●米国版マネーの虎でエアカー(空気自動車) に投資 実現度は高い?
2015/7/29:
倒産続出マネーの虎 人気で海外バージョンも次々と制作・放映で書いたように、海外で大ウケだったマネーの虎。その米国版に関するニュースがありました。今回報じられた米国版マネーの虎は『Shark Tank(シャーク・タンク)』という名前で、米ABCのテレビ番組です。
ただし、
米国版『マネーの虎』で、圧縮空気を動力とするクルマが約6億円の投資を獲得 - Autoblog 日本版( By Autoblog Japan Staff 2015年05月13日 11時30分)によると、直接日本のマネーの虎に影響を受けたわけではないようで、"日本のテレビ番組『マネーの虎』の米国版と言えば分かりやすいだろうか?"という説明の仕方でした。
記事自体は、Zero Pollution Motorsというベンチャーが"500万ドル(約6億円)の投資を獲得した"というもの。圧縮空気を動力とするクルマは、「AIRpod」という名前だそうです。
冷却された圧縮空気が入ったタンクが温められると、空気がピストン・エンジンのシリンダーに流入する、という仕組みを利用して走る圧縮空気車だ。この動力源から唯一発生するものは空気なのだが、AIRpodに搭載されたフィルターを通過するため、取り込んだ空気よりもきれいになって排出されるという。最高速度は50mph(約80km/h)で、航続可能距離は80マイル(約129km)とのことだから、都市部用のクルマとしては十分だ。環境問題に特化したメディア『Treehugger』によると、タンクの充填は、ごく普通のガソリンスタンドにあるようなコンプレッサーを使って5分以内で完了でき、その際の費用も約2ドル(約240円)で済むそうだ。
(中略)同社によれば、今年後半には米国で販売を開始したいとのこと。販売予定価格は10,000ドル(約120万円)となっている。
●圧縮空気車, エアカー, 空気自動車などの呼び名
検索すると、普通にWikipediaに項目がありました。既に1ジャンルとしてあるみたいですね。
また、「圧縮空気を動力とするクルマ」の呼称はいろいろとあるようです。
圧縮空気車 - Wikipedia 最終更新 2015年2月6日 (金) 13:11
圧縮空気車 (compressed air car) は、圧縮空気を空気エンジンの動力とする圧縮空気推進の自動車である。単に空気自動車 (air car) とも。走行中に空気以外の排気ガスを出さない。
ただし、エアカーと言った場合は、空飛ぶ車を指すことが一般的ですので注意が必要です。
スカイカー - Wikipedia
スカイカー(skycar)とは空を飛行可能な自動車のことである。単に空飛ぶ車とも。英語では浮上可能な自動車全般を指してflying carと表現される。この中には空陸両用の軽飛行機との見方ができるものも含まれている。
また、SF作品などに登場する空気の力で浮上する車はエアカー(aircar)とも呼ばれる。ただし、エアには「空中」、「空」という意味もあるので、浮上が空気によるものとは限らずスカイカーと同義で使われる場合もある。
●既に開発が進んでいる空気自動車
また、項目ができていたことでもわかるように、既に"タタ・モーターズ(インド)、MDI(フランス)を含む複数の企業で、試作車の開発が推進されている"とのこと。ただ、これはそれだけ実現度が高いという言い方もできるかもしれません。
それから、さっき"空気がピストン・エンジンのシリンダーに流入する"という説明がありました。このしくみ自体は普通の車といっしょだと思います。Wikipediaでは以下のような説明。
内燃機関のガソリンエンジンやディーゼルなどの動力は、燃料と混合して燃焼により膨張したガスでピストンを駆動させることにより発生する。対して空気自動車の動力は、タンクに貯蔵した圧縮空気をそのまま膨張させることにより、ピストン、あるいはタービンを駆動させることにより発生する。
圧縮空気を貯蔵するタンクに関しては、すでにISO規格が存在する(ISO 11439[1])。それによると、軽量化のため炭素繊維が用いられ、30MPaの圧縮空気を貯蔵することが求められる。
ガソリンやディーゼル燃料と同規模の単位体積あたりのエネルギーを貯蔵する場合、供給圧力が最初と最後で大きく変動するので、電気自動車と同じようにレギュレータを必要とする。
Wikipediaでは、"高圧空気タンク、エンジン、コンプレッサーなど必要な部品はすでに市販品で長い実績のあるものが存在しているため新しく技術開発する必要がなく、開発製造が容易である"として、"既存技術の組み合わせだけで実現できる"と説明されていました。
ということで、このベンチャー企業が唯一のものではないようです。
ただ、電気自動車なんかも参入障壁が低く、既存の自動車会社を脅かすことができると言われていましたし、実際そうなっています。
トヨタのプリウスを潰すのは、イーロン・マスクのテスラか?のテスラは、既に既存自動車会社から警戒される存在になっていますからね。
空気自動車でも同様にベンチャーが付け入る隙があるかもしれません。
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