<不倫出会い系サイト アシュリー・マディソンで情報流出の大惨事>、<やばい!ラブホテル検索サイトで情報漏えい、一番大事な日に停止>、<アシュレイ・マディソン情報流出 セレブ,軍人,IBM・アップル社員などが多数登録と判明>など、浮気や不倫などの話をやっています。
●不倫出会い系サイト アシュリー・マディソンで情報流出の大惨事
2015/7/22:これ、大惨事でしょう…。ある意味一番流出しちゃマズいサイトの個人情報が流出しました。NHKの記事"既婚者向け出会い系サイト 個人情報流出か"では具体名を出していませんが、画像でアシュリー・マディソン(日本ではアシュレイ・マディソンとも表記)とわかります。
<不正アクセスを受けたのは、既婚者向けのインターネットの出会い系サイトを運営するカナダの会社のコンピューターシステムです。
このサイトは2001年にサービスを開始し、このサイトによりますと、世界52か国で3700万人以上が利用しているということで、日本語のサイトも運営されています。
カナダのメディアなどによりますと、ハッカーが、この会社に登録されている3700万人以上の名前や住所などの個人情報を盗み出し、そのうち数百人分の個人情報をインターネット上に公開し、会社は、この情報を削除する作業に追われているということです。
不正アクセスしたハッカーとみられる人物はインターネット上にコメントを出し、個人情報を盗み出したことを認めたうえで、「公開したのはほんの一部で、顧客をだまして金をとる、このようなサイトを即時に閉鎖しなければ、すべての顧客の名前や経歴、写真などを公開する」としています>
●アシュリー・マディソンは悪徳サイト?批判されるビジネスモデル
攻撃を認めた犯人に、「顧客をだまして金をとる、このようなサイト」などと言われてしまっていたのは、アシュリー・マディソンのビジネスモデルにいろいろと問題があるからかもしれません。攻撃を正当化できるわけではないんですけど、アシュリー・マディソンもかなりの悪っぽいんですよね…。
・2人の会員による会話のために、会員の1人(ほとんどの場合男性会員)が会話をするために5クレジット払う必要がある。ユーザーが「アシュリーの天使」機能のオプトアウト方法を知っている限り、サイトの利用条件ではサイトにまだ支払っていないユーザー(ゲストアカウント)は架空のプロフィール(目立つように識別されない)からコンピュータ生成のメッセージを受け取ることになる。これに対応するのにお金がかかる事があり、サイトではエンタテインメントを提供するための機能だとしている。
・アカウントの削除も有料だが、無料で非表示にすることができる。
上記のうち後者は「不倫出会い系サイトの情報を削除したい?それなら金を払え!」というビジネスモデル。たとえ有料であっても削除してもらいたいという心理にうまくつけ込んでいます。そして、削除してもらいたいような情報であるというのは、今回の件が大惨事だという理由でもあります。不倫しているとバレるとたいへんなことになりますからね。えらい情報を盗まれてしまいました。
このように絶対に知られたくない情報であるがために、犯人に情報を公開されてしまうというのは、もちろんマズいです。それだけでなく、この個人情報は犯罪者には垂涎ものだというのもあります。だって、簡単に脅迫することができますからね。悪用されやすい情報です。
●ひどい!実は有料で「完全削除」しても情報は削除されていない
もう少し検索すると、NHK以外でも報じていました。「従業員ではないが、我々の技術的業務に関わった人に違いない」として、ハッキングは内部の犯行と見られているとのこと。そして、盗まれた情報の中にはクレジットカード情報や住所・本名のほか、個人の性的嗜好まで含まれていたとされています。
この記事
「人生一度。不倫をしましょう」の不倫・浮気サイトがハッキングされ個人情報3700万人分がダダ漏れに - GIGAZINE(2015年07月21日 12時00分00秒)を読んだらひどいこと書かれていました。前述の有料での「完全削除」なのですけど、「完全削除」じゃないじゃん!という内容だったのです。
<>Ashley Madisonには19ドル(約2300円)でプロフィールの
「完全削除」を行う機能があるのですが、この機能を使っても実際のところ情報はデータベースから完全に消えないため、削除されたユーザーも含めた、2014年からのユーザー情報がハッカーの手に渡っているものと見られています>
コンセプトから運営に至るまで何から何までひどいサイトですが、ジョエル・エリクソンCTOが「Avid Life Mediaはこれからも厳格で安全なビジネスを続けるでしょう」と語っている事からも、ウェブサイトなどの閉鎖などはない模様。そういう性格の人たちじゃなきゃこういう商売は始めませんわね。安定のクズクオリティです。
なお、日本人の利用者について検索すると、100万人だとか180万人だとか言われています。日本人でもかなりの利用者がいますね。今回の件は不倫・浮気という話題ですので、ざまぁ!とか自業自得とかと感じる人が多いかもしれませんが、当人らは気が気でないことでしょう。
●やばい!ラブホテル検索サイトで情報漏えい、一番大事な日に停止
2020/01/21:アシュリー・マディソンでも日本人がたくさん利用していたようですけど、今度は日本のラブホテル・レジャーホテル検索サイト「ハッピーホテル」の会員情報が漏えいした可能性があると発表されていたと知りました。USEN-NEXT HOLDINGS傘下でホテル管理システムなどを手掛けるアルメックスが運営しているサービスだそうです。
漏えいした可能性があるのは、メールアドレス、ログインパスワード、ハンドルネーム、誕生日、性別、都道府県市区町村までの住所のみ。報道時点では氏名、市区町村より先の住所、電話番号、クレジットカード情報、ホテルの予約者情報の漏えいは確認していないとのこと。
原因は2019年12月22日ごろに発生したサイバー攻撃で、システムの脆弱性が狙われた模様。また、これにより、12月24日にサービスを一時停止することに。ラブホテルはクリスマスイブが稼ぎ時でしょうから、最も需要があるときにサービス停止だったと思われます。攻撃した人は狙ってやったのではないか?と言われていました。
●不倫サイト登録企業ランキング アップル社員などが多数登録と判明
2015/8/28:ここから、<アシュレイ・マディソン情報流出 セレブ,軍人,IBM・アップル社員などが多数登録と判明>というタイトルで投稿していた話をまとめ。「アシュリー・マディソン」と「アシュレイ・マディソン」の表記ブレがあり前半の話では、「アシュリー・マディソン」を採用していました。
しかし、今検索してみると、報道は「アシュレイ・マディソン」で統一された感じ。何だか悔しいです。…それは良いとして、アシュレイ・マディソンの続報。とうとう犯人が情報がたくさん公開し始めたようで、問題が大きくなっています。
アシュレイ・マディソンに登録しまくっていたテクノロジー企業のランクが公開!アップルも 2015年8月26日 20時13分 iPhone Mania(kihachi)などの記事が出ていました。
「アシュレイ・マディソンの人気が高いテクノロジー企業ランキング」(Business Insider調べ)
1位 IBM 311
2位 HP 160
3位 Cisco 92
4位 Apple 63
5位 インテル 91
6位 マイクロソフト 48
7位 サムスン 47
8位 SAP 30
9位 オラクル 28
10位 クアルコム 15
アシュレイ・マディソンは日本の登録者も相当いたんですが、海外サイトですから海外と比較すると極めて少ないです。ですので、ランキングしている企業は海外で売れている企業、特に英語圏で活躍している企業でしょう。日本にはそういう企業はありませんので、心配ありません。
記事では従業員数と比較して、IBMが特に多く、ヒューレット・パッカードとアップルは同程度としていました。ところが、これには注意が必要です。以下のような理由により、正確なデータとは言い難いところがあるといいます。
<Business insiderによれば、アシュレイ・マディソンはメールアドレスによる認証が行われない仕様となっているため、適当な架空のメールアドレスを入力しても登録が可能とのことです。そのため約3,640万人の会員のうち、3分の1がフェイクのメールアドレスだそうです。したがって、ここに列挙されているうちの何人かは、企業内に実在しない人物かも知れません>
●軍人、政府関係者、警察官の登録者も判明 米軍では調査が進行
別記事
アシュレイ・マディソン不倫情報流出で晒された人々の様々な「昼の顔」|ビジネスモデルの破壊者たち|ダイヤモンド・オンライン(瀧口範子 [ジャーナリスト] 2015年8月27日 )によると、スポーツ専門ケーブルテレビ局のESPNなんかは、"100人以上の同社員が登録していたと伝えられている"とのこと。
さらに、"登録ユーザーにはセレブも少なからず含まれていた"としていました。他にも、"大学教授、教員、ジャーナリスト、弁護士、イギリスの議員なども、明らかにされた登録ユーザーとして挙げられている"ようです。
"タブロイド新聞や女性週刊誌などはしばらく話題に事欠くことがないはずだ"としていたように、この情報流出騒動はしばらく尾を引くと思われます。ただ、有名人の場合は、前述のメールアドレスの件のように嘘ということもあるかもしれません。SNSでは、有名人のなりすましアカウントやイタズラがよく見られました。
タブロイド新聞や女性週刊誌などというのは、まるっきり好奇の視線なわけですが、前半で「ある意味一番流出しちゃマズいサイトの個人情報が流出しました」と書いたように、当人たちにとっては洒落になっていません。
"米軍の軍事司法統一法典では姦通が犯罪と見なされることもあり、現在調査が進められている"ということで、特に軍関係者はヤバそうでした。何と"陸軍関係者が6700人、海軍は1600人"も登録していたとのこと。さらに、"バージニア州政府関係者が104人、国土安全保障省のお役人も45人いた"という話。こういうお固いところでは特にダメージが大きそうで、既に報じられている2件の自殺のうちの1人は、テキサス州の警察署長だと言います。
前回は脅迫材料としても一級品といったことを書きましたが、これまた既に"登録ユーザーに対する嫌がらせや脅迫事件も起こっている"とのこと。今後、まだまだ被害が拡大しそうです。
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