨール(マレーシアの伝承のいたずらする小人の悪魔)らしき謎のヒト型生物が瓶に入れられて展示されているというお話。分類はUMA(未確認動物)となっており、他の小人もそういった扱いでしょう。
このトヨールは身長20cm程の人形のような姿で、黒い肌に赤い目と口があるそうです。こちらは博物館長がこの瓶を今後どうするか検討を重ねており、方針が決定するまでは展示を続けると語っていたそうです。
●小人の発見報道、どれも続報は見当たらず
しかし、どちらの件もその後話題になっておらず、私の検索した限りでは調査されたかどうかすらわかりません。本当にそのような生物がいたのであれば、これは大きな発見に違いありませんので、報道がないのは不自然なことです。
専門家は保守的だとか、陰謀論だとか、本物と認められていないことを説明するロジック(論理の筋道)は存在しますが、全面的に受け入れるのは難しいです。
最初に書いたように、非常に興味をそそられる、好きな類の話ではあるのですが、やっぱり捏造なのだろうと思わざるを得ません。
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