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若者は物を買わない…ではなく買えない 収入が減ったという事実


2020/07/24:
●若者の三種の神器が「車、海外旅行、お酒」だった時代は過去の話
2017/03/30:
●若者は物を買わないの嘘 減ったのは物欲ではなく収入、家計調査でもはっきり減少
2015/7/5:
●サラリーマン男性の小遣い、史上2番目の低さ お小遣いの最低はいつのこと?
●消費税や物価の上昇があるので、小遣いは減るが出費は増加する地獄に…
●見かけではない実際の賃金、日本では2年以上低下し続け
●74・1%がアベノミクスの恩恵を感じない…日本生命保険による調査


●若者の三種の神器が「車、海外旅行、お酒」だった時代は過去の話

2020/07/24:"モノを買わない若者"は一体何にお金を使うか 2019年11月28日 11時15分 プレジデントオンラインという記事は、若者の文化や価値観を研究する原田曜平さんが、ミレニアル世代の消費傾向を探り出すという話。

 若者の三種の神器が「車、海外旅行、お酒」だった時代は過去の話であり、イマドキの大学生たちは、バイト収入を何に使っているのかと見る話です。これは座談会形式であり、調査人数が少なすぎて信頼性が極めて低いものです。ただ、とりあえず、以下のようにまとめられていました。

<若者たちの消費対象は、モノから体験へと確実に変わりつつあるようです。(中略)今回の座談会では、新しい体験ができる場や友達と快適に過ごせる場、人間関係の構築など「見えないモノ」に使っているという話が出ました。今後、若者向けの商品やサービスを考えるにあたっては、こうした消費行動を念頭に置く必要があると思います>


●若者は物を買わない…ではなく買えない 収入が減ったという事実

2017/03/30:若者が物を買わなくなったようにみえるのは、価値観自体が変わっているからといった話もうちでは過去にやっています。そういった面があることは否定しません。ただ、その説明だけですと、「若者は物を買わない」論には嘘があると考えられます。

 というのも、そもそも「お金がない」っていうのも紛れない事実のようであったため。家計調査でもはっきり減少が見られるため、「減ったのは物欲ではなく収入である」といった側面もありそうなのです。それが明らかなのが、総務省の家計調査での一世帯当たりの実収入のデータでした。

 二人以上の世帯のうち勤労者世帯では、2000年に月間56万2000円だったのが、2015年には52万5000円まで低下しています。つまり、この15年間で月額4万円近くも収入が減っているんだそうです。より正確にはおよそ3.7万円で、年間にすると44万円くらいのマイナスといった計算になります。(2017/04/05 23時:計算ミスを修正しています)

 というか、これは「若者が」という調査じゃらありませんから、日本人が貧しくなっているってことですね。政府は理由をいろいろとつけて、成果を強調していますが、家庭という単位で見ても所得が減っているのは事実のようです。なお、「実収入」という言い方をしていますが、これはいわゆる税込み収入であり,世帯員全員の現金収入を合計したものだそうです。
(「消費者に価値は正確に分からない」前提に立て:日経ビジネスオンライン 水野 孝彦 2017年2月15日より)

 さらに忘れてはいけないのは、2000年以降に消費税増税のような税金の増加や物価の上昇が起きているということ。これを考慮すると、1家庭あたり月4万円、年間44万円では済まず、もっと大きく減っていると考えられます。

 実質賃金というのは、そういった物価を考慮したもので、これも当然下がっていることがわかっています。ただ、小遣いの金額みたいなものは実質賃金ときちんと連動していないのではないか?と思っていました。ところが、そうじゃなくて、サラリーマンの小遣いも下がっている…というのが、以降の元から投稿していた話になります。


●サラリーマン男性の小遣い、史上2番目の低さ お小遣いの最低はいつのこと?

2015/7/5:サラリーマンの小遣い、過去2番目の低さ - ランチ代は上昇(マイナビニュース6月30日(火)11時0分)によると、新生銀行が、20代から50代の有職者の男女約2,300名を対象に実施した「2015年サラリーマンのお小遣い調査」の結果を発表しました。

 男性会社員の毎月のお小遣い額は、昨年より1930円減少し、3万7642円と1979年の調査開始以降、なんと2番目に低い金額となったそうです。女性会社員も、男性会社員同様に減少。小遣い額は昨年から2244円減少し、3万4468円という数字になりました。

 今年は史上2番目の低さとのこと。では、最低はいつだったのでしょう。1979年の調査開始以降ということで、思ったより昔から調査していますが、きっとリーマン・ショック後など最近の話だろうと予想しました。ところが、違いました。なんと"最低額は1982年の3万4100円"だそうです。はるか昔。最近としては、今年が最低金額ということです。



●消費税や物価の上昇があるので、小遣いは減るが出費は増加する地獄に…

 非常に困ったことに、小遣いが減っているのにランチ代は上昇しています。
小遣い額は減少した一方、男性会社員の1日の平均昼食代は、昨年の541円から601円に上昇。その理由について、消費税や物価の上昇から、外食などの値上げが広がったことによるものと指摘されている。

女性会社員も男性会社員と同様に、昼食代は昨年から上昇し(昨年512円から154円の上昇)、666円となった。

 なお、食べログの調査では、"外食ランチ予算は「700~1,000円」が半数以上。女性の約3割が「1,000円以上」で、予算は男性よりも多い"となっていました。600円台である上記の調査とかなり異なります。
(食べログ、「ビジネスパーソンのランチ事情」調査結果を発表!|株式会社カカクコムのプレスリリース 株式会社カカクコム 2015年6月30日 10時45分)

 ただ、これは平均値ではありませんし、外食への関心が高い食べログユーザーだからこそとも考えられます。"食べログ利用頻度が高いほど、予算も増える傾向"というデータもそれっぽさがあります。

 ですので、"ビジネスパーソンの約3割が外食ランチ派"というのもかなり高く出ているのではないかと。私が会社員時代は、月に1回くらいでしたね。高くつくので、ほとんど外食しませんでした。


●見かけではない実際の賃金、日本では2年以上低下し続け

 最初の方で「実質賃金」の話をしました。賃金が増えたように見えても、インフレなどがあると実際の給料は減っている場合があるため、実質賃金というのは大切です。そして、下記のように現在日本は順調に実質賃金が低下していることがわかっています。
「実質賃金25か月連続減少、5月も0.1%マイナス」 News i - TBSの動画ニュースサイト

 5月の実質賃金が前の年の同じ月と比べて0.1パーセント減り、25か月連続で減少したことがわかりました。

 厚生労働省によりますと、働く人一人あたりの平均賃金を示す5月の現金給与総額は26万8389円で、前の年の同じ月に比べ0.6パーセント増えました。

 ただ、物価の上昇を考慮した5月の実質賃金は速報値で、前の年の同じ月に比べて0.1パーセント減り、25か月連続の減少となりました。(30日11:17)

 ですので、実質的な小遣いが低下するというのであればわかるのですけど、見かけの小遣いまでが減って、しかも近年では最低というのは驚きでした。

 何でかな?と一応推測してみると、景気の実感が報道で言われている以上に悪く、財布の紐を締めているという可能性がありそうです。

 一方で、高級品が売れるみたいな景気の良いニュースも多いんですけどね。富が偏在化が進んでいるといった問題もあるのかもしれません。


●74・1%がアベノミクスの恩恵を感じない…日本生命保険による調査

 以上で終わっていたのですが、下書き後に以下のような記事を発見したので追加。
アベノミクスの恩恵7割感じず 2015年 07月03日 18時59分 提供元:共同通信

日本生命保険は3日、今夏のボーナスに関するアンケートの結果を発表した。平均支給額は前年比0・1%増の59万4千円となった。ただ「アベノミクスの効果」への問いには7割が「感じない」と答えた。

 ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次チーフエコノミストは「アベノミクスの恩恵が、幅広い層のボーナスにまで広がっていないことを示しているのではないか」と指摘した。「感じない」は74・1%、「感じる」は10・6%だった。

 賃金を上げてしまうと単年度の影響では済まないため、賃金はほとんど上がっていないという記事を読みました。ボーナスは一時的なのでそれに比べると上がりやすい方なのですけど、それでも上記のような微妙な感じです。小遣いが下がってしまうのは必然かもしれませんね。 


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