2015/7/15:
●97%の企業採用担当者が影響すると回答の第一印象を決めるものは?
●面接も結局顔と外見とコミュ力?志望動機・履歴書はほぼ無関係
●実は履歴書って全然見ていないんだよね!ネットで暴露する面接担当者
2020/02/08:
●人に対する評価はほとんど第一印象だけで決まっている!研究で判明済み
●97%の企業採用担当者が影響すると回答の第一印象を決めるものは?
2015/7/15:本来は望ましいことではない…と思われるものの、アンケート結果がそうなったので仕方ないな…という残念な話が、
志望動機や学歴より○○が大切!97%の採用担当者が重視する採用条件とは? Woman Insight / 2015年1月20日 11時30分(いしかわちえ)という記事にありました。
アンケートは、株式会社ジェイアイエヌが、企業採用担当者100名と、昨年5月に就職活動を終えた直後の大学生・大学院生100名に、第一印象が面接の採否に及ぼす影響について調査したというもの。まず、採用担当者の97%の人が第一印象が“影響する”と回答したとのことでした。これは、まあ、想定通りではあるでしょう。
ただ、問題は、「第一印象を決定づける要素」の内容です。勘違いして書き始めてしまいましたが、よく読んでみると、「第一印象が影響する」というだけで、「第一印象だけで決定する」とは言っていませんでしたけどね。
とりあえず、この「第一印象を決定づける要素」では、本来ならそっちを重視した方が良さそうな、志望動機・履歴書・学歴の影響が薄くなりました。
「志望動機」(23.0%)
「ES・履歴書の内容」(13.0%)
「学歴(9.0%)」
●面接も結局顔と外見とコミュ力?志望動機・履歴書はほぼ無関係
では、「第一印象を決定づける要素」として、何が高かったか?と言うと、いわゆるコミュニケーションに関する部分です。
「話し方」(85.0%)
「表情」(68.0%)
「会話の内容」(64.0%)
また、タイトルで取り上げた「外見」というのも57.0%であり、かなり大きくなっています。この「外見」についてさらに以下突っ込んで聞いています。男女で分けているものの、「顔」がトップで数字はほとんど変わりありません。
◆面接時に女性の外見で第一印象に残りやすい部分はどこですか?
1位 顔 67.0%
2位 化粧 47.0%
3位 髪型 44.0%
4位 服装・ファッション 44.0%
5位 体型・スタイル 41.0%
その他 13.0%
◆面接時に男性の外見で第一印象に残りやすい部分はどこですか?
1位 顔 66.0%
2位 髪型 49.0%
3位 服装・ファッション 44.0%
4位 体型・スタイル 41.0%
5位 化粧 3%
その他 14.0%
先程の「外見」(57.0%)に男性の「顔 66.0%」をかけた場合でも、37.6%。「志望動機」の23.0%を上回ります。飽くまで「第一印象では」というものですが、「志望動機」よりも「顔」が重視されるという残念な結果になりました。
●実は履歴書って全然見ていないんだよね!ネットで暴露する面接担当者
面接全体で志望動機・学歴より顔などの外見を重視するのだと勘違いして書き始めたので、読み直して間違いに気づいた後は、最初ほど「けしからん」という気持ちはなくなりました。飽くまで「第一印象」に占める影響度ですからね。その後には、志望動機・学歴といった影響度が強くなるかもしれません。
ただ、「ES・履歴書の内容」(13.0%)が第一印象への影響が少ないってのはやっぱり変だと思います。当人に会うより先に履歴書やエントリーシートを見ているのでから、本来はもっと影響を及ぼして良いはずです。これは企業側がちゃんと履歴書やエントリーシートを見ていない証拠では?と思います。
実を言うと、たまに採用側で「実は履歴書って軽くしか見ていないんだよね」とネットで告白している人も見かけるんですよね。さすがに複数の面接官がいるタイプだと思いたいですけど、それどころか全く見ないで面接に臨むという人すらいるようです。
志望者が多数いる企業の場合はじっくり見るのが不可能(そもそも選別を外注することがあります)なのはわかるんですけど、学生側には厳しく求めるくせに、自分たちには甘くって何か感じ悪いですね。
●人に対する評価はほとんど第一印象だけで決まっている!研究で判明済み
2020/02/08:見直ししていて、一般的な第一印象に関する研究について思い出しました。
歴代首相の身長ランキング 背の高い、低い意外な総理大臣 野田佳彦・麻生太郎・鳩山由紀夫・小泉純一郎・安倍晋三などで紹介した実験の話です。
授業風景を撮影したビデオを大学生に見せて、その教師が有能かどうかを判断させるという実験。それを1学期終了後の評価と比べてみると、ほとんど違いがないことがわかりました。このビデオは実を言うと音声すらなく、また、わずか2秒といった短いものでも実験を行っています。しかし、同じ結果になるのです。
つまり、我々が人に対して行っている評価というのは、ほとんど第一印象だけであり、その他の本来必要な要素はほとんど考慮されていないということ。実を言うと、面接そのものが就職後の業績とほぼ無関係なことも判明しているのですけど、それは顔や外見といった第一印象だけで決めているから…といった理由もあるのかもしれません。
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