ぼったくりでは
ぼったくりバー・居酒屋に対処法はあるのか?弁護士のアドバイスというのもやっているんですが、別の弁護士さんの話も聞いてみましょう…という投稿です。(2015/5/21)
2015/5/21:
●民事不介入で、ぼったくりバーで警察は役立たず?
●弁護士がおすすめする解決策は「裁判をしてもらう」
●もう一つ提示された弁護士の解決策は…?
●キャッチや客引きにはついていかない…が基本
●役立たずどころか店に味方する警察の話もあり愕然
●納得できる金だけ払って、身分を明かして帰る
●「料金表がない」など、ぼったくりする悪質店の見極め方とは?
2018/12/17:
●監禁・暴行・盗難など被害総額約2200万円のぼったくり事件で逮捕者
●民事不介入で、ぼったくりバーで警察は役立たず?
2015/5/21:まず
「20分飲んで26万円」歌舞伎町で「ぼったくり」に遭ったーーこんなときの対策は? 弁護士ドットコム 2015年5月5日 11時37分)に出ていた、古川穣史弁護士の話。
「警察は、ぼったくりの話にはあまり介入してくれません。基本的に『民事不介入』ということなのです」
よく言われる警察は役立たずという話。ただ、「交番にいけば、無理やりお金を取られたり、脅されたりということがなくなるので、相談に行くと安心でしょう」ともおっしゃっていました。少しですけど、警察も役に立ちます。
●弁護士がおすすめする解決策は「裁判をしてもらう」
とはいえ、上記では根本的な解決策にはなりません。飽くまで少し役に立つだけです。そこで古川穣史弁護士がおすすめする解決策は、裁判をしてもらうというもの。一見ハードルが高そうですが、「裁判をする」ではなく「裁判をしてもらう」というもので意外に簡単そうです。
「ご自身の連絡先だけは渡し、あとは裁判をしてもらうという対応です。多くのキャバクラは、裁判をしてきません。そういう場合は一挙に解決ができます」
ところが、「多くのキャバクラは」という言い方であることに注意。これも現在は通用しない場合があるそうです。あまり良い解決策とも言いづらくなっているんですね。
「ただ、最新の情報によると、裁判になることを想定した手口が出てきています。店員が料金を説明する様子などを録音し、裁判で証拠として使うのです。この場合、判決は、客が勝訴する場合も、敗訴する場合もあります。
ぼったくりの金額があまり高額でない場合は、弁護士費用の問題もありますので、『裁判してくれ』という方法は、一か八かの賭けになるかもしれませんね」
●もう一つ提示された弁護士の解決策は…?
古川穣史弁護士は、もう一つ解決策を挙げていました。「双方が納得できる金額だけを渡して、その場限りにしてしまうという方法」です。「これなら裁判にならず、その場で話を終えることができます」としていました。
ただ、この方法は交渉が必要だということ。最初の方法と比べると難しいでしょう。また、結局、これも高くつく可能性があります。結局、簡単には行かないということです。残念ですね。
あと、古川穣史弁護士は「どちらの方法でも、弁護士が現地に赴くと、スムーズに事が進むことが多いです」とちゃっかり弁護士アピールも。ただ、実際問題、素人が解決するのは難しく、現実的な選択のように思えます。
●キャッチや客引きにはついていかない…が基本
以上見てきたように、ぼったくり店に入ってしまった時点で、既にたいへんなことになることが決定します。ですので、
ぼったくりバー・居酒屋に対処法はあるのか?弁護士のアドバイスのときには、検索や
食べログなどネットの情報を見てそもそも怪しいお店へ行かないという話もしました。
これは解決策というよりは予防策ですが、古川穣史弁護士も事前に避けるのが最善としていました。
「ただ、もっとも大事なことは、そもそもキャッチや客引きにはついていかないことです。歌舞伎町では『客引きはすべてがぼったくりです』というような看板も置いてあるくらいです」
●役立たずどころか店に味方する警察の話もあり愕然
もう一つ情報を探してみました。こちらもやはり弁護士さんが登場。こちらはもうタイトルからして「警察は役立たず」という
警察は助けてくれない!弁護士が教える「ぼったくり対処法」(2015年02月26日 16時00分 東スポ)というものでした。
ところが、中身を読んでみてさらに驚きます。警察はお店の味方すらすると書いていたのです。ぼったくり被害相談をよく受けるという青島克行弁護士(39)は、まず以下のように説明していました。
「警察は100%助けてくれない。『民事不介入』を盾に双方で解決しろと言う。詐欺や脅迫だと必死に訴えても『証拠がないと被害届は受理できない』と言うばかりです」
警察なら助けてくれると望みを託していた客の心は、この時点で「折れる」と記事では指摘。一方、相手は何時間でも「払え」と言い続けます。結局、財布の現金はすべて取られ、ATMが開く翌朝まで喫茶店で“軟禁”状態に…なるだろうとしていました。
警察がぼったくり店の“味方”をするというありえない現実があるというのはこの後出てきて、信じられないことに、警察が「訴訟費用を考えたら、今払った方がいいよ」と勧めてくることまである、とのこと。めちゃくちゃです
●納得できる金だけ払って、身分を明かして帰る
肝心のアドバイスの方ですが、基本的にはさっきといっしょですね。一つは最初の「裁判をしてもらう」と同じようなもの。ただし、裁判をするお店はないとしていることが、最初のものと異なっており、こちらは楽観的でした。
最後に青島氏は「被害に遭いそうになったら、納得できる金だけ払って、覚悟を決めて身分を明かす。大事なのは、なんとかして帰ることです」とアドバイス。
身分を明かすのは、正当な料金だというのなら、民事裁判を起こしてくださいという覚悟を示すことだ。裁判で正当な料金であることを証明するのは店側の責任となる。そういうやっかいな相手に対して、ぼったくり店はわざわざ裁判を起こすことはないだろう。新たなぼったくりのターゲットを探すだけだ。
●「料金表がない」など、ぼったくりする悪質店の見極め方とは?
もう一もは「悪質店を見極めよ」というやはり最初の記事と似たアプローチ。「キャッチについていかない」も言っています。ただ、店に入ってしまってからの見極めについても書いていました。これは最初と異なる点です。
「料金表がない。女性がドリンクを水のような勢いでガブガブ飲んでいれば、ぼったくりの可能性が高い」
ただ、"女性がドリンクを水のような勢いでガブガブ飲んでい"たら、それはもう既にだいぶヤバイですね。まあ、被害をより小さくはできるでしょうけど…。
●監禁・暴行・盗難など被害総額約2200万円のぼったくり事件で逮捕者
2018/12/17:
少女のドリンク1杯5000円、請求額65万円、14時間監禁し暴行 半グレ集団 ぼったくりバーの手口 毎日新聞 / 2018年12月16日 18時18分という記事があり、警察役立つじゃん!と思いました。ただ、さんざん問題になった後の話であり、当初の話であるぼったくられようとしている真っ最中としては、やはり役に立ったわけではなさそうな内容でした。
大阪・ミナミを拠点にしていた半グレ集団「アビス」のトップら計49人が逮捕された事件。この組織は少なくとも17店舗のガールズバーを経営。ガールズバーではぼったくりをしており、被害総額は約2200万円とのこと。今後金額はさらに増えるかもしれませんね。このぼったくりバーも、やはり客引きがいるパターン。以下のような手口だそうです。
(1)少女らが酔客に優しく声をかけ、ガールズバーに連れ込む。
(2)店では少女らが「1杯もらっていいですか」とねだり、気が大きくなった客らが注文。
(3)ただ、少女らの飲み物は1杯5000円で、飲んだ量も水増しされていて、支払いが高額になる。
例えば、20代の男性は、吐いて床を汚したという「クリーニング代」も含め、65万円を請求されました。男性が拒むと複数の男から殴られ、スマートフォンや約6万円入りの財布を奪われたとのことで、ナチュラルに別の犯罪もやっています。さらに、男性は近くのコンビニATMが時間外だったこともあり、系列店を連れ回されるなどして計14時間にわたって監禁・暴行され、あばら骨を折る重傷を負ったといいます。
また、2本で計100万円相当の高級腕時計を奪われたり、知人にまで電話させられ、肩代わりを迫られたりしたケースもあったとのこと。
ただ、こうした最悪レベルのぼったくり被害が起き続けてからやっと警察が動いたという感じですので、ここまで行かないぼったくりだとなかなか動いてくれないのかもしれないと不安に…。やはり役に立たなそうな印象を受けてしまいました。
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