幸福の科学はすごいですね。次から次へとネタを持ってきます。
●お茶の水女子大の卒論で盗用が判明、指導教授を処分
私は後から読んだんですが、名前を伏せた報道がこちら。ただ、この記事も変なところがあります。
時事ドットコム:お茶の水女子大の卒論で盗用=3分の2無断引用、出版も
お茶の水女子大は3日、2013年3月に文教育学部を卒業した学生1人の卒業論文で、内容の3分の2が盗用だったとして、指導教授を厳重注意処分にしたと発表した。論文は同月発行の書籍に掲載され、市販されているという。
今年1月に書籍を読んだ人から指摘があり、大学が調査委員会を設置。論文は明治憲法の制定と信教の自由に関するテーマだが、文章の3分の2が4人の研究者の論文や著書と酷似しており、調査委は無断引用してつぎ合わせたと判断した。指導教授は盗用に気付かず、最高評価を与えていた。(2015/06/03-18:43)
●「無断引用」ではなく「盗用」「剽窃」
何が変なのか?と言うと、「無断引用」という言葉。「引用」というのはそもそも無断でするものですから、無断転載とか、無断コピペとかと書くべきでしょうね。
というか、要するに引用の体裁を取っていないために、他人の文章であるということすらわからないという状態です。「文章の3分の2」ですので、これはイージーミスでもないでしょう。意図して隠蔽し、自分の書いた文章と見せかけたと理解するべきものです。
「無断引用」うんぬんに関しては、記事もあったのでどうぞ。
「無断引用」報道 「引用は無断でするもの」との指摘 2015年06月04日 13時41分 提供:アメーバニュース/
この件を報じた時事通信は、「無断引用」という単語を用いた。
しかしこの「無断引用」という単語を見ると、あらゆる引用には著者の許可が必要なように思われるが、“無断で”他人の著作物に書かれている内容を自分の作品や論文などに引用することは可能だ。(中略)
それゆえ、マイナビ新書のツイッターの非公式アカウントが、「『無断引用』という誤まった言葉をネットニュースが広めることにモヤモヤします」とツイートしたほか、一般ユーザーからも、
「『無断引用』って言葉は誤解されそう。(引用元を示す等のいくつかの要件を満たせば著者に無断で引用してもOK) この件は『盗用』ですね」
「記者は『無断引用』という表現に違和感を覚えないのか。引用に許諾はいらない。出典を記載するだけでいい。『剽窃』とでも言えばいいのに」
「記事の『無断引用』も表現がヘン。引用は通常すべて『無断』でやるもの」
といった声が登場。複数のネットユーザーが「無断引用」という単語に違和感を覚えようだ。
●コピペ量は小保方晴子博士以上
大量コピペと言えば、早稲田大学です。STAP細胞問題の小保方晴子の早稲田大学での博士論文はそれ以外の問題もあり、学位論文と卒業論文じゃ格が違うというのもあるわけですが、コピペ量だけで比べると小保方さん以上です。
さらに時事通信で困ったことだと思ったのが、「規定がないため処分も行わない」という話です。博士論文と卒業論文では前述の通り格が違うわけで、卒論にそこまでの完成度を求めるのは酷だと思いはします。しかし、3分の2が盗用ってのは明らかにアウトで、全然微妙なラインではありません。
こうして盗用が明らかになってしまった以上、学士は取り消しすべきです。お茶の水女子大学の対応はたいへんマズいと言えます。
●登用した学生は幸福の科学・大川隆法のお茶の水女子大の長女・大川咲也加氏
で、ここからが本題。ニュース検索でタイトルを見て爆笑してしまったのが、件の学生が何と宗教団体・幸福の科学の大川隆法のお茶の水女子大の娘さんだということです。これはたまげました。
やや日刊カルト新聞によると、以下のように報道されてすぐに推測されていたみたいですね。
やや日刊カルト新聞: 大川隆法総裁の長女が大学卒論で盗用=お茶の水女子大が指導教授を処分 2015年6月4日木曜日
学生の氏名は報じられていませんでしたが、問題の卒論が2013年3月に書籍として出版されていた点と、テーマが「明治憲法の制定と信教の自由」である点から、ネット上ではすぐに咲也加氏の卒論のことではないかとの指摘が出回りました。
●幸福の科学出版の本で発表
卒論が本に掲載ってのは、よほど先生の評価が良かったのかと思いました。しかし、やや日刊カルト新聞によると、幸福の科学出版の本なんだそうな。わざわざ恥を晒してしまったんですね。(現在、大川咲也加さんは幸福の科学専務理事兼総裁室長を務めているとのこと)
咲也加氏は2013年3月に幸福の科学出版から著書『神国日本の精神―真の宗教立国をめざして
』を出版しており、この書籍には〈大学卒業論文「明治憲法の制定と信教の自由」〉が収録されています。
●『週刊新潮』が大川咲也加氏の登用問題を暴露
ここまでは推測だったんですが、『週刊新潮』がトドメを刺しました!
本日4日発売の『週刊新潮』が、幸福の科学・大川隆法総裁の長女・大川咲也加氏の大学卒業論文の登用問題を報じています。(中略)
『週刊新潮』の記事では、『神国日本の精神』を読んで盗用に気づいてお茶の水大学に連絡した部外者の証言、盗用された論文のひとつが尾崎利生氏『国家と宗教』であることなどが紹介されています(大学側は、このほかに3名の著者による3件の論文からの盗用箇所もあったと認めています)。
●幸福の科学は盗用を否定も、さすがにヤバイと気づいている様子
上記で「わざわざ恥を晒してしまった」と書いたものの、これは単なる恥さらしという問題ではないです。出版物で盗用があったとなると、論文盗用問題とはまた次元の異なる問題になります。
やや日刊カルト新聞によると、教団は"盗用であることを認めてい"ないそうです。まあ、そういう団体ですからね。ただ、"幸福の科学出版のサイトでは同書はすでに「在庫なし」との扱いになっています"とのことですから、さすがにヤバイとはわかっているようです。
●論文不正の小保方晴子氏を擁護し続けた幸福の科学絡みでの論文不正
話の流れで小保方晴子さんの話を出しましたが、STAP細胞問題において一貫して最も小保方さんを擁護していたのが幸福の科学でした。
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理研関係者、小保方晴子は幸福の科学大学教授になるのでは?と この盗用騒動は幸福の科学信者だからこそ…とまでは言いません。ただ、妙な偶然で驚きました。
また、この大川咲也加さんも困った人だなぁと感じたのが、「この学生は大学側の事情聴取に応じておらず」という時事通信の記載。事情聴取に応じていないとなると、小保方晴子さん以上かもしれませんね。反省なんてクソ食らえになってしまっています。
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