飽くまでジョークなんで宗教関係者の方は許してほしいのですが、「ビールが神や宗教より優れている10の理由」というのをブックマークしていたのが出てきました。

●「ビールが神や宗教より優れている10の理由」
10. ビールを飲まないという理由で誰もあなたを殺しはしない
9. ビールはSexを制限したりしない
8. ビールが原因で大きな戦争になったことはない
7. まだ自分のことを考えられない未成年者に、ビールを強制的に飲ませることはない
6. ビールを飲み始めたら、そのビールをあげるために誰かの家のドアをノックすることはない
5. ビールブランドのために、焼かれたり、首を吊られたり、拷問を受けたりすることはない
4. 2本目のビールを飲むのに二千年以上とか待たなくてよい
3. ビールのラベルには、虚偽の表示をしてはいけないという法律がある
2. ビールを持っているということを証明できる
1. ビールに一生を捧げようとしても、それを思い留まらせようと助けてくれるグループがいる
ビールが神や宗教より優れている10の理由:らばQ 2008年05月23日 11:00
●争いを生む宗教への風刺
飽くまでジョークと書いたものの、結構優れた風刺になっている部分、考えさせる部分があります。たとえば、宗教による争いを批判したもの。以下のあたりがそうです。
10. ビールを飲まないという理由で誰もあなたを殺しはしない
8. ビールが原因で大きな戦争になったことはない
5. ビールブランドのために、焼かれたり、首を吊られたり、拷問を受けたりすることはない
宗教戦争 - Wikipedia
宗教戦争(しゅうきょうせんそう)は、宗教上の問題が原因で生じた戦争。必ずしも宗教上の対立のみではなく、政治的な利害も複雑にからみ、深刻な争いとなった。同国民同士が血を流して争いあう宗教戦争への反省から、西ヨーロッパでは政治と宗教の分離が進められるようになった。(中略)
現代の宗教戦争
イスラエルと周辺アラブ諸国とで戦われた中東戦争および以降のパレスチナ武装勢力との紛争は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地であるエルサレム・ヘブロンなどの帰属問題が絡んでおり、宗教戦争の色彩も強い。元々、イスラエル建国以前にパレスチナに土着していたユダヤ人は民族的にはパレスチナ人とほぼ同じであり、信仰する宗教の違いで区別されていた経緯もある。
2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降、アメリカは同盟国に呼びかけて対テロ戦争を継続しているが、最近では中東地域の民主化というスローガンも掲げている。2004年のイラク戦争は、その典型である。中東には同じイスラム教を信仰している観点から、義勇軍として多くのイスラム教徒がイラクの支援に向かい、また、反米運動が各地で展開されるようになった。現代ではこのようなイスラム教徒と非イスラム教徒の対立の構図が少なからずとも見られるようになり、「文明の衝突」とも呼ばれている。
ただし、イスラムテロ問題は宗教的な要因だけではないでしょう。すべてを宗教のせいにして単純化してしまうのも問題です。
あと、禁酒法絡みでは死者は出たよなと思ったので検索。これは酒のためというよりかは、カネのための可能性もありますけどね。
アメリカ合衆国における禁酒法 - Wikipedia
アル・カポネとその敵対者バグズ・モランなどのシカゴの最も悪名高いギャングの多くは違法なアルコールの売り上げを通して何百万ドルもの大金を稼いだ。窃盗や殺人を含む犯罪の多くは、シカゴやその他の禁酒法に関係する犯罪と関わっていた(ギャングの平均寿命が禁酒法施行前は55歳だったが、施行後には38歳にまで下がった。FBIの禁酒局捜査官もギャングとの銃撃戦で500名もの殉職者を生み、市民やギャングも二千人以上が死亡したと言われている)。
なお、"禁酒法に与する勢力は1840年代から1930年代への州における地方政治の重要な勢力であり、民俗宗教的な性格を持っていた"そうです。賛成派・反対派とも宗教が関わっています。どっちかと言うと、反対派が多いんですかね?
・禁酒法賛成派の「ドライ」 ― 主に敬虔なプロテスタントの宗派、特にメソジスト、北部バプテスト大会、南部バプテスト連盟、長老派教会、ディサイプル教会、クエーカーとスカンジナビアのルーテル教徒
・禁酒法反対派の「ウェット」 ― 主に一部のプロテスタント(米国聖公会、ドイツのルーテル教会)とローマのカトリック教会
●キリストの再臨
以下はどういう意味かな?と最初悩みました。
4. 2本目のビールを飲むのに二千年以上とか待たなくてよい
最初「神や宗教より優れている」ではなく、「宗教より優れている」と誤解していたので、話が合わないと思いました。でも、「神」もアリなら「神に再び会うのに2000年以上待っている」という意味で行けそうですね。まだいらっしゃっていないようですが、キリストさんには再臨のご予定があります。
再臨 - Wikipedia
再臨(さいりん)とは、キリスト教神学の用語。復活し、天に昇ったとされるイエス・キリストが世界の終わりの日に、キリスト教徒を天へ導き入れるため、また、世界を義をもってさばくために、再び地上に降りてくることである(中略)
再臨の概略
過去において、異端の集団、過激な人々、熱狂的な信仰者が再臨の時を予測し、社会的な混乱を巻き起こした時があったが、キリストのことばによると、再臨の時は父なる神のみが知る事項で、子なる神であるキリストも御使い(天使)も知るところではない(マタイ24:36)。それゆえ、再臨が近いことは前述のしるしに鑑みて確かではあるが、その時を予言・予測することはできない、また、してはならないとされている。「人の子(キリスト)は思いがけない時に来るのですから」(マタイ24:44)。
●宗教は嘘だらけという批判
以下のあたりはストレートな皮肉。
3. ビールのラベルには、虚偽の表示をしてはいけないという法律がある
2. ビールを持っているということを証明できる
「ビールのラベルには、虚偽の表示をしてはいけないという法律がある」というのは、宗教が嘘だということ。「聖書は世界一売れているフィクションだ」というジョークもあります。
でも、これで揉めるんですよね。過去に
聖書は誤りがない神の言葉 フィクションに分類したコストコ炎上というのを紹介しています。
また、「ビールを持っているということを証明できる」は神の存在を証明できないという話でしょう。これも熱心な信者とは揉めそうな話。

●宗教の勧誘に対する批判
宗教を信じるのは自由だと思いますが、全く擁護できないのが宗教の勧誘活動です。これは非常に迷惑をかけています。これに対する批判もありました。
7. まだ自分のことを考えられない未成年者に、ビールを強制的に飲ませることはない
6. ビールを飲み始めたら、そのビールをあげるために誰かの家のドアをノックすることはない
まあ、子どもにお酒を勧める人というのは実際にはいるもので、私は友人のおじさんに勧められて非常に困ったことがありました。未成年者同士でも「お前、酒も飲めないの?」と勧める人がいますね。
ここまでは宗教への批判めいたものでしたが、宗教への入信を勧めないと同時にお酒に対する批判になっていて、自虐的で見事だったジョークが最後のものです。
1. ビールに一生を捧げようとしても、それを思い留まらせようと助けてくれるグループがいる
お酒も宗教もハマりすぎると周囲の人へ迷惑をかけることがありますので、その点は忘れずに。
関連
■
聖書は誤りがない神の言葉 フィクションに分類したコストコ炎上 ■
ローマ教皇(法王)の死亡判定法「頭を銀のハンマーで三回たたく」 ■
ゴッドファーザー3が評価されなかった理由 キリスト教のタブーに触れたせい? ■
救世軍少佐「クリスチャントゥデイは統一教会」で訴訟 結果は? ■
サンタクロースはなまはげだった ドイツの黒いサンタ(ブラックサンタ) ■
マネーロンダリングでお馴染みのバチカン銀行 結局、法王は存続を決定 ■
文化・芸術・宗教・海外との比較についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|