何で見つけたのか忘れましたが、
「伝える」を「伝わる」にするだけで、ヒット商品が生まれるという考え方 | ライフハッカー[日本版](印南敦史 2014.07.29 07:30 am)がおもしろかったです。
●商品がほしくなるキャッチコピー
ヒット商品の生み出し方だそうですが、それよりかは、何の変哲もない商品を売り込むには?という宣伝手法の話と言った方が良さそうな内容。すごい商品の作り方を教えているわけではありません。
『
伝わっているか?
』(小西利行)という本がベースの話みたいですね。
『
伝わっているか?
』のアマゾンを見ると、5つ星のうち 4.4。満点ではないですが、レビューが38もあることを考えるとかなり好評な感じ。
「伝える」≠「伝わる」 ということが、しみじみと理解できる!
投稿者 ドットちゃん 投稿日 2014/6/18
第一線で活躍し続けるコピーライターによる、物語仕立てのコミュニケーションメソッド集。
数多のビジネス書とは比較にならないほど読みやすく、面白くて、かわいらしいけれど、ひとつひとつのメソッドはいちいち深いところにある本質で、思わずハッと我が身を振り返っては絶句してしまいます。
また、一般のビジネス書にありがちな、頭でっかちな「理論・理屈」だけでなく、読み手に「伝わる」よう細部にまで尽くされたアイデアと配慮は、本に書かれているメソッドの体現・実践の形そのもの。
・・・これがコミュニケーションのプロのお仕事なのだなぁと、感動しました。
●キャッチコピーのコツ1「だけしか」
最初の記事から。ポイントの一つ目は「だけしか」です。悪い例を良い例に変えるという見本がついているのがわかりやすいです。
・「いまだけ」「ここだけ」「あるだけ」「これしか」「あなたしか」など、限定することによって、当たり前のものを欲しいものに変える。普段知っているものでも、人・場所・時間を限定すると「特別なもの」になる。
・特に「旬」は、日本人にはよく効く限定。
× こだわりのハンバーグ → ○ 1日10皿限定。こだわりのハンバーグ
× 人気の旅館 → ○ 1日3組だけしか泊まれない旅館
× 特別セール → ○ 特別セール。お一人様、1つまで!
●キャッチコピーのコツ2「「選ばれてマス!」
ポイントはもう一つ。
・人は迷ったとき、「みんなに選ばれているなら、安心だろう」と考えるもの。
A 信頼のおける人に選ばれてマス!
B 周りの人に選ばれてマス!
C 世の中に選ばれてマス!
× 全米が泣いた、感動ムービー! → ○ 店長のおすすめ! 自分史上最高に泣いた映画でした!
× ねえパパ、ウチの子も塾に行かせましょう。 → ○ ねえパパ、ウチの子も塾に行かせましょう。行ってないのウチだけだって。
× この店、評判らしいぜ。行ってみない? → ○ この店、評判らしいぜ。食べログで4.2なんだ。行ってみない?
●“伝える"だけのコピーなんて、コピーじゃない!
最初の『
伝わっているか?
』(小西利行)のアマゾンの関連商品で『
ここらで広告コピーの本当の話をします。
』 (小霜 和也)が目につきました。こちらは5つ星のうち 4.5 で高いですが、レビューは17件とさっきより少ないです。でも、17人なら多い方ですけどね。
内容紹介
コピー1本で100万円請求するための教科書。
コピーライター志望者、若手コピーライターに知ってもらいたい本当の話。
“伝える"だけのコピーなんて、コピーじゃない!
著者は、広告キャンペーンでプレイステーションの全盛期をつくり、いまなお最前線で活躍するクリエイター・小霜和也氏。
コピーライティングというビジネスの根底を理解すると、効果的なコピー、人を動かすコピーが書けるようになる。
広告とコピーに関わるすべての人に役に立つ、いままでにないコピーライティングのビジネス書。
ただ、レビューを見ただけだとキャッチコピーのヒントにはならず。好評さは伝わりますが…。
誰も教えてくれなかった本当の事がわかりやすく。
投稿者 さりゅ 投稿日 2014/12/15
今まで誰も教えてくれなかった、コピーって一体何なのか?広告って一体何なのか?
そんなそもそものところからを気持ち良いくらいズバっと解説。
腹落ち感が半端ありません。
同時に自分のダメさをえぐられるような、耳の痛い文章も多かったです。。
●広告の基本は幸せMAX
これで終わったらあんまりだなと思ったので、小霜和也さんの名前で検索。それっぽい記事が出てきました。
以下の小霜和也さんのプレゼンテーションでは非常にわかりやすい話が出ています。嘘っぽくなくて良い例だと思いました。
伝授!これが「自前広告コピー」の作り方だ 小霜和也、本田哲也が語る広告の今(上) 東洋経済オンライン / 2015年2月11日 8時0分
中小企業や自営業の方が自前広告をどう作ればいいのか。大事なのは「心と技」です。なぜなら商品やサービスは、“誰かを幸せにするためにある”から。広告の基本は、商品・サービスを得たターゲットの“幸せMAX”を描くことと心得ましょう。
例をあげます。先日、広告代理店時代の先輩が会社を辞め、整骨院を開業すると言いだし、大変驚きました。ただ、詳しい話をきくと納得できるところがありました。
先輩は大のゴルフ好きで何歳になってもゴルフを楽しみたいとのこと。そこで色々研究した結果、整骨に運動力学をプラスし、ケアすることでその願いがかなうというのです。このサービスをはじめれば、自分だけじゃなく色んな人の身体をケアすることができて、みんなが生涯ゴルフを楽しめるのだ、と。
「誰を、どのように幸せにしたい?」が明確ですので、クリエイティブはそれをそのまま描いてあげればいいんです。
80歳。
シングルプレーヤーですが、何か?
生涯スポーツのための整骨があります。
これは、整骨院のおかげで80歳を過ぎてもゴルフができる喜びを言葉にしています。「サービスと、それによるターゲットの喜び」をコピーにしてあげれば広告は一丁上がりですね。
●コピーライターのテクニックを付加する
上のコピーでもういいんじゃないかと思いますが、上記は「心と技」のうちの「心」のみ。「技」を加えた例は以下です。
・事象をネーミングする手法
「ナイスショット爺さん」
になりましょう。
生涯スポーツのための整骨があります。
・ターゲットが欲しいと思うストーリーを描いたもの
わしがクラブを握ると
みんなが笑った。
しかしボールを打った途端……
最後のものはちょっとわかりづらいですね。「笑った」は良い笑いではなく、「こんな爺さんがゴルフなんてできるか」という悪い笑いです。
このコピーは「広告史に残るアメリカの音楽スクールのコピー」のパロディ。「過去の事例を知るのも技を磨く一つの手」とのことでした。
●成功するPRのキーワードは「おすみつき」
もう一人の参加者の本田哲也さんからは「おすみつき」の話がわかりやすいと思いました。ただ、"マスコミや専門家など、自分以外の第三者のお墨付きをもらう"といった極めてシンプルな説明のみ。
しかし、これは最初の記事の"キャッチコピーのコツ2「「選ばれてマス!」"と、繋がるものがあると思いましたので取り上げました。
・キャッチコピーのコツ2「「選ばれてマス!」
A 信頼のおける人に選ばれてマス!
B 周りの人に選ばれてマス!
C 世の中に選ばれてマス!
こうやって共通する部分があるというのは、それだけ重要性が高いのだと思われます。
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