ときどきやっている商品のアイデア系の話。
●デカすぎる1.7kgの焼き鳥の缶詰「ほていのやきとり」
以下の商品なんですが、単独で見てもすごさが全くわかりません。
普通の焼き鳥缶と比べてみると、以下の通り。大きさが笑えてきます。
●実は小型缶ではなく、大型缶が元祖
株式会社ホテイフーズコーポレーション・販売部商品企画課の大木泰人さんによると、この大型缶が元祖だったとのこと。冗談で出していたわけじゃないんですね。
「実は家庭用商品が発売されるよりも前に、業務用大型缶が1970年7月に発売されていたんです。業務用大型缶は長期間常温保管できて、大人数向きなので、自衛隊などに適しているのではないか、との狙いで誕生しました」
(
デカすぎると話題の1.7kgやきとり缶詰……実は45年前から発売されていた! DATE:2015.05.07 11:43))
↓小型缶
●ボトルに入っているラーメンスナック
大きいだけで何だかおもしろい…というのは、他のものでも感じたことがあります。以下も大容量ではあるのですが、ちょっと方向性が違っていて、普通は入っていない容器に入っているというもの。
私はこれ実際に3本も買いました。ただ、別におもしろい!と思って買ったわけではなく、ラーメンスナック(ベビースター ラーメン系のもの)が食べたくて買っただけです。
で、後でネットで検索かけると、パーティーでウケること間違いなし!みたいなことが書いていて、えっ、そういうコンセプトだったの?と思いました。
上のお店は醤油を意識しているみたいでしたが、私の見たサイトはお酒を想定していました。焼酎か何かですかね?
ということで、入れ物が特徴なんですが、困ったことにこれが非常に取り出しづらいんです。液体を想定しているのでただでさえ狭い入り口に、ちょくちょく麺が引っかかって目詰りします。その度、詰まっている長い麺を取り除かねばいけません。
1回目は仕方なく、カッターやらチャッカマンやら持ち出して入り口を切ってしまいました。不衛生ですけどね。
ただ、2回目は、初期なら逆さまにせず平行に振った方が出やすいかも…と、コツを掴んだ気がして最後まで食べきりました。でも、3回目によく比較すると、最初も普通に縦に振った方が出やすかったです。
攻略法は結局、素直に大きく縦に振ること。しかし、それでも取り出すには結構時間がかかります。また、こぼれるリスクが高まるのも難点です。私は大きいタッパーの上に落としていましたが、それでもたまに床に落ちてしまっていました。
あと、ラーメンスナックをきれいに食べきっても、結局ボトルの中に乾燥剤みたいなものが残るんですよね。相当頑張りましたが、これは取り出せませんでした。そのまま捨てる人はいいですが、ゴミを分別する人はやはり分解する必要があります。
なお、私はラーメンスナックを食べ始めると止まらなくなるので、少し出てきづらいくらいでちょうど良かったです。
●神秘的な青色の磁性流体
終わりにしようかと思いましたが、もう一つ。これは技術的にすごそうなもの。正直ヒットはしない感じです。昨年末の記事。
神秘的な青い液体が磁石に反応してトゲトゲになったり動き回ったりする「LiquiMetal」 - GIGAZINE 2014年12月14日 21時00分52秒VIDEO 液体のような見た目でありながら磁性を帯び、磁石に吸い寄せられる性質を持つのが磁性流体。黒いものが一般的なのですが、研究によって神秘的な青色の磁性流体を完成させ、試験管っぽい容器に閉じ込めたのが「LiquiMetal」です。
●空気で雨を吹き飛ばす目に見えない傘・エアアンブレラ
もう一つと書きつつ、さらに一つ。記事は2014年のもの。検索するとその4年前にも記事があったので、以前からある話みたいですね。昨年のものは出資募集というニュース。
(2010年の記事:
布ではなく空気の壁で雨を防ぐ超ハイテク傘「AIR UMBRELLA」 - GIGAZINE 2010年01月19日 11時53分53秒)
「見えない傘」 Air Umbrella が出資募集中。空気で雨を吹き飛ばし、濡れない空間を生成 - Engadget Japanese (Munenori Taniguchi 2014年10月15日 10時05分)によると、空気で雨滴を吹き飛ばす傘「Air Umbrella」は中国のスタートアップ とのこと。珍しい、中国なんですね!
"Air Umbrella は、柄の先端部から水平方向に吹き出す空気で雨粒を吹き飛ばし、ユーザーが雨で濡れるのを防ぎます。濡れない範囲は本体を中心として直径約1m"とのこと。
サイズは3種類。どこが違うの?と思いましたが、柄の高さに種類があるようです。"女性向けで最も小さい Air Umbrella-a は長さ30cm、重さ500g。標準サイズの Air Umbrella-b は長さ50cm、重さ800g。そして Air Umbrella-c は伸縮可能な機構を備え、使用するときは80cm、収納するときは50cmに縮められます。重さは850g"。
おもしろいのですが、実用に耐えない部分も見られます。"バッテリーの稼働時間"です。
"Air Umbrella-b および Air Umbrella-c が約30分"。"Air Umbrella-a に至っては本体の長さが短いぶんバッテリー容量も少なく、約10分間しか使えません"。そうか、バッテリー分重いんですね。"そのためか、Air Umbrella プロジェクトは「主に自動車で移動するユーザーに向いている」としてい"るとのこと。
また、"Air Umbrella は空気で吹き飛ばすため、周囲にはかなりの雨粒が飛散するはず。人混みで使うのは控えたほうがいいかも"といったところもネックかも。普通の傘でも周りの人に水をかける可能性はあるわけですが、Air Umbrellaでの雨粒の経路はどうなるのでしょうか?
それから、同様のアイデアは中国以外にもあったようです。"2013年1月にフランスの学生 Quentin Debaene が発表したデザインコンセプトの AIRBLOW 2050"というものです。
"Air Umbrella との相違点は、水平ではなく斜め上の方向にエアーを吹き出すところ。(略)2013年のジェームズ・ダイソン アワードにも選ばれています"とありました。これもやはり雨粒の行き先が気にかかりますね。
おもしろいアイデアなのですが、従来型の傘に取って代わることができるか?と言うと難しいかもしれません。
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