ゴーストライターの話をまとめ。<堀江貴文(ホリエモン)もゴーストライター使用、表紙担当が告白>、<ゴーストライターを使うのは、虚栄心強い人ほど多い傾向がある>などをまとめています。
●堀江貴文(ホリエモン)もゴーストライター使用、表紙担当が告白
2015/6/23:今回のゴーストライターの話は、書くのはいつでもいいやと思っていたら遅くなるすぎてしまったもの。
元少年Aの絶歌、百田尚樹の殉愛に似てる?太田出版は永遠の0の出版社、幻冬舎と縁ありで、ゴーストライターの話が出てきたので、このタイミングで出そう…と思っていたんですよ。
ところが、元少年Aの絶歌の話からも少し時間が経ってしまいました。あまりにもゆっくりしていたせいで元記事がリンク切れになっています。紹介したかったのは、スポーツ報知の<ホリエモンもゴースト使った、小説表紙担当の漫画家・佐藤秀峰氏暴露>(2014年3月8日06時04分)という記事でした。
<人気漫画「海猿」「ブラックジャックによろしく」などで知られる漫画家の佐藤秀峰氏(40)が7日、ライブドア元社長の堀江貴文氏(41)の小説は第三者が執筆したと明らかにした。
同氏は、堀江氏の著作「拝金」(2010年6月)、「成金」(11年2月、ともに徳間書店)で表紙のイラストなどを担当。この日、自身のホームページで「実際には堀江さんが文章を書いているかのようなイメージがありますが、書いておりません。代筆者がいる」と指摘した。
佐藤氏は佐村河内守氏のゴーストライター問題に言及しつつ、堀江氏が執筆していないことを知りながら、イラストを描いたと告白。「絶対に描くべきではなかった。読者に不誠実だった。おわびします」と謝罪している。発行元の徳間書店にも事実を確認したが、「読者への説明をする必要はない」との回答があったという>
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20140308-OHT1T00022.htm
以前、
ビジネス書はゴーストライターが9割 その見分け方・判別方法は?をやっているように、ゴーストライターが書くことは一般的らしいんですよね。ですので、ホリエモンがゴーストライター使っているのも、元少年Aの『絶歌』がゴーストライター使っているってのも、そりゃそうだろうという…。
もちろん良くないことだとは思うので、擁護しているわけではありません。ただ、批判するのであれば、ホリエモンだけ叩く、元少年Aだけ叩くといったものではなく、全体的に変えていくべき…という方向性でしょうね。
●ゴーストライターを使うのは、虚栄心強い人ほど多い傾向がある
堀江貴文さんの場合はどうか知りませんが、以前も紹介した<約9割のビジネス書は、ゴーストライターが書いている>(吉田典史の時事日想:Business Media 誠 2010年05月21日 08時00分)によると、ゴーストライターを使うような人はそもそも虚栄心が強いと言っていました。
<ライターが何度も聞き返していると、虚栄心の強い著者(ゴーストライターを立ててまで本を出す人は虚栄心が強い傾向がある)が怒ることがある。ベンチャーや中小企業の経営者は、他人から何かを言われることに慣れていない。人から仕切られることに抵抗を感じるから、会社を飛び出して創業をしたようなタイプが多い。ライターは、この虚栄心と自己顕示欲の塊とも言える著者を刺激しないようにいかにうまく聞き出すかが、腕の見せどころとなる。>
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1005/21/news008.html●新しい書籍はライターが書いたものとホリエモン本人も明言?
酒鬼薔薇事件の元少年Aの場合は犯行時から劇場型犯罪であり、虚栄心の強いタイプであると思う人も多いかもしれません。ただ、ゴーストライターではなく本人だという方が売れるから…という商業的な理由の方が強そうです。
ビジネス書についても、結局、商業的な理由も大きいでしょうね。ホリエモンの場合も本人が書いたと思わせた方が、売れそうです。ただ、堀江貴文さんの新しい本の場合は「自著じゃない」と明言しているそうです。
“ゴーストライター騒動”の堀江貴文氏「煽りは無視」 | ORICON STYLE(2014-03-12 09:28)という記事が出ています。
<堀江氏出所後の書籍となる『ゼロ』についてフォロワーから「堀江さんの『ゼロ』はゴーストライターが存在するのですか?」という質問には、「ゴーストじゃなくて、普通に最初っからライターさんが聞き書きをするって公表してるよ」と返答。「ニコ生でその過程も全てオープンにしてる。その方が恥ずかしくておもってても自分ではよう書けない事まで書ける」と綴っている>
ただ、アマゾンの
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
のページを見に行ったものの、売り場ページだとライターを使っていることは一見してもわかりませんでした。ここを見る限り、ライターを使っているんじゃなくて本人が書いていると思っちゃいますね。
あと、上記の引用部は、ゴーストライターの件についての堀江貴文さんの反応であり、記事タイトルが「煽りは無視」なのに反応してるのはなぜ?と不思議でした。すると、どうも「無視する」という宣言だったようですね。さらに、以下のように書かれていました。
<この件に関し、フォロワーから「おとつい位から何度も聞かれている事ですし、ブログに書いてみるのはどうですか?」「このままじゃ新刊出る度に言われますよ。本人のブログなら悪意のあるサイトよりSEO的に強いと思いますし」との問いかけに対し、堀江氏は「煽りは無視」と反応>
【本文中でリンクした投稿】
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