池井戸潤さんなどの話をまとめ。<三菱UFJ銀行に半沢直樹ならぬ半沢淳一頭取 池井戸潤氏と入行同期>、<三菱・半沢淳一氏と同期・池井戸潤氏は友人?半沢直樹のモデルなのか?>、<副頭取からの昇格しか例がなかったのにいきなり13人抜き人事!>などをまとめています。
2023/01/20追記:
●副頭取からの昇格しか例がなかったのにいきなり13人抜き人事! 【NEW】
2021/11/14追記:
●「元銀行マンが明かす銀行の内幕」と言わ続けた池井戸潤氏の作品
●三菱UFJ銀行に半沢直樹ならぬ半沢淳一頭取 池井戸潤氏と入行同期
2020/12/23:NHKのニュースになっていて笑ったのですが、考えてみると、三菱UFJ銀行頭取に関する人事ですから普通にニュースになっていておかしくありません。ただ、池井戸潤さんの同期で池井戸潤さんの小説に出てきてドラマ化されて大ヒットした半沢直樹が思い出されるので、おもしろニュース的な感じになっています。
<金融大手の「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は傘下の「三菱UFJ銀行」の頭取に半沢淳一常務を昇格させる人事を固めました。
半沢氏は55歳。経営戦略を立案する経営企画の部門を主に歩み、去年6月から取締役常務を務めています。
テレビドラマ「半沢直樹」の原作者で、1988年に当時の三菱銀行に入行した池井戸潤さんとは同期だったということです>
(三菱UFJ銀行 新頭取に半沢常務が昇格へ 池井戸潤さんと同期 2020年12月22日 19時16分 NHKより)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201222/k10012778641000.html?utm_int=all_side_business-ranking_003
●三菱・半沢淳一氏と同期・池井戸潤氏は友人?半沢直樹のモデルなのか?
三菱UFJ銀の頭取に半沢氏昇格 池井戸潤氏と入行同期:朝日新聞デジタルによると、半沢淳一さんは1988年に三菱銀行に入り、経営企画部門などを経て、現在はマネー・ロンダリング(資金洗浄)対策などの担当役員を務めています。この記事は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)では最近、トップ人事の手法が変わりつつあるとも指摘していました。
<MUFG社長には傘下銀行の頭取経験者が就いてきたが、今年は亀沢宏規氏(59)が初めて頭取経験なしで社長に就任した。銀行業界はデジタル化への対応などを迫られており、三菱UFJ銀も、比較的若い半沢氏のもとで事業構造の転換を進めるとみられる>(なお、現在の頭取である三毛兼承(64)さんはMUFGの会長になるとのこと)
私が知りたかったのは、半沢直樹のモデルかどうかというところ。実際、周りからは半沢直樹のモデルではないかとたびたび尋ねられるそうですが、本人は周囲に「池井戸氏とは面識はほとんどなく、モデルではない」と語っているとのこと。それでも、同期の中でも抜きん出ていたなどで、当時から同期の中で知られていた…といった可能性ならありそうな感じ。逆に完全な偶然であっても、それはそれでおもしろいんですけどね。
●副頭取からの昇格しか例がなかったのにいきなり13人抜き人事!
2023/01/20追記:半沢淳一さんが頭取になったときの話を今頃もう一つ読んでみることに…。2020年12月22日の記事をブックマークしていたのに、まだ読んでいませんでした。これは、
三菱UFJ銀行、頭取に半沢氏 13人抜きで常務から昇格: 日本経済新聞というタイトルで、朝日新聞が指摘していたように異例さを強調したものになっていました。
<三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、傘下の三菱UFJ銀行の頭取に同行の取締役常務執行役員の半沢淳一氏(55)が昇格する人事を固めた。計13人いる副頭取と専務を抜き、同行で初めて常務から頭取になる。世代交代を早めて収益モデルや企業文化の改革を一段と進める>
三菱UFJ銀の頭取はこれまで副頭取からの昇格しか例がなく、常務からの登用は年次に基づく人事が中心の銀行で異例だとのこと。前任の三毛兼承頭取(64)は、若手行員を登用しやすくする人事制度を導入するなど行内の風土改革にも努めていた人だといいます。実力本位の処遇をトップ人事でも示したことが指摘されていました。
なお、記事にコメントしていた上杉素直・本社コメンテーター・論説委員は、「半沢氏はかねて次期頭取候補の1人と目されていましたから、業界にさほど驚きはないと思います」と解説。ただし、予想されていたとは言え、「副頭取からの昇格しか例がなかったのにいきなり13人抜き」というのは、やはりインパクトがあると思います。
●「元銀行マンが明かす銀行の内幕」と言わ続けた池井戸潤氏の作品
2021/11/14追記:池井戸潤さんの経歴について補足。
Wikipediaによると、慶應義塾大学文学部および法学部卒業後、1988年に三菱銀行(当時)に入行。1995年、32歳の時に同行を退職し、コンサルタント業のかたわら、ビジネス書の執筆や税理士・会計士向けのソフトの監修をしていたとのこと。こうしたビジネス書の執筆業は順調だったのですが、テーマが限られていることから将来に不安を感じ始め、夢だった江戸川乱歩賞を目指し始めたといいます。
最終選考での1度の落選を経て、1998年、『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。 デビュー後、金融界や経済界を舞台にした小説を多く書いており、乱歩賞の選評で「銀行ミステリの誕生」と評されたことで、以後の作品にも「銀行ミステリ」とレッテルが貼られ、「元銀行マンが明かす銀行の内幕」という読まれ方をされることが多かったそうです。
このせいで、書店ではノンフィクションやビジネス関連書のコーナーに置かれることも度々あり、小説でも「企業小説」の棚に入れられることが多かったとWikipediaでは書かれていました。ただ、内容的には、ノンフィクションやビジネス関連書というのは、さすがに変ですけどね。これは書店員がちゃんと小説の内容を理解していなかったためだと思われます。
一方、池井戸潤さん自身もエンターテインメイント好きなミステリ読者に読んでもらいたいとの気持ちが強くなっていたとのこと。そこで、会社や銀行という組織でなく、そこで働く「生きている人」を書くことを目標に立て、エンタメ作家として痛快で単純に読者に楽しんでもらえるような作品も発表し始めました。違う方向性の作品にも挑戦しているようです。
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